「殺せ。財を奪おうとするもの全て殺せ。疑わしきは殺せ。呪いを込めて殺せ。末代まで不幸にしてやれ」
プロフィール
種族 | ドラゴン |
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世を忍ぶ仮の性別 | 男性 |
世を忍ぶ戸籍上の名前 | 大山猛(おおやま たけし) |
大きさ | 人間形態180cm ドラゴン形態20~30m |
職業 | 無職 |
趣味 | ゲームetc |
CV | 小野大輔 |
概要
クール教信者のマンガ『小林さんちのメイドラゴン』の登場人物。
トールたちの世界に住む雄ドラゴンで、本作の主要ドラゴンの中では唯一の男性。
トールにとってはケツァルコアトルに並ぶ数少ない先輩格で、自身も意外に思うレベルで気にはかけている。
初登場もトールが相談の電話をかけた相手としてで、彼女に上記の物騒な留守番方法を教えるも、直後やってきたのが空き巣だったため結果的に役立った。
その後、ルコア同様トールを心配してこちらの世界に来たが行く当てがなかったところ、たまたま当たった小林さんの同僚・滝谷真の家に居候させてもらう事になる。
人間態は世を忍ぶ仮の姿として眼鏡をかけた青年の姿をとっており、執事のような服装を着用している。
人間界での名は「大山猛」(トール考案)。
事情で女性の姿になった事がある。(そのまま女性になった様な姿とゴスロリ少女の二パターン)
ドラゴンとしての姿は原作・アニメ共に少し描写されているがはっきりとは出ていない。
クモのような単眼が左右三対並んだ眼部とワームを思わせる牙の並んだ顎部、蝙蝠状の翅にクトゥルフの如き触手状の脚部といった、元ネタの伝授からもかけ離れた不気味なデザインをしている。
初登場時の姿は彼がトールに”人型なら何でもいい”と言われたが為の姿であり、真のドラゴン形態ではない。
その力もトールが未だ勝てていない程。彼は特に敵を病気にする等の「呪い」を専らの得意分野としており、機嫌が悪くなると全身から瘴気を放つような描写が多い。
人物
長らく洞窟の奥で財宝の守護に務めていたことからしばしば「引きこもり」と評されており、こちらの世界でも引きこもりに(後述)。
その来歴からか警戒心が強く、四六時中不機嫌そうな佇まいを崩さない気難しい性格。人間・ドラゴン問わず誰に対しても無愛想な振る舞いや、物騒かつ刺々しい発言が目立つ。
ただしカンナ曰く「人見知り」との事で、小林とトールの仲を内心は理解(?)したり、滝谷に諭された際には反論できずに居たりと、実際は素直になれないタイプのようだ。
事実積極的に関わろうとはしないものの、誘いがあれば乗る程度の社交性は備えている。気を許している相手には不器用ながらも気遣いを見せることもあり、自分の興が乗る事柄には意外な積極性や行動力も見せている。
人間やドラゴンの勢力争いにはてんで興味がなく、明確に派閥所属はしていないが、自らの性分から"混沌勢"以外にはなりえないことを語っている。
ドラゴンとしてのプライドが極めて高く、彼が持つある意味ではブレない矜持や信条はトールに影響を与え、やがて「自由」を求めるようになった遠因となっている。
その他
小林の家に訪れた際ゲームに興味を持ち、滝谷との同居以後はどっぷりとハマッてしまう。
MMORPGらしきネトゲもプレイしているらしくハンドルネームとしてそのまま大山猛を使用している。一日12時間はログインしているため他のユーザー間でも知名度は高いらしく、ゲーム内では『大山さん』と呼ばれ親しまれているなど、ほぼネトゲ廃人まっしぐらである。
チャットでは『俺は人間ではない』と打ち込んでも、当然ながらなりきりだと思われている。
ドラゴンなので長時間の睡眠はとらないが、たまに仮眠はとっている。
更にはゲーム以外の彼のオタク趣味に染まってきている節があり、公園でライブでの振付を練習していたり、ちゃっかり同人誌を作っていたりもしている。
ただし内容はかつて財宝狙いの賊共へ見舞って来た「呪術のマニュアル」で、トールに実用に堪え得るとお墨付きをもらった禁書レベルの厄ネタ。(そのためか結果は惨敗であったが原作のおまけでは滝谷が一冊購入した。)
度々人間界での立ち位置に迷うトールに対して「人間に寄りすぎている」と注意しているが、彼もある意味では彼女より人間に染まってしまっている。
アニメ6話では滝谷とファフニールの関係が掘り下げられ、「人間には当たりと外れがある」と考えた上で滝谷を「当たり」だと評している事や、原作内で滝谷と度々アキバ巡りをしているなど関係は案外好調のようである(これに関してはトールも驚いていた)。
またカレーを食べる際には「甘口か?」と尋ねるなど、意外にも甘いものが好みと思わしき発言も。
なおトールやエルマのように働いているわけでもないので、実質滝谷に養ってもらっている形である。
ただ当初は自らの資産である金塊を使おうとして不動産屋に断られていた為、単に本竜の図太さ故そうなっている模様。
更に上記の放送の後に発売された2017年月刊アクション4月号内の原作第54話にて6話のその後の話が掲載された。
6話が更に楽しめる内容となっているのでファンは要チェックである。
名前の由来は北欧神話に登場する悪竜ファフニール。シグルド(ジークフリート)に退治されて吹き出した血が彼に不死身を与えた伝承で有名。本作のファフニール同様に彼も財宝を守っていた逸話があり、この財宝の一つが所持者に破滅をもたらす黄金や指輪である。
関連タグ
セバスチャン・ミカエリス:執事服姿の人間に化けて基本人間を虫けらとしか思っていない悪魔、しかも中の人が同じということで一部でネタにされている。