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概要

アイヌ民族が語り継いできた多神教神話で、狩猟民族であったアイヌたちは文字を持っていなかったために口伝やユーカラなどの叙事詩によって伝わってきた。
神話に登場する神や精霊は「カムイ」と呼ばれ、カムイコタンという場所に住んでいる。
カムイはあらゆる自然現象や動植物、さらに道具や事象にも宿り現れる。

しかし、アイヌモシリはとても広く、同じカムイや英雄についてであってもそれぞれのコタン(村々)の文化や生活によって語り継がれる内容に差異が見られるという。

現在では明治時代以降に民俗学者たちによって採録され、アイヌ語をカタカナ表記したものが伝わっており、それを日本語訳したものが昔話や民話として親しまれている。

なお、創世神話においては二柱の神によってたくさんの神々が生まれ、それぞれが役割を分担したという日本神話の影響を受けたと思わしき描写や、五色の雲によって世界が創造されたという中国の五行思想から来たもの、アイヌはカムイの似姿であるというまるで聖書のような描写が混在しているともいわれる。

主なカムイ一覧

神/魔神

英雄

魔物

  • アイヌカイセイ:ボロボロのアットゥシを纏っている手足のない魔物で、寝ている人に覆いかぶさり苦しめる
  • アイヌソッキ:人魚
  • アツゥイカクラ:内浦湾に棲む巨大いなナマコで船をひっくり返す
  • アプトルヤムペウェンユク:空飛ぶ暴風雨を呼ぶ魔物
  • アラサラウス/アラサルシ:無毛で尾の長い熊のような魔獣
  • イコンタビプ:病を運ぶ怪魚
  • イペカリオヤシ:焚火をしていると食べ物をねだりにくる山の怪
  • イペタム/エペタム:人喰い刀という意味の妖刀
  • イワイセボ:巨大なウサギに似た鹿の声で鳴く魔獣
  • イワエチシチス:山で呼ぶ者という意味の牛のような声で鳴く魔鳥
  • イワエトゥンナイ/モシレチクチクイワエチクチク:空を飛ぶ一つ目の化け物
  • イワサラウス:無毛で六尾の熊のような魔獣
  • イワオロペネレプ:岩を破るものという意味の魔鳥で、声を聴いたものは死んでしまう
  • イワホイヌ:山に棲むオコジョのような恐ろしい獣
  • イワポソインカラ:岩に潜む目玉の塊のような魔物
  • ウエソヨマ:魔女
  • オキナ/ヲキナ/ショキナ:鯨すら飲みこむという巨大な魚
  • オッケルイペ:大きなをひる化け物
  • オハチスエ:空家に住み着き人や家畜に害を成す魔物
  • カヨーオヤシ:人呼びお化け
  • カムイラッチャク:疫病を流行らす神の火
  • キムナイヌ/キムンアイヌ/キムンクッ/キモカイクッ/オケン/ロンコロオヤシ:熊をもいともたやすく倒すという化け物でタバコを好むが、禿げ頭であることを言ってしまうと山を荒す
    • キムン・セタ:キムナイヌが連れている猟犬



  • コチウツナシュグル:早瀬の男という意味の激流に住む魔物
  • コヌブキオトグル:川岸を崩す魔物
  • コロトラングル:暴風雨を起こす巨大なエイの魔物
  • チライ:鹿を食うほど大きいイトウ
  • テイネポキナシリ:狐の穴の奥にあった小さなお化けがいる世界、地獄
  • トイポクンオヤシ:地面に潜み異性を脅かす魔物
  • トラサンぺ:湖の神に逆らうものである「湖の苔の心臓」と呼ばれるマリモ
  • ニシヲカムイ:正体不明の黒い者
  • ニタッラサンペ/ニッタラサンペ:見たものを不運にする翼の生えた茶色いマリモのような魔物
  • ベカンベ:湖に棲むヒシで仲間が欲しくなり、湖中に藻を投げ込みトラサンペを作った
  • ペンタチコロオヤシ/イシネカプ:松明をかざす魔物
  • モシリシンナイサム/モシリシンナイサ:白黒斑の馬ほどの大きさの魔獣で、見たものを不幸にする
  • ヤウシケプ:巨大な蜘蛛の魔物
  • ライクルエチカップ:死人を食べる魔鳥
  • レプンエカシ:鯨を一度に8頭飲み込むという巨大な海の魔物

近代の伝承

関連タグ

アイヌ アイヌ語 カムイ 神威 カムイコタン 
ユーカラ イヨマンテ/イオマンテ
神話 日本神話 モンゴル神話 中国神話 スラヴ神話

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