概要
カンナの父親に当たる牡のドラゴンで、先代のカンナカムイ。「山獣神」の異名を持つ。
外見
人間に変身した姿は、面長で大柄な体格の中年男性。
本来の姿(ドラゴン)はトール(本来の姿)の倍に達する巨躯。ブレスの威力はトールのそれを貫通したうえで、余波だけで山脈を消し飛ばすほどに強力。
アイヌ語で「山の神(=ヒグマ)」を意味するその名前の通り、いずれの姿も熊のような風貌である。
人物像
ドラゴンの勢力争いに余念がなく、争いごとには一切容赦しない。一方で、酒の趣味が合う者に対してはフランクに接しており、小林さんとの初対面時にも路上で酒盛りをしていた。
テルネの動向を警戒しており、小林さんにも「テルネのババアに気を付けろ」と忠告している。
娘・カンナとの関係と性格の変化
人間にとっての一般的な価値観における「親子」という概念を理解しておらず、カンナのことも血の繋がった娘というより同じ勢力の仲間として認識している。これがカンナがいたずらを繰り返す原因になっているのだが、本人にその自覚はなく、「戦果を挙げたら労う」などと発言した。
当初は小林さんと互いの素性を知らないまま酒を酌み交わして意気投合するも、カンナの扱いを巡って意見が対立。人間である小林さんは愚かカンナにすら「バカ親父」と言われてしまうほど怒りと呆れを買うこととなる。
結果的に、ドラゴン同士を戦わせて自滅させようと目論むアーザードに利用され、洗脳されて小林さんたちと敵対するも、思いもよらぬ「裏技」により正気を取り戻した。以降はカンナに対する親愛の情も取り戻し始め、親子仲も回復する。