あらすじ
絵本作家の万光は、ネット上での友人であるH.N「珍太郎さん」に「都会の大学へ行くので、ルームシェアしてもらえないか」と頼まれ、深く考えずにOKする。ところが現れたのは巨乳美女。ネット上での会話ではわからなかったが、珍太郎さんは女だったのだ。かくしてシャイな青年とあっけらかんとした巨乳女子大生の奇妙な共同生活が始まった。
登場人物
万光(よろず ひかる)
「万光」のペンネームで活動する絵本作家の青年。童顔かつ背が低いために少年にも見える。おっぱいをキャラクター化し、エロではなく母性をテーマにした絵本「パインとズリン」が大ヒット中。後に小説家デビュー(実体験を元にした官能小説。瞬く間にパインとズリンを超えるヒット作となり、コミカライズも決定している)を果たす。
珍太郎さんと同じ大学に通っていたが、在学時にカツアゲを初めとした、いじめに遭い、1人で抱え込んだ末に中退。そのトラウマから対人恐怖症気味になった。絵本作家としてヒットした現在でも大学に未練を抱いている。
ネットでの距離感そのもので迫ってくる珍太郎さんにはアタフタし、時には暴発させられる事もあるが、彼女との生活には安らぎを感じつつある。本名の下は「コウイチ」
珍太郎さん
「珍太郎」というハンドルネームを持つ巨乳の女子大生。本名も詳しい素性も不明だが、光さんが「オフで会った人間には深い事情は聞かない」という主義により何も問い質さない為、彼女もそんな繊細で優しい光さんを信頼している。「仕事が楽しい」と言う理由で仕事をいくつも掛け持ちしており、各仕事先にて「目の毒」となっている。女性ながら腕力は強く、光を逆レイプしたり、彼を抱え上げてアクロバティックな体位を実現させるほど。
明るくサバサバした性格だが、時折情緒不安定になるなど(万光曰く「重い」)彼女も光さん同様、過去の出来事による心の傷を抱えている模様(「職業選択の自由」「レイプ」と言うキーワードに対し過剰な反応を見せる。特に後者は)。本名は「ナナカ」
小学生時代より、巨乳であったとの事。
紗南(さな)
光さんの妹で巨乳の女子高生。寡黙だが内面では過激な発言をしがち。兄である光さんには表情だけで何を考えているか読まれている。ブラコンであり、それゆえに珍太郎さんを敵視している。
高校から急激に成長したため、兄に構ってもらえなくなりますます過激な想像を働かすように(兄にしてみると、「パインとズリン」執筆の為にはエロを極力排除せねばならず、一人暮らしはそんな妹から離れるためでもある)
西湖あずさ(にしこ―)
光さんの編集の女性。牛乳瓶の底の様なグルグル眼鏡を着用している。
宮ノ森(みやのもり)
珍太郎さんに取り憑いている女性の幽霊。しかし、彼女に霊感はなく、逆に光さんには会話も可能で、彼の体を操る事も可能。珍太郎さんを応援する立場にいるが、恋愛観は古風。