概要
CV:斎藤志郎
映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』やアニメ『ドラゴンボール超』に登場するキャラクター。
コアラのような顔の小男。戦闘服は旧式の物を着用しているが下半身は赤いマントになっている。
非戦闘員であるため戦闘力自体は低いが、優秀な頭脳と統率力を持っている。また、指には強力な光線を放つ機能が搭載された指輪をはめており、この指輪を用いて行う射撃能力はかなりの腕を見せている。
フリーザ亡き後、フリーザ軍の残党たちを統率するトップとして君臨する。ただ、当時のフリーザ軍は残党と寄せ集めしか残っておらず、更には統率力を持つのがソルベしかいないという情けない理由で、自動的にトップとなった。
また、軍の残党の中では最高戦力にあたるタゴマとシサミを直属の部下として同行させている。
フリーザが存命していた頃は、第7宇宙の「第3星域」と区画される地域を管轄する参謀を務めており、フリーザとは少なからず面識があるのだが、当のフリーザからはあまり覚えられていなかった様子。
悪賢く狡猾な人物として振る舞い、勝利の為なら卑劣な手段も平然と行う他、自分よりも強い存在に対しては露骨に媚びを売る態度を見せる一方、フリーザに比べて部下への物腰は基本的に抑えめであり、部下の安否を気にする場面も少なからず見られた。
名前の由来はシャーベットの別名「ソルベ」から。
活躍
フリーザ亡き後のフリーザ軍は弱体化し、支配下の星の反乱により苦戦を強いられていた。
ソルベは軍の再生を図るため、フリーザの復活を計画し、部下のタゴマと共にドラゴンボールを集める為に地球に降り立った。
地球ではピラフ一味を脅してドラゴンボールを集めさせ、ドラゴンボールでフリーザを生き返らせると、かつてトランクスによって切り刻まれたメカフリーザの破片を生体培養液に漬けこみ、フリーザ復活の手助けを行う。
フリーザ復活後はフリーザの望みにより地球襲来を計画し、フリーザの考えた「最終手段」への加担を指示される。
そして四か月後、修行を終えたフリーザや1000人の兵士たちと共に地球へと侵攻する。
地球ではソルベ自身は戦わず兵士達の指揮をとったが、徐々兵士達の数が減っていくのに焦りを覚えている。なお、『ドラゴンボール超』ではその際、フリーザから指揮力の無さを指摘されている。
さらに、兵士達が殺られシサミ(『超』ではタゴマも)まで殺られて窮地に落ちるが、フリーザが出向いたことで事なきを得る。
しかし、そのフリーザの手によって1000人余りの部下を失うこととなった。
その後、岩陰から孫悟空とフリーザの戦いを観戦していたが、徐々にゴールデンフリーザとなった彼が押され始め、「最終手段」である不意打ちに出る。そして気を抜いた悟空に指から放った殺人レーザーを喰らわせることに成功する。
これにより悟空の胸には風穴が開き倒れこみ、ソルベは彼の甘さを嘲笑うが、そこにベジータが助けに入る。そしてそれを阻止しようとフリーザが放ったエネルギー弾が弾かれ、そのまま自らの方に飛んできた流れ弾に被弾してしまい、ソルベはあっけなく最期を迎えた。
フリーザも悟空のかめはめ波を受けて死亡し、彼らが乗ってきた宇宙船もそれに巻き込まれ爆破され、地球に訪れたフリーザ軍の戦闘員は全滅した(後の話では、まだ軍のほんの一部である為軍事隊は壊滅されてないが、映画ブロリーによると、多くの戦闘員がこの一件で全員フリーザに殺されたという旨のセリフがあり、主力の戦闘員が多く死亡した為、フリーザが三度復活するまで軍が弱体された模様)。
漫画版『ドラゴンボール超』ではフリーザ復活編は描かれなかったものの、彼がフリーザを復活させる後押しとなった事件が描かれている。
その内容は、シサミやタゴマよりも上の立場にあったガラナという戦士が破壊神シャンパによって破壊されてしまったというもの。破壊された理由はガラナが「超ドラゴンボール」を発見してしまったから。
また単行本のおまけページでは、ソルベ達が地獄送りになったコマが描かれている。
ゲームでの活躍
ドラゴンボールヒーローズ
ゴッドミッション1弾より参戦。必殺技は指輪から光線を撃ち出す「バッドリングレーザー」。
作中での実力は不明だが、アニメPVでは本作のオリジナルキャラの超サイヤ人ビートと互角に戦ったりと中々強そうな一面を見せている。
ドラゴンボールZENKAIバトル
ソルベ自身は参戦してないもののゴールデンフリーザの必殺技に「ソルベの指輪」という技が登場。これは、エリア外のどこかに潜んでいるソルベに、バトル中一度だけ狙撃の合図を出す事ができるという映画を再現した技。自身が攻撃行動中でのみ使用可能な技だが、使いどころ次第では一気に形勢逆転を狙うことが出来る。
余談
最新アニメのDAIMAでは、地球のドラゴンボールが常連のみしか(最大)3つ叶えられる事ができないと発覚したが、何故か彼が使用している時のみ複数回叶えられた。おそらく、それ以前にドラゴンボールを何度も使用したピラフ一味が傍にいた為、彼らの仲間と思われたと思われる。
次回作では、フリーザ軍がドラゴンボールの叶え方を知っているが、それが書かれたメモを読み上げるシーンがあるので、ソルベが万が一何らかの理由でまた使う機会が訪れた時の為に書き記したと思われる。