概要
CV:八奈見乗児(『ドラゴンボールZ』)、島田敏(『ドラゴンボール改』、『ドラゴンボールヒーローズ』)
魔人ブウを作った魔導師ビビディの子供。父の作った魔人ブウを復活させて宇宙征服をしようと、地球へやって来た。
外見は小柄で頭部と眼球が大きくて、ローブとマントを纏っている。本人の戦闘力自体は高くないが、様々な呪文や魔具を活用する。
一人称は「ボク」・「ボクちゃん」または「バビディ様」。僅かだが「ワシ」を使ってる場面も有る。
性格は残忍で執念深く感情的になりやすい。また非常に思慮浅く、まだまだ利用価値のあったスポポビッチとヤムーを処刑してしまったり、魔人ブウへの態度などで命を縮めてしまっている。一方で、孫悟空たちの戦いを見て、ダーブラは見くびるような意見を出したのが、それに対してバビディは「ただものじゃないよ」と不安がるなど、勘や観察眼は鋭い。
邪心のある者を洗脳し潜在能力を限界以上に引き出したり、「パッパラパー!」という呪文で相手を瞬間移動させる、人体を破裂させるなど様々な魔力を使うことができる。他、ベジータが傷を負うほどのブウの衝撃波の余波をまともに食らっても、無傷であるほど強固なバリヤーを張れる。
ただし、口を塞がれるなどして呪文を唱えられないと、何も出来なくなる意外な弱点がある。
ベジータと魔人ブウの戦いに乱入した孫悟天とトランクス、そして自身に重傷を負わせたピッコロに対して復讐しようとするが、その傲慢な態度が魔人ブウを苛立たせ、超サイヤ人3となった孫悟空を逃がした際に怒鳴った事が引き金となり、怒りを爆発させた魔人ブウに頭を破壊されてあっさりと殺された。皮肉にも自分がやってきた事が自分に返ってきたのだった。
なお、バビディには「ブウを再封印する呪文」という切り札があったが、何も考えていないように見えて、実は見るべきところはきちんと抑えて本人なりに分析・学習できるほどの狡猾さを持つブウの知能を甘く見ていたのが運の尽き。既に呪文の弱点を確信を以て見抜いていたブウに一瞬の隙を突かれて口を塞がれ、無力化されている。
また、アニメオリジナルでは地獄で観戦していたセル達に対し魔人ブウの事を自慢しており、「ブウはボクを兄のように慕っていた」「ブウに手解きをしたのは自分」など酷い大嘘を吐いていた(生前の経緯を詳しく知らなかったのか、地獄の番人である鬼たちも信じ込み「バビディさんって凄いんですね!」と感心されていた)。裏では自分を殺したブウを逆恨みして「悟空頑張れー!」と応援するという身勝手な振る舞いをしていた。
なお、声優を担当した八奈見氏曰く「(自分の演じたキャラは大体好きだが)バビディは好きになれない」とのこと。
『ドラゴンボール改』では担当声優が島田敏氏に変更されており、pixivではブロリー化してたりする。
『ドラゴンボール超』によれば未来のトランクスの時間軸でもダーブラと共に地球に襲来していたことが判明。しかし界王神から協力を請われたトランクスによって魔人ブウ復活は阻止され、ダーブラ共々倒されたとのこと。
漫画版によればこの一件で界王神は命を落とし、対を為す破壊神ビルスも消滅してしまったらしい。合掌。
ゲーム作品への出演
『ドラゴンボールZ真武道会2』では、NPCとして未来トランクスの時代のバビディが登場。
ダーブラを従えて、天下一武道会を襲撃しブウ復活のエネルギーを採取して引き上げた。
このときに、トランクスの記憶を覗いてタイムマシンや悟空達のことを知り悟空達のコピー戦士を作って世界各地を襲撃、あえてトランクスを利用して過去からZ戦士達を呼び寄せ復活エネルギーを集めることにした。
ブウ復活後は、洗脳したピッコロの記憶から過去の自身が魔人ブウに殺されたことを知り、ブウを制御するためにドラゴンボールの願いを利用しようとするがミスター・サタンに俺を人気者にしろ!という願いを先に叶えられたことで逆上しサタンを殺そうとする。
しかし、サタンを庇ったブウに直撃してしまいブウに殺されてしまうこととなった。
『ドラゴンボールヒーローズ』では劇場版やOVAに登場したボスを洗脳し、破壊王なる形態に強化するという大活躍をしたりした。
破壊王となった人物は、ガーリックJr.、ターレス、スラッグ、合体13号、ハッチヒャック、ボージャック、ジャネンバ、ヒルデガーン、ジャネンバベビー、ブロリーなどと色々いる。
その中でも破壊王ジャネンバベビーと破壊王ブロリーはレア度がかなり高い(破壊王ジャネンバベビーはアルティメットレア。破壊王ブロリーは更に上のシークレット)。おそらく切り札的存在かと思われる。
ちなみにお供として出る部下も破壊王になっている。
ついにはビッグバンミッションで『ドラゴンボールGT』のラスボス超一星龍をも洗脳してしまう…
『ワールドミッション』では、中盤に登場。魔人ブウを復活させるべくダーブラやスポポビッチ、ヤムーに命じてキリを集めさせていた。人為的に生み出された異なる歴史の存在だが異変の影響によって現実世界に姿を見せ、破壊活動を行ったため主人公らと対決する。
魔人ブウ(純粋)を復活させるも命令には従わなかったため、「また封印するぞ」と脅して言うことを利かせた。だがブウは主人公たちに敗れ、直後、主人公が放った気功波によって自身も消滅させられた。
エクストラシナリオではブウではなくネコマジンの三匹を復活させてしまい、それがブウだと思い込む。結局は同様の結末を辿った。
またゼンのストーリーでは父ビビディと共に異なる歴史にて復活。因縁深き東の界王神(シン)とも遭遇し、映画作品に登場した悪役たちを洗脳・強化してけしかける。しかし異変の影響によってブウに吸収・殺害された界王神たちも復活しており劣勢となってしまう。悪役たちを蹴散らされた後、魔術師親子はゼンと界王神の同時攻撃によって消滅した。
本作では現実世界の人間である『カブラ』を洗脳して手駒にしていた。
関連イラスト
関連タグ
ダーブラ スポポビッチ ヤムー ヤコン 魔人ベジータ 破壊王ブロリー
ガーリックJr.:「神のせいで父が死んだため憎悪している小柄な体格の悪役」という点が共通。