純粋無垢な小学生ドラゴン(学校には小林カンナで通っています)
プロフィール
種族 | ドラゴン |
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性別 | 女性 |
人間年齢 | 9才 |
身長 | 人間姿120cmドラゴン姿10m |
スリーサイズ | B60/W50/H55 |
好きな食べ物 | クレープ、アイス |
嫌いな食べ物 | 蜂(食べづらい) |
趣味 | 小学校 |
特技 | いたずら |
才川の好きなところ | 自分を偽らないところ |
CV | 長縄まりあ |
概要
トールの知り合いの幼竜。作中では基本「カンナ」と呼ばれている。
元いた世界での度重なる悪戯が原因で追放され、人間界を訪れた。
トールのことは「トール様」と呼び慕っており、当初はトールと同居する小林のことを「トール様をたぶらかして利用しようとしている」と疑い、彼女を連れ出そうと小林宅を訪問するが、結果的にそれは勘違いだとトールに諭される。行く宛もなく一人ぼっちだったことから小林により2人(2匹?)目の居候として迎え入れられ、カンナ自身も居場所を与えてくれた小林の温かさを受け次第に心を開いていく。
後に学校に興味を持ち、(トールの魔法で)戸籍を作ってもらったことで朧塚小学校に通うようになる。
クラスメイトの才川リコとは一緒に下校したり遊んだりするなど仲良しだが、その一方で才川の方からはやや危ないレベルで溺愛されたりしている。マジやばくね?…しかしカンナ自身も満更でもないような態度である。
小林さんとケンカして家出したことがきっかけとなり、ニューヨークでアメリカ人の少女クロエとも親しくなり、才川とクロエの3人で遊んだことも。
人物
世を忍ぶ仮の姿として小学生程の少女の姿をとっており、ピンクを基調とした民族衣装のような衣服を身に纏っている。本来の姿は白い羽毛で覆われた美しいドラゴンである。電気をエネルギー源としており、尻尾をコンセント状に変化させて差し込むことで充電(?)する。
ドラゴン同士での戦闘面では長らく戦力外だったが第134話にて理科の宿題で静電気の仕組みを学校の教科書から理解することで電子そのものを操作できるようになった(原子を操るのはまだ無理とのこと)。結果、偶然とはいえ大気中の陽電子を全て取り込むも制御を誤り荷電粒子砲を発射する能力が開花する。
人間よりも遥かに長生きではあるものの、竜族の中ではまだまだ若輩である模様。そのため、トールやエルマなどの目上のドラゴンに対しては基本「様」付けで呼んでいる(ただし、トールたちと同世代のイルルに対しては、彼女がトールたちほど身分が高くないためか呼び捨てである。また、敬語を話すようになったトールとは異なり、エルマやイルルら他のドラゴンと同様、トールや小林を含む目上の人物に対してもタメ口である)。感情を表情に出すことはあまりないが、年齢に準じ性格も幼く、好奇心旺盛で甘えん坊。カニやセミなど、小さな動物を見つけると捕食する癖がある。イルルとは、あちらの世界でいたずら仲間だった。
トールによれば、カンナは竜族の中でも由緒ある一族の生まれであるらしく、「カンナカムイ」の名の通り厳格な方針の下育てられたという。これまでの悪戯も、かまってほしい内情の裏返しだったのではと解釈している。後に父親のキムンカムイが登場した際に、カンナが当代の「カンナカムイ」であり、キムンカムイが先代の「カンナカムイ」を名乗っていたことが語られている。
「混沌派」などのトール達作中に登場する他のドラゴン達が所属しているドラゴン内の勢力では、カンナは「無所属」である(他の「無所属」の者にはカンナのような幼竜などが多い)。ちなみに父・キムンカムイは山獣神の異名を持つ混沌勢の軍団長とも言える立場の者であり、その縁でトールとは知り合った旨が描かれていた。
小林宅では基本的にいい子であり(むしろ、破天荒な言動で何かしら厄介事を巻き起こす大人ドラゴンたちに比べればおとなしいと言える)、極稀にわがままを言って小林を困らせる一方で、彼女が本当に困っているのを察した際には自ら身を引いて我慢する忍耐強さをみせることも。本人曰く、トールはお姉さん、小林はお母さんのようにおもっているとのこと。
学校ではその可愛らしい容貌も然ることながら、勉強も運動も卒なくこなしてしまうことから、転校(入学)初日からクラスメイトたちの注目の的となり、才川も当初はクラスの人気を搔っ攫ったカンナを一方的にライバル視し挑戦を持ちかけたが、彼女の泣き落としで感化され、以来一番の友人を名乗るようになる。
アニメでは、運動会で、リレー1位を取り、クラスの優勝に導いた。
トールやエルマ、ルコアとは異なり、小林のことを「小林」と呼び捨てにしている。
作者のコメント
子供として扱ってほしいけど、人間の子供という枠では収まらない。本人もそれがわかっていて、意図的に使い分けている。ちょっとズルい子 |
スピンオフ
スピンオフ作品・カンナの日常(作画:木村光博)では主人公を務めている。
同作では、本編では描かれない独自設定が何個か描かれており、以下に何個か記述する。
- 人化の術が見た目を取り繕うこと以外は不完全であり、小学生とは思えないような超重量級となっている(おうまさんごっこで遊んでくれた不良がヘバヘバになっていた)。
- イルルのように火炎袋はないものの腹の中に火炎を蓄えており、おならの拍子に業火を尻から噴き出すこともある。
- 無意識に威圧感を発しており、動物(飼育小屋のウサギ、競馬場の不人気馬、など)は身の危険を感じさせられることも。
- 人間が小動物を愛でるような感覚で、人間と接してる。
- 彼女の鱗とも言える羽毛は超上質のクッションとも言えるフカフカさであり、腰へのダメージからトールに乗るのを嫌がる小林をして熟睡してしまうほどの気持ち良さを誇っている。
余談
- 名前の由来はアイヌ神話に登場する蛇の姿をした雷神「カンナカムイ」。電気をエネルギーとするのもこの為であろう。
- アニメでは、細身だった原作よりも肉付きのいい体格で描かれている。ファンからも好評であり、原作者もそれ以降はカンナをアニメ準拠でデザインすることが多い。
- 幼竜であるがドラゴンであるため大人・子供の概念はないものの、トールぐらいにまで身体が発育するまでには少なくとも100年はかかるらしい。また、人化の術はあくまで「ドラゴンとしての概念を人間に置き換えた姿」になるだけであり、変身姿を誤魔化すことで成長を装うことも不可能なため、いつかはカンナが人間ではないことを親友であるリコにカミングアウトせざるを得ないというビター展開について二次創作では取り上げられることも。
関連イラスト
関連タグ
根岸まさ子…CVの長縄氏が演じている同作者の別作品のキャラクター
カンナ…同名&竜繋がり。親枠のカムイも同じ同名&竜繋がりである
千石冠…カップやきそば現象。キャラが似ている。声優が同じと言う事に加えて、放送時期がすぐ後であったことから、こちらは『高校生になったカンナカムイ』と言われることもある。→カンナカムリ
ヒサメ…カンナカムイのDNAを持つ。
クロエ(小林さんちのメイドラゴン)...カンナの友達その2。
表記揺れ
カンナカムイ……タグとしてはこちらが先に使われている