プロフィール
種族 | ドラゴン |
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性別 | 女性 |
人間年齢 | 16才 |
身長 | 人間姿130cm ドラゴン姿不定形 |
スリーサイズ | B130/W55/H70 |
好きな食べ物 | 肉全般 |
嫌いな食べ物 | 野菜全般 |
趣味 | 子供と遊ぶこと |
特技 | いたずら魔法 |
タケトと仕事をして気になること | あんなに見てるけど触りたいのか? |
CV | 嶺内ともみ→未定 |
概要
クール教信者のマンガ『小林さんちのメイドラゴン』の登場人物。
トール達の世界に住む雌ドラゴン。トールが所属する”混沌勢”のドラゴンの中でも、最も破壊を振りまく最過激派として危険視されていた。
人間態は赤毛の小柄な外見で、性格共々幼い印象を受けるが、トールとは同い年らしい。
人間界について下調べもせずにやって来た当初は殺意剥き出しで瘴気らしきものを発しており、ドラゴンの爪や尻尾も隠せてなかった(もちろんその気になれば爪や尻尾を隠せるのだが、最初に爪を変化させた時はまだ慣れていなかった為に手が某ネコ型ロボットのように簡略化されていた)。
見た目に反して小林が怨嗟の念を抱くほどの爆乳が特徴的だが、これは同族の中でも特に強い火炎袋を人間態に押し込んだ結果らしく、事実火炎を吐き出す際は焔色に発光する他、転倒などで圧迫するとゲロを吐くかのように噴炎してしまう。
トール曰く「かなり無理をしてあの姿」らしく、さらにいえば「無理しなければさらに巨乳になっていた」とのこと。
ドラゴンとしての姿(第15巻で初披露)も巨大な炎の塊のような外見で、その炎には強い酸が含まれている。
過激派なだけあって時に凶暴かつ残虐な部分もあるが、本来は自由奔放な性格で、たまに子供っぽい一面も見せる。また、登場人物の中では一番性欲が強く、自分の体を有効活用した色仕掛けも平気でよく使う。発情期が存在し、その際は誰彼構わず平気で襲う。
己の身一つで生きてきたドラゴンには服を着るという習慣自体がそもそも無いが、中でもルコアに並んで人前で肌を晒すことに対する羞恥心に乏しい彼女は「人間の服なんて窮屈で邪魔臭い、ていうかいらない」と考えており、度々前をはだけたがるが、小林宅でそれをやると小林に打ち下ろしの左ビンタを炸裂させられる。
認識阻害の魔法を自分の全身にかける際、ただでさえ制御が難しい所へつい雑念が混ざって服だけ全部消してしまった時に条件反射で小林の左手が上がるほど常習的にやらかしてた模様。最近はあんまり引っぱたかれ過ぎてマゾっ気に目覚めつつもあるらしい(アンソロジー4巻のおまけ4コマにて)。
幼少の頃の彼女は人間の子供と遊ぶのが好きな純粋で優しい性格だったが、悪い人間達に故郷を焼かれ家族を失ったのをきっかけに、他の混沌勢から「混沌勢としての思想」を徹底的に教え込まれ、結果、現在の凶悪な過激派のドラゴンとなった。
人間界の破壊を目論み、トールにつられてやってきたが、小林の機転でエルマを動かしたことで町に一切の被害を与えることも出来ずにあっけなくトールに敗北。その際に「本来敵対しているはずのドラゴンと勢力関係なく共存している人間」である小林に興味を抱くようになる。
「人間は敵」だとずっと教えられて生きてきた為に「人間とドラゴンが共存するあり方」に納得出来ない彼女はカンナを唆したり、お得意の色仕掛けで小林を誘惑したり、あまつさえなけなしの魔力を使って小林を性転換させたり等、あらゆる手段で小林を陥れようとするもことごとく失敗。
その後、屠龍派のドラゴン・クレメネ(CV:杉田智和)に手柄目当てでいたぶり殺されそうになったところを小林に助けられる。
身の危険を省みず自分に歩みよろうとする小林に心を揺さぶられたイルルは、「本当は悪くない人間だっていたのに誰もわかってくれなかった」、「本当はただもっと遊んでいたかっただけ」という胸の内を初めて吐露する。
その後駆けつけたトールによって事なきを得たイルルは改心し、小林さんちに居候する3人目のドラゴンとなった。
最初は罪悪感から小林以外の人間と距離を置きがちだったが、才川を始めとした人々とのふれあいの中で次第に打ち解けるようになり、後にトールのつてで駄菓子屋の店番を任されるようになる。
店主よりフォロー役を命じられた、孫の会田タケトには、当初は胸を露出するなどして翻弄していたが、共に働くうちに周りから「恋をしている」と評されるほど意識するようになり、本能的に迫っては急に乙女になり恥ずかしがるということを繰り返している。タケトと駄菓子屋で二人きりで泊まることになった際はタケトを発情期に巻き込まないか心配したり、自身がドラゴンである事がタケトに露呈することを恐れている。
そのためタケトをロキがさらった(=自身がドラゴンであることを暴露された)際には人格が小林さんと初遭遇した時の頃に戻るレベルでブチ切れている。
年齢はトールと同じ歳だが、彼女に比べ精神年齢がやや幼くまだまだ無邪気に遊ぶのが好きなお年頃(先述の通り、人間年齢的には16歳と、時代設定次第では女子の結婚可能年齢であると同時に、世間的には思春期真っ盛りな子供に分類される年齢ではあるが)。このため年下であるカンナとは気が合い、同居していることもあってよく一緒に遊んでいる。基本的に格上のドラゴンは様付けしているカンナもイルルのことは様付けしておらず呼び捨てにしている。
作者のコメント
大人的な考え方と子供的な考えのギアが極端に変わるキャラ。見た目も心もアンバランスにしようとした結果、逆に安定したキャラになってしまいました |
余談
名前の由来はヒッタイト神話に登場する蛇神イルルヤンカシュから。日本ではややマイナーな神格だが『真・女神転生』に登場しており、その界隈では名の知れた悪魔となっている。
アニメではTV第2期から登場したが、CVを担当した嶺内ともみは2022年をもって声優業を引退。2025年公開の劇場版「さみしがりやの竜」では後任が充てられる模様。