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アイヌ

あいぬ

アイヌ民族に関連するイラストに付けられるタグ。
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概要

アイヌとはアイヌ語で「人間」を意味し、もともとは「カムイ」(自然界におけるのような霊的存在)に対する概念としての「人間」という意味であったとされている。アイヌのことを「アイヌ人」と呼ぶこともあるが、「人」という意味の単語が連続する事になるため、正しい呼び名ではないとする意見もある。

北方の厳しい自然と共に逞しく生きるその姿は、今なお人々の心を魅了してやまない。

歴史と文化

アイヌは狩猟民族であり、北の海をまたにかける交易者・漁民であり、武勇に優れた戦闘民族でもあった。狩猟用の弓や罠に猛毒のトリカブトを用いた毒矢を積極的に使っていたことでも知られ、ヒグマやシカなどの大型動物を効率的に狩ることが出来ていた。この毒矢はしばしばアイヌ同士や和人との抗争にも用いられた。

人的ルーツは不明瞭であり、古くは5世紀以降に北海道縄文人(続縄文文化→擦文文化)と、樺太・カムチャッカ半島等から流入した狩猟民族のオホーツク文化人(記紀にて「粛慎(ミシハセ、アシハセ)」と呼ばれる者たちと同一か)の衝突と、交流、それらの血統的文化的ルーツの混ざり合いによって現在のアイヌに連なる系譜が誕生したと考えられる。
いわゆるアイヌ文化の成立は、それから更に時代が下った13世紀、鎌倉時代頃に道内の器具が土器から(本州等から輸入された)鉄器中心になった頃とされている。アイヌは歴史的に文字文化を持たなかったため、その系統を完全に把握することは現代においてもなお困難とされているが、少なくとも同時代頃には既存の土器文化の他、樺太やカムチャッカ半島においてもオホーツク文化に成り代わって進出していった。

北海道では狩猟や漁労のかたわら農耕も行っており、特に気候が温暖で農耕が盛んな渡島半島や胆振・日高地方では畑で栽培したヒエやキビなどの穀物が倉に蓄えられ、常食とされていた。ただ、アイヌは自給よりも交易に重きを置いた民族だったのと、品種改良されていない農作物では(道南を除いた)北海道の厳しい自然に耐え切ることは難しく、大勢の腹を満たす収穫は難しかったため、農耕中心の生活を送ることはなかった。北海道以上に気象条件の厳しい樺太・千島では農耕は全く行われず、食文化も魚や獣肉が中心であった。一方、戦国時代や江戸時代にヨーロッパや東南アジアから日本にもたさられたジャガイモやカボチャなどは、伝来して間もなくアイヌも栽培を開始しており、新しい物を貪欲に取り入れる面もある。

アイヌの生活は交易への依存が高く、古くから日本と、中華帝国・モンゴル満州の間に立って交易を盛んに行っていた。特に、アイヌは鉄の精製技術を持たなかったため、鍋や刃物など様々な鉄製品を和人や大陸からの輸入に頼っていた。また、米や茶など北海道で育てることが難しい農作物も、和人から入手していた。一方で日本の食文化で重要な位置を占める昆布の歴史はアイヌとの交易の存在なしには語れないし、干しアワビなど北海道産の乾物は古くから中国に盛んに輸出されていた。

中世には樺太のニヴフ(オロッコ)を攻めて居住域を樺太中部にまで拡大、樺太に侵攻してきたモンゴル帝国を撃退、アイヌ同士でも武力を用いた抗争を盛んに行うなど好戦的な民族であった。ただ、文字を持たず、国家も持たなかったため、詳しい戦いの様子については残っていない。この時代をもってなお、統一された王朝をオホーツク圏に作ることは無かったとされ、「アイヌ」という統一された民族政権集団にはならなかったと考えられる。

アイヌは日本人を「シサム」と呼んだ。これは「隣人」という意味であり、古くからアイヌと日本人が交易などで密接な交流があったことを示している。

近世初期にアイヌ最後の大規模戦争であるシャクシャインの戦い松前藩武士と衝突し、鎮圧された後は交易の主導権を奪われ弱体化。また、江戸時代中頃に北海道周辺でロシアの動きが活発化し、江戸幕府は北海道がロシアに奪われることを警戒し、直轄地に置いた。以降アイヌは日本の勢力下に入ることになる。

アイヌ人設定がある、若しくはアイヌ文化をモチーフにしたキャラクター

ナコルルリムルルサムライスピリッツ
碓氷ホロケウ碓氷ピリカシャーマンキング
イタクぬらりひょんの孫
オキクルミ大神) 
網問忍たま乱太郎
アシㇼパゴールデンカムイ
フレッド(ビッグヒーロー6
数珠丸恒次ヤタガラス
ニャンコロカムイ樹るう

なんちゃってアイヌキャラ

神威艦隊これくしょん):アメリカ合衆国ニュージャージー州生まれ
シトナイFate/GrandOrder):アイヌの衣装を着ているが、外見はドイツ人(ホムンクルス)のハーフの女の子。また、内面は更に複雑な事になっている。

アイヌ文化が関係する創作物

うたわれるもの…直接アイヌ文化と直結した設定はないが、衣装がアイヌ文化をモチーフとしている。
アカムトルムウカムルバス…名前の由来がアイヌ語。作成できる武具の名称もすべてアイヌ語である。
カルラ舞う!…番外編「辰王鬼礫行」の物語にからんでくる。
うしおととら…第十六章から第二十一章にかけての舞台となる。
大神…ナカツクニの北にある極寒の地カムイ(大神)のモチーフ。
まんが日本昔ばなし…アイヌ民話を元にした回がいくつもある。
鬼頭莫宏の作品…アイヌ語で名付けられたものがいくつも登場する。
世界樹の迷宮…ボスとして登場するコロトラングルイワオロペネレプはアイヌの妖怪である。
女神転生シリーズ…アイヌの伝承からとられた悪魔が何種類か登場する。
ゴールデンカムイ……舞台が日露戦争後の北海道で、ヒロイン他アイヌのキャラが沢山出てくる

関連タグ

日本人 日本文化 日本史
北海道 カムイコタン シャクシャイン コㇿポックㇽ 宇梶剛士 ゴールデンカムイ
アイヌ語 アイヌ神話 アイヌ民話 アイヌモシリ カムイ
精霊信仰 アニミズム イオマンテ

  • 金田一京助
    • 言語学者で北海道アイヌ文化の第一人者。近代日本にアイヌ文化を紹介し、その研究を開拓した。同時に同化政策を推進したという罪状も持つ。

外部リンク

アイヌ - Wikipedia

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