概要
アイヌ語で熊を意味する言葉で、本来の意味は「山の神」である。
この神は、神々の世界であるカムイコタンでは人の姿をしているが、毛皮や肉などの山の恵みをアイヌモシリに住む人々に与えるためにヒグマという姿で降臨するといわれ崇拝されていた。
しかし、人に襲いかかって食べ、血肉の味をおぼえた熊はウェンカムイ(悪い神)といわれ、狩ったとしてもコタン(村)には持ち帰らずにバラバラにして山に放置するのだという。
若い娘が熊に殺された場合は、妻として神々の世界に連れていかれたと解釈された。
雌熊を狩ったあとに小熊がいた場合は、コタンに連れ帰って小屋の中で大切に1年間養いイヨマンテという儀式で神の世界に送り返すのだという。
関連タグ
キムンカムイ…三枝義浩による漫画作品は此方を参照。
【熊神衣 キムンカムイ】… InfiniteDendrogram(小説, 漫画)のシュウ・スターリングが保有する可変型の神話級特典武具。【Q極きぐるみシリーズ はいんどべあ】(クマの着ぐるみ)が変形した姿。