解説
赤い肌をした髭を蓄えた大男で閻魔帳にある情報を基に天国行きか地獄行きかの判決を下す。
服装は一般的な閻魔大王のイメージとは違い公務員の様な白いワイシャツとネクタイ。
地球の神など各惑星の神々の上の立場に立つ。初登場はサイヤ人編。
人物
厳つい外見とは裏腹に性格は状況に応じて対応を変える融通の利く人物。生前に多大な善行を行ったものには死後も肉体を提供、極悪人のダーブラを「地獄に行くと逆に喜ぶ」という理由で天国行きにする、悟空の願いを聞きブウを地獄行きではなく転生させるなどの描写が見られた。
かつて蛇の道を渡り切り北の界王の弟子だったという過去を持つ。
悟空が蛇の道を渡り切るまで一億年の間で蛇の道を渡り切った唯一の人物。
北の界王の他に占いババとも知り合いであり、ベジータを地球に送り出す際には彼女の力を借りている。
能力
戦闘力はラディッツより強いが北の界王よりは劣る。しかし死者の魂への絶対の権力とあの世を司る能力により、セルなど戦闘力では格上の存在でも地獄送りする事が可能。また逆になんらかの理由でその力が発揮できなくなると世界の法則が狂い、地獄の死者があの世から蘇るなどの現象が起こる。
劇場版やドラゴンボールGTで、前者は閻魔界が結界で封印されてしまったため、後者はドクター・ゲロとドクター・ミューの策略によってあの世とこの世が繋がってしまい、更にドラゴンボールのマイナスエネルギーが影響が出てしまったため。
余談
サイヤ人編にて地球の神が悟空に対して「閻魔大王より界王の方がすごいんだ」と言った際に、閻魔大王は「おまえが死んだら地獄に落としちゃおうかなー」と冗談交じりに述べている。
以後の展開では神やピッコロが死ぬ描写があったものの地獄に落ちた様子はない。
しかしドラゴンボールGTにおいては、天国にいたピッコロが地獄に落とされた悟空と合流するために暴挙を働いて閻魔大王の怒りを買うという展開が描かれた。結果、ピッコロは地獄へと落とされてしまった。事態が解決した後も天国に戻った様子はない。
閻魔大王が二十年以上も前に神に対して述べた言葉が現実になってしまったということになる。
ドラゴンボール超では全部で12の宇宙がある事が明かされており、各宇宙の中にあの世とこの世がある事から、作中登場こそしてないものの全部で12人の閻魔大王がいると思われる。