この記事は映画『ドラゴンボール超 ブロリー(BROLY)』のネタバレを含みます。
曖昧さ回避
1. アイヌ神話における、鹿を食べる巨大な魚の怪物。→チライ(怪魚)
2. 2018年12月公開の劇場版アニメ『ドラゴンボール超 ブロリー(BROLY)』及び2022年公開の『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』に登場するキャラクター。
本項では2について解説する。
概要
CV:水樹奈々
ウイスの力により蘇ったフリーザが立て直した新生フリーザ軍に所属する非戦闘員。
作中に登場する名前の有るフリーザ軍兵士としてはセリパに次ぐ二番目となる女兵士。最もセリパは出てきたシーンがサイヤ人滅亡の作戦以後なので、実際にフリーザ軍として働いているシーンがわかるのはチライが初。
かつて、ジャコも所属する銀河パトロールの宇宙船を盗んだ事が原因で追われていたが、追手から逃れる為フリーザ軍に入隊した。
フリーザの事は噂でしか知らなかった他、パラガスやブロリーを見て動揺するレモに首を傾げていた様子からサイヤ人についても知らないらしい。
名前の由来はライチから。
ちなみに同作品にはゲームオリジナルキャラクターの「Dr.ライチー」やアニメオリジナルキャラクターの偽ナメック星人「ライチー」など同じ名前の由来のキャラが存在する。
人物
容姿
肌の色はライムグリーン、瞳の色は赤紫、髪型は白のベリーショート。
女性の為か戦闘服はこれまで作中に出てきたどの戦闘服とも異なるものを着用している。
紫色のインナーとスパッツを着用し、その上にフリーザ軍の戦闘ジャケット風のチューブトップを着ている。
スカウターは折り畳みが可能で、戦闘力10万未満まで計測出来る最新型を装着している。
腰にはウエストポーチを付け、手には武器として特製の銃を持っている。
性格
一人称は「あたし」。若き不良少女で、直情的な性格をしており、男勝りな気の強さを見せる。
後先を考えず勢いだけで行動してしまうタイプであり、同時に困っている人を放っておけない優しさを持っている。
お礼を言う際には、堅苦しくならない様「サンキュー」と言うようにしている。
活躍
BROLY
銀河パトロールの宇宙船を盗んだ事がバレてしまい追手から逃れるためフリーザ軍へと入隊する。現在のフリーザ軍は、2度目の地球での戦いでフリーザが兵士を大量に殺してしまったため、大幅に弱体化しており、チライは強力な戦闘員(戦闘力1000以上)を徴兵する任務を任され、老兵レモと共に宇宙の隅々まで探し回っていた。
ある時偶然通りかかった小惑星バンパから救難信号が出ていることに気づき、バンパに降り立つ。そこにはパラガスとブロリーという2人のサイヤ人がおり、パラガスの4200、そしてブロリーの計測不能な戦闘力に驚き、彼らをフリーザの下まで連れて帰る。
その道中、自らが食していた携帯食料に興味を示すブロリーにそれを分け与え、彼の子供の様な態度に興味を持ち、ありがとうございますと言われた際には態度が硬かった為、サンキューという言葉を教えた。
フリーザの下に付き、2人を紹介すると、その褒美として大量の報酬を貰い、レモと共に歓喜した。
その後、宇宙船内の食堂でレモと祝杯をあげ、後から来たブロリー親子も同じ席につくが、チライは酔った粗暴な戦闘員に絡まれてしまう。レモはそれを止めようと「俺が一杯奢るから」と下手に出るが突き飛ばされてしまう。それを見たブロリーは怒りを見せ、そのままその戦闘員を締め上げ、危うく殺してしまいそうになるがパラガスの制御装置の電撃によって正気を取り戻した。その際ブロリーは電撃に苦しんでおり、それを目の当たりをしたチライはパラガスにやり過ぎだと毒づくが、全く悪びれる様子もないパラガスに憤り、彼のバックから制御装置のリモコンをこっそり盗み出す。
パラガスがフリーザに呼ばれ席を外すと、リモコンを踏みつぶし破壊。レモと共にブロリーを人気のない倉庫に連れ出し、お礼として水と山積みの携帯食料を与えた。そしてブロリーがバアと腰布に関する過去を語ると、初めて沢山喋ったブロリーに対して優しく接し、レモのパラガスの言いなりになる必要はないという意見に賛同するが、ブロリーは「お父さんのこと悪く言うのはいけない」と否定し、そんな風に育てられてしまったブロリーを気の毒に感じていた。
宇宙船が地球に付くとブロリーと悟空達の戦いを見届け、ブロリーの想像以上の戦いぶりに驚きを見せる。同時にその様子が普通ではない事に気づき、やはりそれがパラガスの育て方に原因があったと思い、その様な状態になってしまったブロリーを憐れむ。
その後、フリーザから手渡されたドラゴンボールの用途を知ったチライはブロリーを救うべくある作戦を立案し、ブロリーとゴジータの戦いの裏でレモと共に奮闘する。
「あいつは父親の所為でただの戦闘マシンにされたんだ…! 戦いたくて戦ってるんじゃない!
ブロリーは本当は純粋で心優しいサイヤ人なんだ…! 死なすわけにはいかないよ!」
キコノを脅し、7つ揃っていたドラゴンボールを勝手に使用。神龍を呼び出したチライは、ゴジータのかめはめ波が当たる直前で、ブロリーを元いた星に帰して欲しいと願うことでブロリーはバンパへと送還され、無事に生き延びる。
直後に、チライはレモが持ち出した宇宙船に乗り込み、地球から脱出。その際、ゴールデンフリーザに宇宙船を撃ち落とされそうになるが、ゴジータが阻止したおかげで事なきを得た。
フリーザ軍から逃げ切った2人はブロリーのいるバンパへと向かい、彼との共同生活を始める。
そこで余りにも貧相なバンパの食糧事情に困っていたが、瞬間移動でバンパにやってきた悟空からホイポイカプセルの支援を受け、彼に感謝した。
SUPERHERO
悟空の案でフリーザ軍の追跡から逃れるためにビルスの星に移動。しかし、そこで彼の金目になりそうな私物を片っ端から持ち出しており、当人に見つかった。…が、ビルスの好みだった為お咎めなしになった。前作では破壊神の存在を知らなかったらしく、悟空にビルスの事を聞いても信じなかったが、本人の住む星に移住してから存在を知ったのか神様らしく「様」をつけている。
余談
作中では特に語られていないが原作者の鳥山明よりチライは非戦闘員であると明かされている。
非戦闘員に位置づけた理由としては「ドラゴンボールではほとんどが闘うキャラばかりですので、個人的にはちょっとウンザリ。たまにはこういう闘わないキャラを活躍させたかったのです。」と語っている。
デザインについては「最近かわいい女の子のキャラを描いていないなと気付き、久しぶりに自分なりにかわいいと思える女の子を頑張ってみました。」と語っている。
関連イラスト
関連リンク
【ウィークリー☆キャラクター紹介!第24回目は「チライ」!】(外部リンク)