小説の概要
ゾンビアポカリプスモノの金字塔の一つ。通称「WWZ」(World War Z)。
所謂ゾンビ的感染症のパンデミックに対して、世界中でどのような動きがあったのか、それを各国の最前線を生きてきた医者、軍人、政治家、主婦、子供、オタクなどさまざまな人たちのインタビューをもとに描写したドキュメンタリーの形式をとっている。
「インタビューしている」ところからわかるように、本作においてゾンビアポカリプスは「終息に向かいつつある脅威」であり、それも多大な出血を強いての勝利である。その勝利に至るまでに起きた人類の大敗、開発されるゾンビへの対策、政治的なアレコレ、既存兵器のドレソレを生々しく語るものとなっている。語られてる時点での状況こそ正反対だが怪獣黙示録に近い作品。
日本人視点の話もあるよ。
映画の概要
2013年に公開されたアメリカのゾンビ映画。監督はマーク・フォースター。メイン画像はこれ。
原題は「World War Z」。
主演はブラッド・ピット。
突如世界中で流行を始めたゾンビ化病に、元国連職員の主人公が立ち向かう姿を描く。
原作のような世界規模に至るゾンビと人類の戦いを描いてはいるものの、ロメロ作品のゾンビとBETAを足して2で割ったような性質をしていた小説よりもゾンビのスペックが高く、走る、アクロバットを決める、高い所には団子状に集まることで無理やり乗り換えてくる等、非常に凶悪になっている。
内容は結構マジメなのだが、どうにもツッコミどころが多い作品であることは否めず、「脚本が雑」と低評価する人や、「ツッコミどころ込みで娯楽作品としておもしろい」という人でやや賛否が分かれている。
もちろんマジメに面白いという人もいる。
ゲームの概要
2019年に発売。NintendoSwitch、 PlayStation4、 XboxOne、 Microsoft Windows、 Google Stadia、 Project xCloudといろんなプラットフォームでプレイ可能。
映画版の世界観を主軸に、大量に現れるゾンビを装備した火器、取り残された固定砲台などを活用しつつ、人類にとって有利な状況を産み出すための過酷な任務を世界中で執り行うストーリーとなっている。
世界観は映画版だが、人類とゾンビの攻防でいうなら映画版終了後、もしくは小説版の攻勢時点の話に近い。東京マップで描かれる日本人のカムチャッカ半島への集団疎開のように、小説版の設定も一部組み込まれている。
とにかく最大の特徴は当時最新鋭のゲーム機器のスペックを活用した物量。映画の絶望的なシーンさながらの大量のゾンビが襲い掛かってくるのを銃はもちろん迫撃砲や固定砲台、爆発物やチェーンソーなどを使って倒していく。
表記揺れ
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