概要
ニュー速VIP出身の漫画家クール教信者氏のストーリー漫画で、自称「底辺システムエンジニア」なOLの小林さんと、小林さんに助けられた事が縁で、メイド服姿で住み着いたドラゴン娘トールの日常を描いている。
双葉社からの当初の依頼はボーイミーツガールな恋愛ものと言う事だったが、夜遅く帰ったらメイドがいる生活への憧れが爆発した結果、編集部からのリクエストとは異なる内容のネームが出来上がった。その後、無事に連載が決定し、月刊アクション創刊号(2013年7月号)から連載がスタートした。
トールの仲間達が神話や伝説に登場するドラゴン(のようなもの)を元ネタにしている事の他、卵が弱点のエレンスゲの話など世界各地のドラゴンネタが登場する。
登場するドラゴンの容姿は人間をベースに角や尻尾が生えた所謂ドラゴン娘で、人外を題材にした作品ではあるが、比較的ソフトなビジュアルとなっている(稀に本来のドラゴンの姿で登場する場面もある)。
スピンオフ作品としては、木村光博氏による『小林さんちのメイドラゴン カンナの日常』(2017年2月号から連載開始)とカザマアヤミ氏による『小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記』(2017年10月号から連載開始)と歌麿氏による『小林さんちのメイドラゴン ルコアは僕の××です。』(2019年3月号から連載開始)とノブヨシ侍氏による『小林さんちのメイドラゴン お篭りぐらしのファフニール』(2021年1月号から連載開始)が存在しており、いずれも月刊アクションにて連載されている。
登場人物
単行本
現在15巻まで発売中。
巻数 | 発売日 |
---|---|
1 | 2014年5月10日 |
2 | 2015年2月10日 |
3 | 2015年9月10日 |
4 | 2016年5月12日 |
5 | 2016年12月12日 |
6 | 2017年7月12日 |
7 | 2018年4月12日 |
8 | 2019年2月12日 |
9 | 2019年11月12日 |
10 | 2020年8月11日 |
11 | 2021年6月10日 |
12 | 2022年1月12日 |
13 | 2022年11月10日 |
14 | 2023年9月12日 |
15 | 2024年4月11日 |
公式アンソロジーコミック
現在5巻まで発売中。
巻数 | 発売日 |
---|---|
1 | 2017年1月12日 |
2 | 2017年3月11日 |
3 | 2018年3月12日 |
4 | 2018年5月11日 |
All Stars! | 2021年8月11日 |
余談ながら、“本編”と前述したスピンオフ作品の単行本が、同じ日に刊行された事がある。
テレビアニメ
第1期は2017年冬アニメとして放送。アニメーション制作は京都アニメーションが、音楽制作はランティスがそれぞれ担当。
第1期の放送局はTOKYOMX、テレビ愛知、朝日放送、BS11の4局。CS放送・テレ朝チャンネル1では3ヶ月遅れで、CS放送・AT-Xでも5ヶ月遅れで第1期を毎週放送していた。ニコニコ動画、AbemaTVなど10の動画配信サイトでもネット配信された。
第2期『小林さんちのメイドラゴンS』も、京都アニメーション制作で2021年7月より放送された(諸事情により監督やスタッフが一部変更されている)。
2期放送に先がけ、2021年春には1期の再放送に加えて、京アニのYoutubeチャンネルにてショートアニメ『ミニドラ』と『ミニドラSP』が期間限定配信された。
劇場版『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』の製作が2024年9月21日に発表。アニメーション制作は引き続き京都アニメーションが行う。
スタッフ
- 第1期
原作 | クール教信者 |
---|---|
監督 | 武本康弘 |
シリーズ構成 | 山田由香 |
キャラクターデザイン | 門脇未来 |
美術監督 | 渡邊美希子 |
総作画監督 | 丸木宣明 |
色彩設計 | 米田侑加 |
小物設定 | 秋竹斉一 |
撮影監督 | 浦彰宏 |
音響監督 | 鶴岡陽太 |
音楽 | 伊藤真澄 |
アニメーション制作 | 京都アニメーション |
製作 | ドラゴン生活向上委員会 |
- 第2期
原作 | クール教信者 |
---|---|
監督 | 石原立也 |
シリーズ監督 | 武本康弘 |
シリーズ構成 | 山田由香 |
キャラクターデザイン | 門脇未来 |
総作画監督 | 丸木宣明 |
美術監督 | 落合翔子 |
3D美術 | 鵜ノ口穣二 |
色彩設計 | 秦あずみ |
撮影監督 | 植田弘貴 |
3D監督 | 冨板紀宏 |
音響監督 | 鶴岡陽太 |
音楽 | 伊藤真澄、近藤研二、コトリンゴ |
音楽制作 | ランティス、ハートカンパニー |
アニメーション制作 | 京都アニメーション |
主題歌
- 第1期
OP『青空のラプソディ』
作詞 - 林英樹/作曲 - 佐藤純一/編曲・歌 - fhána
第2期の第3話で挿入歌、第12話(最終回)では「シュプリームエンディング」として流れている。
ED『イシュカン・コミュニケーション』
作詞 - 松井洋平/作曲 - 佐藤純一/編曲 - rionos/歌 - ちょろゴンず[トール(桑原由気)、カンナ(長縄まりあ)、エルマ(高田憂希)、ルコア(高橋未奈美)]
- 第2期
OP『愛のシュプリーム!』
作詞 - 林英樹/作曲・編曲 - 佐藤純一/歌 - fhána
第12話(最終回)では使用されていない。
ED
作詞 - 松井洋平/作曲・編曲 - 星銀乃丈/歌 - スーパーちょろゴンず[トール(桑原由気)、カンナ(長縄まりあ)、エルマ(高田憂希)、ルコア(髙橋ミナミ)、イルル(嶺内ともみ)]
第3話と第12話(最終回)では使用されていない。
『イシュカン♡リレーションシップ』
作詞・作曲・編曲 - 星銀乃丈/歌 - トール(桑原由気)
第3話の「スペシャルエンディングテーマ」。
放送リスト
- 第1期は全14話(14話は未放送)。
放送話数 | タイトル | 脚本 |
---|---|---|
第1話 | 史上最強のメイド、トール!(まあドラゴンですから) | 山田由香 |
第2話 | 第二のドラゴン、カンナ!(ネタバレ全開ですね) | 山田由香 |
第3話 | 新生活、はじまる!(もちろんうまくいきません) | 武本康弘 |
第4話 | カンナ、学校に行く!(その必要はないんですが) | 西川昌志 |
第5話 | トールの社会勉強!(本人は出来てるつもりです) | 志茂文彦 |
第6話 | お宅訪問!(してないお宅もあります) | 山田由香 |
第7話 | 夏の定番!(ぶっちゃけテコ入れ回ですね) | 武本康弘 |
第8話 | 新たなるドラゴン、エルマ!(やっと出てきましたか) | 志茂文彦 |
第9話 | 運動会!(ひねりも何もないですね) | 武本康弘 |
第10話 | 劇団ドラゴン、オンステージ!(劇団名あったんですね) | 西川昌志 |
第11話 | 年末年始!(コミケネタありません) | 山田由香 |
第12話 | トールと小林、感動の出会い!(自分でハードル上げてますね) | 西川昌志 |
第13話(最終回) | 終焉帝、来る!(気がつけば最終回です) | 山田由香 |
第14話(未放送) | バレンタイン、そして温泉!(あんまり期待しないでください) | 西川昌志 |
- 第2期は全13話(13話は未放送)。
放送話数 | タイトル | 脚本 |
---|---|---|
第1話 | 新たなるドラゴン、イルル!(またよろしくお願いします) | 山田由香 |
第2話 | イケメン、小林!(いろんな意味で) | 山田由香 |
第3話 | 課外活動!(もちろん普通じゃありません) | 山田由香、西川昌志 |
第4話 | 郷に入りては郷に従え(合わせるって大変です) | 西川昌志 |
第5話 | 君と一緒に(まあ気が合えばですが) | 志茂文彦 |
第6話 | 合縁奇縁(片方はドラゴンです) | 山田由香 |
第7話 | 一般常識(みんなずれてます) | 志茂文彦、西川昌志 |
第8話 | 世界に一つだけの(好きな言葉を続けてください) | 西川昌志 |
第9話 | いろいろワケがありまして(エルマざんまいです) | 山田由香 |
第10話 | カンナの夏休み(二か国語放送です!?) | 西川昌志 |
第11話 | プレミアムシート(特別料金はかかりません) | 志茂文彦 |
第12話(最終回) | 生生流転(でも立ち止まるのもありですかね) | 山田由香 |
第13話(未放送) | ニッポンのおもてなし(アテンドはドラゴンです) | 西川昌志 |
ゲーム
第2期放送終了後にシューティングゲームとして発売される事が発表された。Nintendo Switchとプレイステーション4で2022年3月24日に発売された。
タイトルは『小林さんちのメイドラゴン 炸裂!!ちょろゴン☆ブレス』。
タグ使用上の注意
いつからかは不明だが、日本語が読めない海外ユーザーの方々が、pixivからのオススメのタグと勘違いをしてしまい、投稿するイラストの内容に関係なく『小林さんちのメイドラゴン』のタグを付加してしまう事案が時々発生してしている。
悪意はないと信じたいが、検索妨害となり得る行為であり、心当たりのあるユーザーには自重を促したいところであり、もしそのような投稿を見かけたら、検索サイト等でその事を和訳して、コメント欄等に書き込んで注意を促してもらいたいところである。
(もちろん、イラスト内容やキャプション等で、『小林さんちのメイドラゴン』を意識している事が明白な場合はその限りではない)
※詳しくは、※作者は海外ユーザーの記事を参照。
本作におけるドラゴン
基本は爬虫類のような姿をした巨大生物といったイメージで間違いはないが、カンナやその父・キムンカムイのように鳥類・哺乳類に近い特徴を持つ者やエルマのように水棲可能な者もおり、千差万別(ただし、特に「シードラゴン」のような分類はなく、一括りに「ドラゴン」と呼ばれる)。
強大な力と魔法を使え、人間よりも高い知能は有するものの、繁殖に関しては発情期があるなど、一部は動物的ともいえる種族である。
かなり長命な存在であり、神として崇められているドラゴンがよく言う「村の娘を差し出せ」という要求は実はただのロリコン嗜好という設定もある。
関連イラスト
いずれも本家
関連タグ
- クール教信者
- 月刊アクション 双葉社
- モンスター娘 竜娘 ケモ耳
- 2017年冬アニメ 2021年夏アニメ
- ピーチボーイリバーサイド:同じ原作者の作品。メイドラゴン2期と同じ放送時期にアニメ版が放送される。
- 平穏世代の韋駄天達:同じ作者の作品(こちらは作画担当)。こちらも2期と同じ時期にアニメ化される。
- 越谷市:作中のメイン舞台の一つとして度々登場する。
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