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滝ファフ

たきふぁふ

漫画『小林さんちのメイドラゴン』の登場人物、滝谷真×ファフニールのカップリング。
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概要編集

漫画『小林さんちのメイドラゴン』の滝谷真×ファフニールの非公式カップリング。

滝谷は普段イケメンの好青年だが、メガネをかけると「〜でヤンス」という口調になる隠れオタク。ファフニールは財宝を守り続けるためずっと洞窟に引き篭っていた呪いのドラゴンで、人間界に来てからはネトゲ廃人。財宝マニアとコレクターオタクとして気が合う二人は、良きオタ友として仲良く同居している。


プロフィール編集

名前滝谷真(たきやまこと)ファフニール
種族人間ドラゴン
職業SE引き篭もり
誕生日5月5日
年齢24才不明(数万を超える)
身長175㎝180㎝
好きな食べ物ロールキャベツ、レトルトカレーポトフ、カップ麺
嫌いな食べ物らっきょう、ニンニクハバネロ
趣味同人ゲーム作り(同人活動、小林さんとのオタク飲み会)財宝集め(財宝集め、ネトゲ)
特技シューティングゲーム(ゲーム制作、オタク知識全般)呪殺(一睡もせずゲーム、オタ芸)
本編初登場第4話第8話※声だけでは第1話でも登場している
CV中村悠一小野大輔

※『小林さんちのメイドラゴン公式ガイドブック メイドラ大全』を参照

趣味、特技の()内は『TVアニメ小林さんちのメイドラゴン公式ファンブック』の内容。


ちなみに、アニメでは身長が逆転している。

(『小林さんちのメイドラゴン イラスト&アニメーション資料集』の対比表によると滝谷の身長は約190cm、ファフニールは約183cmと推定することができるが、正確な数値は不明)


本編編集

単行本最新刊までのネタバレを含みます。


第8話「トールとクリスマス」

クリスマスパーティーを開くことになった小林は、賑やかしに滝谷を呼ぶ。トールの方はファフニールやケツァルコアトルを招いており、ここで二人が初めて出会うことになる。滝谷からの第一印象は「なんだか物騒な執事さんだね」だが、滝谷がゲームをしているところにファフニールが「あそこのアイテムは取らんのか?」と声をかけ「あれトラップ」「こざかしい」と、すぐに馴染んでいる。ちなみに、初期の滝谷は目つきが鋭く言葉遣いもそこまで丁寧ではなかった。

ファフニールの執事姿に苦言を呈する小林に対して滝谷は「昨今は若い美形型鬼畜執事もなかなかのものがあるのでござるよ!」とフォローしている。ファフニールの方は二人の剣幕に困惑している。


第15話「トールと家探し」

人間界に住むことになったファフニールの家を、トールが探すことになる。ちなみにこの時ファフニールには戸籍登録のため『大山猛』という偽名が付けられた。色々見て周り「この世界じゃ気の合う人間がいないと住みづらいでしょう」と諦めかけていたところでトールが思いつき、滝谷の家を訪ねる。トールは心配をしていたが、滝谷は「いいでヤンスよ」と躊躇いなくファフニールを受け入れた。

「なぁ この前の…」

「ゲームでやんスか?」

「ほかにどんなものがあるんだ…いろいろ教えろ」

「いいでヤンスよ」


第17話「トールとコミケ」

小林とトールがコミケで大手サークルの滝谷を手伝うことに。滝谷にアニメやらゲームやらいろいろ薦められていたファフニールの方はいつのまにか「呪いアンソロ」を描き、サークル参加している。しかし全く売れず、爆死。一応単行本のおまけでは滝谷がファフニールの新刊を買っている。


第33話「トールと温泉」

滝谷の提案により、温泉で親睦会を開くことに。

「思ったより君って人づきあいいいよね」

「…ドラゴンというものは基本的に余裕を持っている」

「余裕とは?」

「力だ」「我々が人とつきあい文化にふれるのは余裕からくる気まぐれだ」「力が強いものほど余裕が大きくなる」

「気まぐれが続くのは?」

「…フン」

女湯では小林やトールたちが盛り上がっている中、男湯の方では滝谷とファフニールが二人きりで湯に浸かっている。親睦会を開いた理由を聞かれた滝谷は「この前何かあった」(イルルがトールを襲撃しに来た)ことを踏まえた上でファフニールに「お前に何のメリットがある?」と聞かれ、「コミュニティだよ」と答えている。

「仲の良い友達グループ見つけて たまたま僕もその一員になった」「そのグループは一緒にいても眺めてても楽しい わかるだろ?」「君もそうなんだから

「俺はお前が嫌いだ 滝谷」

「ツンデレでヤンスねー」

ちなみに、巻末あとがきによると滝谷は「コミュの維持装置でありたいと思ってる人 自分の時間を削ったり都合の良い人間であろうとしてしまう典型的なお人好しタイプ」と紹介されている。


第35話「エルマと会社」

小林とエルマの決闘に際し「僕はこれから有給でファフ君とアキバ巡りさ!それじゃあね!」と言って帰る。ちなみに、本編で滝谷がファフニールのことをファフ君と呼ぶのはこれが初めて。


第40話「トールとお花見」

滝谷の提案でお花見をする小林たち。滝谷とファフニールは桜の下でも相変わらずゲームをしている。「滝谷余所見するな!!」「お前が頼りだ!」というセリフから分かる通り、ファフニールは(ゲームに関して)滝谷を相当信頼している。

また、ファフニールは滝谷に「ファフ君」と呼ばれることを受け入れているようだが、小林に「ファフっさん」と呼ばれた際には「ファフっさんいうな」と拒否している。


第43話「トールとパトロール」

エルマと共に街の見回りをするトールに「またかぶれすぎって説教ですか?」と言われ「最近は…わからなくはない…ないが」とした上で、それを危険だと思っているのは変わらないと言う。滝谷との交流も経て、ファフニールの考えが変わりつつあることを明示していると思われる。


第47話「トールとメイド喫茶」

トールがアルバイトをしているメイド喫茶に、二人で訪れている。


第53話「小林さんとメイド服」

小林に似合うメイド服を作るのに呼ばれる滝谷とファフニール。ジョージーやエルマ、ルコアもメイド服の案を出す中、滝谷はロリータ風の可愛らしい衣装を提案。ファフニールもそれに似たようなものを描いていた。


第54話「滝谷とファフニール」

滝谷とファフニール、初のメイン回。滝谷の親が訪ねてくるため、気さくな親がファフニールを怒らせてグッズが半壊にならないかと心配する滝谷。新作やりこみゲーと発売時期が重なってしまったため、ファフニールは家から出る気がない。ファフニールに言うことを聞かせる方法をトールに聞くと、力しかない、自分も出会った時は互いの力を認め合ってやっと洞窟の敷地を分けてもらったと話し「だからこそあのマイペースヒッキーと力を介さずしてそれなりの関係を築いているあなたが私は不思議でなりませんけどね」小林には「財宝マニアとコレクターオタクで相性よかったのかもね」と言われている。滝谷は結局翔太に事情を話すと、ファフニールを固有の愛称(ファフ君)で呼んでいるということは契約の準備がほぼできている状態であり、これがあれば強い主従契約を発動できると魔力の玉を渡される。魔力の玉はファフニールには効かなかったが、滝谷はなぜ愛称呼びを許可したのかを聞かせてほしいと問う。ファフニールは魔力の玉を「大人からのアドバイスを条件にしてもらった」ことを聞くと、ドラゴンの大人と子供について語り出す。ドラゴンの精神には大人も子供もなかったが、そう言うドラゴンが現れたのは人間と触れ合い、人間の真似をするドラゴンが増えたから。「そんなものは人間ごっこだ」と言うファフニールに対し滝谷は「君はそんなことを思っていない それくらいはわかる」と言う。ファフニールはトールや小林を見て「ちょっとこのごっこ遊びに乗ってみて知ろうとした」「愛称で呼ばせた理由はそれだけだ」と語った。やりこみゲーでレアアイテムを落としたファフニールは「気分がいいから俺に勝ったらお前の家族とやらに話を合わせてやる」と言い、いつも通り二人でゲームを始めるのであった。


第61話「ファフニールとルコア」

ファフニールがイベントで出す本のモデルを頼まれたルコア。なぜ本を出すのか問うと滝谷に「自分で財宝を作るっていうのは興味ないの?」「何かを自分で作ってみるとね それが自分にとってすごい財宝に見えたりするものなんだよ」と提案される。本は無事完成したが売れることはなかった。単行本のおまけによると、滝谷は小林に夢の中で「実在モデルなら滝谷君とファフさんで西で売ればいいじゃない」と言われている。


第73話「カンナと書き置き」

トールが商店街を歩いていると、レイドボス討伐に向けてファフニールが滝谷のために買い出しをしていた。


第82話「ファフニールとアキバ」

滝谷とファフニールのメイン回。ファフニールが使っていたPCが寿命を迎えたため、自作することに。パーツ巡りのため秋葉原に出向いた二人はホビーショップ、メイドカフェでルコアと翔太に立て続けに出会う。メイドカフェにて滝谷は、なぜ給仕の服にこだわるのかをファフニールに問われる。「えー そりゃ俺の場合男だからねぇ」

「性欲だと?あまりそうは見えんがな」

「確かに僕はああいうのを見てる方が好きかな…」

このやり取りから滝谷はルコアに「傍観勢に似てる」と言われる。

ファフニールは、残念なパーツを使って呪いを集合させた最凶のPCを作ることに。秋葉原を歩く中、会う相手によってメガネを外したり付けたりする滝谷を見てファフニールが問う。

「…どっちが本当のお前なんだ?」

「人っていうのは多面体でヤンス」「人次第で見せる面を変えるでヤンスよ」

「小林には両方 見せているではないか」

と、ファフニールはなぜか小林を例に挙げる。

「なぁんで そこで小林さんが出てくるのさ」

「まぁ…多面体そのものを見せたい人もいるかな」「大事なものを眺めていたいだけかもしれないね 君も僕もさ…」


第93話「アーザードとジョージーⅡ」

守護者となったアーザードは行動記録を取るためファフニールを尾行するが、色々あって滝谷と名刺交換をすることに。ファフニールを愛称で呼び、二人でメイドアイドルグループのライブを楽しむ様子を見て動揺するアーザードが出した調査結果は「奇行は目立つが問題なし…」「同居人は要警戒」であった。


第97話「小林と結婚」

滝谷は小林に結婚について聞かれ「僕は趣味人だから今は考えられないかな」「趣味に付き合ってくれる友達もいるし」と言う。親にいい相手を見つけろと言われないのか問われると、滝谷は両親がこの前もその件で家に来たと言う。その時どうしたかというと、なんとファフニールが女の子のフリをして「貴様らの息子には女がいるから問題ない」と言い追い返した。しかも小林に「結婚相手見つかったじゃん…」と言われてしまっている。


第101話「ファフニールと拠点探し」

滝谷が作ったゲームのエンディングが気に入らないファフニールは、変更が効かないと言われ納得できずに家出をする。滝谷の方は「夕飯までには帰ってきなよー」と相変わらず穏やか。新しい拠点を探すファフニールはたまたま会ったアーザードの事務所を訪れ、ジョージーも含め三人で掃除をする。二人の仲睦まじい様子を眺めて結局滝谷の家に戻ると、滝谷はファフニールが組んだ自作PCの呪い「呪い君」の案により、スコアによってエンディングを分岐させることで解決。ファフニールは「(まったく…なんと気に入らない奴だ)」と再び二人の日常に戻るのだった。


第108話「エルマと結婚Ⅲ」

滝谷がエルマから預かった辞表を、会社には提出せず保管していたことに「あはは!バレたらまずいやつだね!」と言う様子を見てツボるファフニール。(原作必読)


第119話「トールと嫉妬Ⅱ」

滝谷と小林さんが久しぶりにサシ飲みをすることに。トールと出会って変わった小林さんを見るのは楽しいと言う滝谷に対し、小林が「滝谷君はそういう人いないの?ほらファフっさん」と言うと「んー? 彼は怖いからね 度胸ついたかも」と返す。


第129話「小林とファフニール」

ゲーム販売の列で遭遇する小林とファフニール。滝谷とはうまくやっているのか聞かれたファフニールが「愛も変わらず気に入らない男だ」「たまにこちらを見透かしたことを言う」「都合よく役に立ち善良さの面だけを見せることによって傍観することを許せと言わんばかりの身の置き方もくだらん処世術だ」と言うと小林には「よく見てるじゃん」と突っ込まれている。また、ドラゴンの永い時間ではあらゆることをやりつくすことができるため暇になり、それを埋めるために何かに執着し新しい何かを探し続け「暇つぶしのためになんでもするようになる」と言う。「なぜ…あいつは俺を受け入れたのだろうな…」そう呟くファフニールに対し、小林はゲーム友達でも欲しかったのだろうと返す。しかしファフニールには敵だけいればいい、つまり滝谷は「ゲーム敵」だとしている。


第136話「トール達とゲームブック」

トールの提案でゲームブックを作ることになったファフニールたち。ルコアに対し、あらゆるドラゴンの意見を汲んでまとめる滝谷の姿勢を「羨ましいか?」と問うファフニール。力を必要とされず言葉だけ出せるのは、傍観勢であるルコアが滝谷を目ざわりに思うだろうと考えてのことだったが、ルコアはそれを否定。

「誰だって自分のスタンスを曲げてまで得たいものはあるのかもって きっと その面を出させてあげられるのは…」

「ああ…それは小林…」

「君だよ」「君」

ルコアにそう言われたファフニールは、大きく目を見開いた。


第141話「小林とロキⅡ」

ファフニールの宿敵・ロキが小林とトールの目の前に現れ、才川とジョージー、タケを人質に力の儀に参加することを強要する。目的はトールとファフニールの殺し合いを見ることであった。

小林を刺した神剣を作ったのがロキで、小林に宿った神剣を通して自分たちを見ていたとファフニールは語る。滝谷は必死でその説明に追いつこうとしていた。最後のコマでは部屋から二人ともいなくなっており、ただ残された呪い君だけがオーンオーンと泣いていた。


特別読み切り「コイツは異世界からキテいない」

「しがみついても維持します この旅で…あなたが…輪を支えてくれてたように…」

滝ファフではないが、今後の展開に重要な話である。詳しくは15巻を要確認。


「力の儀」編編集

16巻に収録され、ファフニールと滝谷が主人公であると言っても過言ではない程に彼らの活躍が描かれている。

壮大なスケールで話が進むため「滝谷とファフニール絡んでなくね?」という部分もあるが、最終的に彼ら2人の活躍に関連して重要な話に結び付くため紹介する。


神であるロキによって異世界で開かれる「力の儀」にて、トールはファフニールと対決する。その裏では人質救出班が動き、小林と謎の人物・ホワイトも異世界にてロキの行末を見据えていた——。


第142話「トールと力の儀」

「力の儀」の目的は混沌勢のドラゴンの順位付けと、ロキをぶん殴る権利を手に入れること。そしてロキにとっては、トールとファフニールに殺し合いをさせること。人型になって戦うというルールのもとトールや小林のほか、小林たちと面識のあるズバボボラス濡れ羽の三死竜ニーズヘッグ、そしてファフニールが参加。


第143話「トールと力の儀Ⅱ」

人質救出班であるカンナ、エルマ、イルル、アーザードは人質の捜索にあたっていた。そこで人質が囚われている場所の候補として、ロキが使う地脈を流れるマナ溜まりにある「異次元の空間」が挙げられた。

力の儀は予選が終わると、ロキが参加者全員を森林にワープさせる。1人になった小林はドラゴンに遭遇するも「ホワイト」と名乗る男に間一髪で救われる。

その頃トールは、小林を見つけるために森林を駆けずり回っていたところでファフニールと出くわす。


第144話「トールとファフニール」

ロキが望んでいたトールとファフニールの殺し合いが始まる。両者とも本気でありながら、トールは「命のやり取りをしているようなひりつきを感じない…」と違和感を覚えていた。一方ロキは戦う2人の様子を、真顔で眺めていた。

その頃小林はホワイトに守られながら森林を進み、彼が小林を守るために浅戸に雇われた人間であることを知る。邪神の加護が付与された剣を見せられた小林は、魔力の質に覚えがあった。ホワイトは小林を助けた理由には個人的な感情も含まれていると言い、これまでドラゴン絡みの困難を乗り越えてきた彼女の姿に「仕えるべき王を見た」と語る。

小林はここでホワイトの正体に気付いたようだが、あえて「ホワイトさん」として接している。


第145話「小林とリンドウ」

力の儀からおそらく数時間前、ホワイトは雇い主であるアーザードに「ファフニールがロキを憎む理由」を問うていた。アーザードの調査によると、ロキに弟を殺された、ロキの指輪に呪われ父を殺させた、そのまま呪いに取り込まれ邪竜に堕とされたと説が分かれた。ホワイトは専務に紹介された人間であり、信用していいのかをアーザードに問われると、自分がこれまで荒らしてきた場のしわ寄せがどこに来るのか考えた事があるのかと何故か怒りを露わにした。

時系列は力の儀編に戻り、人質救出班は異空間に入ることができていた。「匿名希望の情報源」によって異空間の場所を特定したと言うが、匿名の正体はロキが使ったワープを調べて異次元空間の置き場を特定したファフニールだった。


第146話「小林とシン」

ロキの合図によってサバイバル終了とされるも、結局トールとファフニールに決着は付かなかった。トールは

「私の宝は小林さんです そして小林さんと過ごす日々で…その日々の中にあなたもいるんです」

「それは宝か?いや呪いだ」

そう言うファフニールだったが、

「呪いと共に生きることは悪くないな…」

「呪いに呑まれぬよう足掻き続けろ それが…いい暇つぶしになる」

と穏やかな笑顔で語るのだった。

トールは無事小林と再会し、ロキが受肉していることに気付く。不審に思った小林はこれまでのロキの発言を思い返し、“とあること”に気付く。

決勝ではファフニールとホワイトが戦うことになる。人間であるホワイトはファフニールに負けず劣らず戦っていたが、何やら合図を送り合う。すると「グレートぉ!シンドン…!スラッシュ!!」と必殺技を繰り出し、ファフニールを場外へ飛ばした。その様子を見たロキは、何故かホッとした様子を見せる。


第147話「小林とシンⅡ」

人質救出班は強敵のフェンリルによって窮地に立たされていた。アーザードがフェンリルからカンナを庇ったところで、ファフニールが登場する。ニヤリと笑顔を見せ

「仲間としてお前らを助けに来た」

「友情というヤツだな」

と言うファフニールに人質救出班は困惑。さらに異空間には小林から話を聞いた濡れ羽の三死竜と、ファフニールの様子を見て気付いたニーズヘッグも現れる。「俺たちの絆の力を見せるぞ」と真顔で言うファフニールは人質救出班に「あんた誰だァ!?」と叫ばれた。


第148話「トールとリンドウ」

ここでは省略するが、本作品においてとても重要な回であるためぜひ単行本にて確認してほしい。


第149話「ファフニールとフェンリル」

「価値があるだけで役に立たない宝を抱え続けろ お前が何者かを忘れないために」

青年は邪竜と化していく自身の兄にそう告げた。

「宝こそが呪いか」

「我が恨みもお前という罪に穢れた強欲も

呪いと共に未来の末まで持っていけ そして…」

「ま いい暇つぶしでも見つけなよ 兄さん」

そう笑顔を見せる青年はファフニールの弟だった。

人質救出に加わったファフニールはエルマやイルルの戦闘スタイルを把握していたため、即興で連携を組み、自らの呪炎に仲間を隠しながら攻撃を仕掛けていた。ロキを恨んでいたはずのファフニールに対し、フェンリルが「妄執は時の彼方に消え去ったか!?」と問うとファフニールに「それはお前の方だ」と指摘される。

「俺は最近いいことを聞いた 宝というものは 自分でも作れると」

ファフニールは自ら作ったグレイプニルでフェンリルを縛る。そしてカンナが貯めていた静電気に自らの呪いを加え、トドメを刺させた。

力の儀はトールが混沌勢三位のリンドウを倒し、騒然としていた。投げやりになったロキは「ここで終わりにする」と剣を構える。


第150話「小林とシンⅢ」

「いや…もう帰っていい?」ロキに対しそう告げる小林。ファフニールに頼まれ人質を救出していた辰沢から、救出完了の連絡を受けていたのだ。ロキを恨んでいたはずのファフニール、人間でありながら力の儀に参加させた小林。そのどちらも意図通りに動かないどころか、自分を見てくれないことに腹を立てたロキは、シン(神剣)に小林と戦わせようとする。しかし小林はシンを抱きしめただ一言「帰ろう」と呟くのだった。そして小林はロキにこう言い放つ。

「君も一緒に」

「君はロキじゃない」

ファフニールが邪竜となった要因の“神であるロキ”と、幼い身体の“ロキと名乗る者”は別の人物であった。その正体はシンと同じ神剣の一本で、シンの兄のようなもの。シンに心が目覚めたことで神剣のロキの心もまた目覚めたが、本物のロキの残滓を取り込んだために自分をロキだと思い込み、トールとファフニールの殺し合いを望んだ。しかしシンの心とも繋がっているので、戦いを見るたびに胸を痛めるという矛盾が発生していたのだった。そこでホワイトは神剣のロキと残滓を切り離すことを提案する。ホワイトが持つ神剣ロキの本来の器・レーヴァテインならばそれが可能であるという。

一方フェンリルを倒し異空間を飛び出したファフニールは、満面の笑みを浮かべ高らかに笑いながら森林を走り抜けていた。ホワイトたちの元に辿り着くと

「ふん…この分ならお前の負けだ」

「ラストアタックのポイントが残ってるよ」

「ハイエナをする気か…小癪な…」

とどこかで聞いたことがあるような様子の会話が繰り広げられる。大声で捲し立てるロキに、ファフニールは「ああ…殺してやる」と安らかな表情を見せた。


第151話「ファフニールとロキ」

繰り出される神剣ロキの攻撃にトールが風穴を開け、ファフニールがその背後からロキ目掛けて飛んで行く。胸元に攻撃をされ血を流し、ホワイトに「ファフくんッ」と叫ばれながらも、ロキの胸ぐらを掴み残滓を取り出すことに成功。引き剥がすために必要な一撃を出させるためホワイトの本当の名を叫ぶが、まだ一撃が足りない。残滓がロキの元に戻りそうになるところで、なんと、小林が生身で残滓を跳ね返す。その様子を眺めていた全員が驚くか爆笑するかの二択だった。ホワイトは「ほらね 王だよ彼女は」ファフニールは「やはり貴様は宿敵だ MVPはくれてやる」と言い放ち再び残滓に向かった。


「まだまだ俺はそちらには行かん」

「呪い(欲望)は出る…」

「呪い(俺)は…溢れ続ける…!」


左手に呪炎を生み出したファフニールは、ホワイトが構えるレーヴァテインの刀身にそれを宿した。


「さらばだ」


ロキの残滓はホワイトとファフニールによって破壊される。

受肉した神剣のロキは、シンによって受け止められた。


第152話「滝谷とコミュニティ」

力の儀は終わり日常が戻ってくるかと思いきや、滝谷家には無気力でゲームをする神剣のロキの姿があった。あの後、滝谷家に引き取られることになったのだ。

会社で小林と会った滝谷は、ファフニールを動かしたのは滝谷なのかを問われる。力の儀の前、滝谷とファフニールは次のようなやりとりをしていた。


「君は小林さんを殺すつもりなの!?」

「くくく…そうだ!それで俺の復讐は果たせる!」

「お前に何もできはしない!自分を削り切れずにコミュニティとやらにしがみつくお前の限界だ!」

「俺の正体を今一度思い出せ!俺こそが呪いの竜!ファフニールだ!」


「——と思ってる奴等を全員出し抜くぞ」


物凄い剣幕で小林もトールもロキも殺すと言っていたものの、ファフニールの真の目的はそう思っている者を全員出し抜くことだった。そして滝谷もそれを理解していた(なら何故「小林さんを殺すつもりなの!?」と前振りをしたのか)。そして滝谷は、自分の限界についてもまた理解していた。

「弱い人間なりに言葉やらで立ち回るには…まだまだいろいろ足りないんだろうな…」

「…力を貸してよ」

自分が無力な人間、戦力外と考えている者を出し抜くためにはファフニールの力が必要である。

そしてファフニールは力を使う際、自身のルーツから来る縛りを持っていた。それは自分が欲望と呪いで為った竜であるため、十分な力を出すには欲望を満たす供物が必要というものだった。そこで滝谷は、ファフニール自身が目的を果たすことで“供物”が大きくなっていく方法を提案。ファフニールはその方法を「欲望と暇つぶし両方を満たす」として受け入れた。

滝谷は、ファフニールが自身の秘密を打ち明けた理由を問う。

「貴様 余分に代償を出しているな…

そうか…魂を懸けているだろう?」

「自分が死んだら魂を俺に捧げる腹づもりか」

ファフニールは、あだ名を受け入れている以上「そう望めば」契約関係になってしまうと語る。

「契約と関係あることは話さねばならんからな」

つまり、力を借りるために滝谷はファフニールと契約をしたと推測することができる(おそらく翔太の言っていたような主従契約ではないが、滝谷は呪いを借り受けたことでドラゴンと同等の力をつけているため、少なくとも契約に近い関係ではあったといえる)


「魂…懸けるのか?」

「安全な場所から非力なりに手伝うのはやめさ 君が復讐を選ばないなら」

「僕もスタンスを曲げようってとこかな」

「ちっ俺のせいにするな そういうことなら…」

「お互い…とことんらしくなくいこう」

そう言って、滝谷とファフニールは拳を突き合わせた。


滝谷が提案した“供物”の正体は、ファフニールが出したハイスコア。スコアの基準は「ハイスコアでグッドエンドになる」こと。つまり人質を救出しロキの残滓を取り除くことでコミュニティを守る、それこそが滝谷とファフニールの「グッドエンド」なのであった。




・「んー? 彼は怖いからね 度胸ついたかも」と言っていた通り、滝谷はファフニールに力を借りることで直接的な戦力となる。これまでは異世界で何かが起きた際、不在となっていた小林やエルマ、ファフニールの分の仕事やゲームを引き受けていた(その様子は「お篭りぐらしのファフニール」第50話で描かれている。また、これが浅戸を恨む理由)

滝谷はかつて出会った王・オーバヤシと、それに似た立ち回りをする小林に強い憧れを抱いていた。自身も「弱い人間なりに言葉やらで立ち回る」というスタンスでありたいと考えていたが、復讐を選ばないことを決意するファフニールを見て、スタンスを曲げて彼に力を借りることを決意するのであった。そしてファフニールは、滝谷のスタンスを変えるのは小林であると思い込んでいた。しかしルコアに「君だよ」「君」と言われた通り、その役割を担うのはファフニール自身なのであった

・滝谷とファフニールの契約については明言がされていないため不明。しかし第54話で翔太は「一つの道具に互いの思念を注ぎ込んでいればそれを媒介に強い主従契約を発動できます」と語っており、ここで仮に2人が契約していたとすれば「道具」はレーヴァテインのことであると考えられる。

・16巻のあとがきにて、作者によると「力の儀」編の内容は鬱屈した過去や暗い復讐劇、滝谷とぶつかりそこで生まれる強い友情などが考えられていた。しかし「あれ?こいつすでに乗り越えているんじゃね?だってゲームしてるし…」「滝谷との友情…そんなもん意識せずとも2人はなんとなく協力して動くんじゃね?」という流れで話が組み立てられていったらしい。


アニメ編集

(本編とは異なる部分、アニオリ部分を紹介)


小林さんちのメイドラゴン(1期)編集


第3話「新生活、はじまる!(もちろんうまくいきません)」

原作とは違い、アニメでは滝谷の提案により小林の引越し祝いのパーティーとなっている。滝谷がゲームをする中、液晶に釘付けになっているファフニールに対し「やってみます?」と提案する。慣れないコントローラーを握るファフニールに的確なアドバイスをし、敵を倒すと「そうそう、よく倒した!」と手慣れた様子で褒めている。しかしその後「じゃあその宝箱は無視して」と言う滝谷を無視して、ファフニールはミミックに食われている(次回予告にて宝箱に脊髄反射する理由を聞かれた際には「性だ」と答えていた)。また、小林がトール達を脱がせようとしたところ滝谷が「ファフニール殿、小生達は目を伏せるでヤンス」とファフニールの目を隠している。


第6話「お宅訪問!(してないお宅もあります)」

滝谷とファフニールが同居している様子がアニメオリジナルで描かれる。オタ芸を練習するファフニールに対し滝谷は「すごい上達っぷりでヤンスファフくん」と褒めるが「ファフくんとは誰のことだ」と返され「あ、気に触ったでヤンスか?それは失敬でヤンス」と謝る。カレーが甘口かと問うファフニールだが、彼の甘党設定はアニメオリジナルであった(のちに本編に逆輸入されている)。食後にはどちらが皿を洗うかテレビゲームで競い合って決めており、負けを認めたファフニールは皿を洗っている。また、滝谷が作った同人ゲームをファフニールがテストプレイしたり、滝谷がファフニールのためにリンスを買ってきたり、滝谷が就寝する際ファフニールがキーボードの音を抑えたりと、うまくやっている様子。

トールが小林、カンナと買い物をしていると、街中で滝谷とファフニールの姿を目撃する。

(人間にはアタリとハズレがある。ハズレはすぐわかる。アタリは時間を掛けねばわからない。人間如きに、そんな時間を使うのは面倒だ。俺にとって人間は、棲家に土足で踏み入り、宝を奪いに来るハズレでいい)

「お待たせでヤンス」

(だが)

「イベント楽しみでヤンスねーファフく…あ。」

「構わん」

「えっ」

「お前はアタリだ」

「ファフ…」

「急ぐぞ」

「あぁっ、はいでヤンス」

という二人のやり取りを見ることができる。アニメではここでファフニールが滝谷の愛称呼びを正式に認めている。


第11話「年末年始!(コミケネタありません)」

  • 正月用のレトルトカレーを補充している滝谷が「甘口でヤンス」と言うと、ファフニールが納得したように頷く。ちなみにお揃いのどてらはアニメオリジナルで、今後も度々登場する。
  • 初詣に滝谷はダウンジャケット、ファフニールは袴姿で訪れており「おお〜ファフニールさん似合ってるじゃないですかぁ」と言うトールに対して、滝谷は「そうだよねえ」と返しファフニールを褒めている。小林の家では「良いよねこたつ、うちでも買おっか」「フン、好きにしろ」というやり取りを見せつけた。

第12話「トールと小林、感動の出会い!(自分でハードル上げてますね)」

急に雨に降られた滝谷が帰宅するとタオルが用意されており、外に干していた洗濯物は綺麗に畳まれていた。雨に気づいたファフニールによるものだったが、本人はいつも通りゲームをしながら「手伝え滝谷」と言うだけだった。滝谷はそれに対して「はいはい」と心底嬉しそうにしていた。


第13話「終焉帝、来る!(気がつけば最終回です)」

「リンスがもう無い」「うん、買ってくるでヤンス」「それから…」「8時に、インでヤンスね。わかってるでヤンス」「フン」と、滝谷はファフニールの扱いを熟知した様子。二人の仲の良さをここでも見せつけられる。


第14話「バレンタイン、そして温泉!(あまり期待しないでください)」

  • 滝谷がゲーム画面を開くとファフニールからバレンタインブレードが送られていた。「…そっか。今日、バレンタインだもんね」と嬉しそうにする滝谷。「ん?なんだそれは。そんなことより、俺にも同じものを送れ」と返され「りょーかい」と楽しげだが、社内で貰ったチョコの数を聞かれた際には真顔で「2個」と言っていた。社内の相手とファフニールに対する反応があまりにも違っている。
  • 温泉回。行きの新幹線にて小林がまとめてコーヒーを頼むと、滝谷が「すみません、一人はリンゴジュース…」と互いに目を合わせ、ファフニールが頷いてから注文をするというシーンがある。旅館に着いてからは並んでお土産を見ている様子や、卓球でオタ芸を披露する二人を見ることができる。ちなみに滝谷とファフニールは同室で二人きり(いつものことではあるが)で、ボードゲームをしようとする様子が描かれる。

1期円盤特典『小林さんちの○○ドラゴン』編集

西部劇や巌流島、カンフー、RPG、ミリタリー風の格好をした滝谷とファフニールを見ることができる。



ミニドラ(ショートアニメ)編集


第5話「非常事態(無停電電源装置はあるでヤンス)」

滝谷とファフニールがいつも通りゲームをしていると、突然停電が起きる。電気が復旧するまで時間を潰すために二人が始めたのは、暗闇の中で飴を食べて何味かを予想するゲームだった。


第6話「正体見たり(見なけりゃよかった)」

ギルメンオフ会に参加したが、メンバーの使っているキャラクターとその正体のギャップに呆然とするファフニール。やはり人間は信用ならんと癪気を放っているが「ファフくん、君だって偽っているでヤンスよ」と諭されている。



小林さんちのメイドラゴンS(2期)編集


第1話「新たなるドラゴン、イルル!(またよろしくお願いします)」

パソコンがフリーズし、癪気を放ちながら席を立ったファフニールに滝谷は「んがぁ!人類滅亡の危機でヤンス!」と叫びながら追いかけている。


第4話「郷に入りては郷に従え(合わせるって大変です)」

アニメのコラボカフェを満喫する二人。ランダムで全15種類のコースターを集める滝谷にファフニールは「望むところだ」とパフェを食べながら付き合っている。


第8話「世界に一つだけの(好きな言葉を続けてください)」

父の日にタリスマンを作ろうとするも行き詰まる翔太。滝谷はそれに対し、ゲームと同じで勝ちたいなら製作者の気持ちを考えると良い、プレイヤーにどうさせたいのかという真理が読めれば自ずとクリアする答えが見えてくるとアドバイスした。それに対しファフニールは「滝谷はいつもそこで苦戦している」と付け加えている。


第12話「生生流転(でも立ち止まるのもありですかね)」

  • 小林たちが夏祭りに行っている間、イベント帰りの二人が電車の窓から花火を見ている。
  • 原作とは違いルコアの提案で花見をすることに。二人は仲良くゲームをしていたが、花嫁衣装にされてトールから逃げる小林を滝谷は「同僚のピンチとあっては見過ごせないでヤンスね」と追いかける。ファフニールは「フン…全く」とその場でゲームを続けた。

S円盤特典編集

vol.1ミニドラ「もしもシリーズ(飲んだくれの妄想です)」

いつも通り小林とメイド談義に花を咲かせていた滝谷。他のドラゴンがメイドになったら…という話の中で、なんとファフニールが可愛らしいメイド服を着て登場。「おかえりなさいませ ご主人様」「チッ なぜ俺がこんなことを」とノリの良さを披露している。


vol.3特典冊子「小林さんちの迷ドラゴン」第3話

強くなるため様々なドラゴンに修行を頼んでいたカンナ。ファフニールは案外普通の指導をしているかと思いきや、カンナに呪いを一つ教えると言い「尿意ビーム」を滝谷に放った。


vol.S番外編「ニッポンのおもてなし(アテンドはドラゴンです)」

アメリカから遊びに来たカンナの友人であるクロエをもてなすため、トールに頼まれた二人が秋葉原を案内している。


お篭りぐらしのファフニール編集

2020年11月から、ファフニールが主人公の公式スピンオフ『小林さんちのメイドラゴン お篭りぐらしのファフニール』が連載開始。現在(※2024年11月時点)4巻まで発売しており、略称は「篭ファフ」。ほぼ全話に滝谷も登場するが、一部を抜粋して紹介する。


第1話「ファフニールと滝谷」

滝谷とファフニールの日常。スピンオフのファフニールは本編やアニメよりも少々荒っぽく描かれるが、滝谷はそんなファフニールに戸惑いながらも扱いに慣れていき、学生時代のような日常を楽しんでいる。また、朝までゲームに付き合った滝谷の枕元に栄養ドリンクを置くなど、ファフニールのツンデレ要素も見せてくれる。


第4話「ファフニールとお留守番」

滝谷の出張でファフニールが留守番をすることに。ファフニールはカレーを作りすぎたり、滝谷はゲームをしようとして「さあいくでヤンスよファフく…」と言いかけたりと、二人とも相方のいない日々に慣れない様子。一週間ぶりに帰宅する滝谷は部屋が荒れていないか心配していたが、ファフニールが家事をしていたおかげで綺麗な状態になっていた。


第6話「ファフニールとコミケ(準備編)」

滝谷にコミケは「お宝祭り」だと聞かされたファフニールはサークル参加することに。呪い本を作るファフニールと、ゲーム制作をする滝谷は互いにアドバイスをし合って各々完成させる。「呪いアンソロ」は二人で協力してホチキス止めをした。


第7話「ファフニールとコミケ(イベント編)」

「呪いアンソロ」は結局1冊も売れなかったが、最後に滝谷が現れ「一緒に作ってて1冊欲しいって思ったんだ」と買っていく。帰宅後「俺の本は価値がなかったか?」と問うファフニールに対し滝谷が「あるよ ファフ君の熱い気持ちが伝わる本だったし欲しいと思えた」「これは価値のある宝物だよ」と返すと、ファフニールは納得したような表情をする。


第10話「ファフニールとアウトドア」

滝谷の提案でみんなを集めてバーベキューをすることに。ファフニールと暮らすのは大変じゃないかとトールに問われると「同志とともに好きなゲームやアニメに浸れる時間プライスレス!」と答えている。他のメンバーが帰った後は二人だけでコテージに泊まりゲームを楽しんでいる。


第13話「ファフニールと駄菓子屋勝負」

ファフニールがおぼろ商店に出入りをしており、イルルやタケトと知り合いであることを知った滝谷。自分が知らない間、ファフニールが他の人と繋がりを持っていたことに対して「(嬉しいような寂しいような)」と切なそうにしている。また、仲睦まじく話す滝谷とファフニールを見たイルルにそっちも仲良しじゃないかと言われると、ファフニールは否定している。


第14話「ファフニールと執事体験」

トールのアルバイト先のメイドカフェに来た滝谷とファフニールは、トールの提案でどのくらい執事をできるかを競い合うことに。滝谷はファフニールを「(付き合い いいよねファフ君 家だと言わなくても家事だって色々やってくれるもんね)」と微笑ましく見ていた。


第15話「ファフニールと滝谷の風邪」

滝谷が熱を出してしまうが、仕事のため出社することに。「ファフ君の食いぶち稼がなくちゃだからね 頑張るよ!」とフラフラの状態で仕事をするもコード配列は正確。しかしファフニールはルコアの提案で呪いによって仕事を中止させ、早退することになった滝谷を迎えに行く。ファフニールが異世界の薬を滝谷に飲ませると、治ったものの副作用で猫耳が生えてしまう。


第18話「ファフニールと聖地巡礼」

カンナと才川の聖地巡礼に付き合うことになった滝谷とファフニールは、一緒に夕陽を見ると永遠の友情が約束されるという「友情の丘」を訪れる。ファフニールは夕日に興味がないと言いながらも、滝谷にゲームのステージに似ていると聞くと二人で夕日を眺めた。その様子を撮ったカンナたちが写真を送ると、滝谷は「いい思い出になったし楽しかったよ」と話していた。


第20話「ファフニールと滝谷両親の訪問」

問題の回。両親の訪問を控える滝谷は、オタクグッズを隠したり、ファフニールに言葉遣いを教えていた。両親が到着するも、ゲリライベントが始まったことでファフニールは結局トイレに篭ることに。両親の紹介した女性を滝谷が受け入れてしまったら自分は追い出されると考えたファフニールは、滝谷の父親がトイレに向かうタイミングでドアを開ける。すると中からは女体化したファフニールが現れる。滝谷は困惑するも、両親に誰かと問われたためとりあえず打ち合わせ通りにゲーム友達の大山さんだと話す。するとファフニールは「たまに泊まりに来て滝谷とは親しいお付き合いをしている」と明らかに誤解されそうな内容を話す(打ち合わせ通りではあるが)。滝谷が友達だと正すと、両親がお見合い相手にと女性の写真を取り出す。するとファフニールが「不要だ 貴様らの息子には女がいるから問題ない」と再び誤解されそうな発言をする。これには滝谷も「!?」「!!?」とかなり焦っている。「そうなの!?気付かなくてごめんね」と気を使ったように家を出ていく両親を見送ったのち、滝谷は「ここはファフくんの住処だから出ていかなくていいからね」とファフニールに告げている。


第21話「ファフニールとリモートワーク」

滝谷がリモートワークになったため、ファフニールはゲームや漫画に囲まれて仕事など非効率ではないのか、「俺の誘いも断るのか?」と迫り滝谷の仕事を妨害。休憩時間になるとファフニールが1時間で終わるクエスト、栄養ドリンクとカップ麺の用意をしており滝谷は「普段ここまで絶対しないのにファフ君 ずるくない?」と言いながら二人ソファに並んで昼食を取っている。仕事を再開すると社内のトラブルで出社をさせられそうになるが、滝谷は「ファフ君ずっと待ってるし…」と有休を選ぶ。「仕事はいいのか?」と問われると「相棒優先でヤンス!」と速攻切り替え、二人並んでゲームを始める。翌日、小林にリモートワークはどうだったか聞かれた滝谷。滝谷ヴィジョンでのファフニールは「いるのに遊べないのか滝谷…」「飯もクエストも準備済みだやるぞ!!」とやたらキラキラした様子で描かれ「たまにはリモートワークも悪くないね」と上機嫌で、小林には「何 ニヤニヤしてるの?」と言われた。


第22話「ファフニールとお宝弁当」

滝谷が早朝に目を覚ますと料理をしていたファフニールは、アニメの影響で「貴様のお弁当を作ってやっているのだ!」と難しい顔をする。トールのアドバイスで好物を詰め込めばいいという結論に至り、作ったお弁当はカタカタ音を出しながら震動している。中から出てきたのは滝谷が好きなカードゲームに携帯ゲーム機、ぬいぐるみ、滝谷が好きなシリーズのカップ麺やお菓子に総菜などだった。「滝谷の宝になるだけで俺には無意味だった…」と普段通りゲームをするファフニールだったが、帰宅した滝谷は嬉しそうに「お弁当ありがとう」「お返しに夜は手作りカレーにさせてよ」と言いキッチンに向かうのだった。


第23話「ファフニールとサービス終了」

ゲームのサービス終了が決まり「大事な宝ならどんなことをしても手放したりしない 俺ならそうする」と言われた滝谷は「オタクなら最後まで支えてこそだもんね」とあらゆる手でサ終を撤回させようと動く。


第26話「ファフニールと飲み会」

わけあってデスマの打ち上げにファフニールも参加するが、滝谷は疲労困憊により途中で寝てしまう。その間、小林によって「最近はYシャツをシワなくたたむ方法覚えたんだよね」「この前は風呂場のカビ取りしてくれたって滝谷君が嬉しそうに話して…」と微笑ましいエピソードが披露され「本当にやめろ」と遮っている。また、滝谷家には定番の起こし方があり、ファフニールが全力でオタ芸をすることで、滝谷がそれに合わせてオタ芸をしながら起きるというものだった。


第27話「ファフニールとルコアの尾行」

翔太と滝谷が二人で出かけるため、ルコアの尾行にファフニールが付き合わされることに。滝谷は人間として落ち着いているとルコアから聞くと、ファフニールは家での滝谷がどんな様子かを語り「珍しいねファフニール君が仲良し自慢だなんて」と言われる。ゲームセンターでは「レアな美少女フィギュアがあるとか言って誘ったんだ… ファフニール君を誘うみたいに!」と言うルコアに対し「滝谷は俺が興味のあるレアしか提示しないぞ」と返し「また仲良し自慢かい 変わったねファフニール君」と言われてしまう。そしておしゃれなカフェに入っていく翔太達を尾行し、美女の幻影を出して滝谷を誘惑させようとするルコアだったが滝谷は動じず「君のパートナーは女の子に興味ないのかい?」と呆れられる。翔太達が最後に向かったのはなんと結婚式場だったが、目的は式場限定のケーキをルコアにプレゼントすることだった。滝谷もケーキを買い、帰宅後ファフニールにゲームをしながら一緒に食べることを提案した。


第29話「ファフニールとカンナの締め切り」

宿題の似顔絵を描くカンナと才川を見た滝谷が「ふたりとも本当にお互いが好きなんだね」と言うと「ファフニール様と滝谷みたい」「ベストパートナーね!」と言われ「アハハハ暗くなったね帰ろうか」とかわしている。


第32話「ファフニールと保存したい輝き」

飴細工が施されたパフェが宝石のようだと興味が湧いたファフニールと滝谷は、スイーツ店に行く。呪いを使ってパフェを永久の存在にしようとするファフニールを、一緒にいたエルマが止めようとするも、滝谷がすかさずファフニールにパフェを食べさせて止めた。


第40話「ファフニールと原稿合宿」

コミケの締切が近付いた滝谷とファフニールは作業を進めるため1泊2日の原稿合宿に行く。旅館スタッフに圧をかけられながらも、二人で温泉に入ったり料理を食べたりする様子を見ることができる。


ちなみにカバー裏にもおまけ漫画が豊富に描かれているほか、各巻の最後には原作者によるおまけ漫画が収録されている。例えば滝谷とファフニールが普段しない表情をしたり、ファフニールを喜ばせて手応えを感じている滝谷を見ることができる。二人の仲睦まじい様子をより多く楽しみたい方は、是非単行本を買うことをお勧めする。



主要キャラを主人公としたスピンオフは、他にも連載されている。ここでは滝谷とファフニールが登場する話を一部紹介。


カンナの日常

ファフニールが滝谷のジャージを着用してラジオ体操に行く回がある。


エルマのOL日記

ファフニールが滝谷の仕事を早く終わらせるため、大山猛として地獄巡商事(小林たちの会社)に入社する回がある。呪いで職場を掻き乱すファフニールを滝谷がなだめ、仕事ができると褒めている。滝谷がいかにファフニールの扱いを熟知しているかを見せつけられる。


ルコアは僕の××です。

バレンタイン回にて、ファフニールとルコアのどちらが美味しいチョコレートを用意できるか勝負する。ファフニールが勝てば次のイベントでルコアに売り子をさせる、ルコアが勝てばファフニールを可愛い姿にするという条件で競うがファフニールが敗北し、可愛らしい幼女の姿になって滝谷に写真撮影をされている。


互いの印象編集

『小林さんちのメイドラゴン公式ガイドブック メイドラ大全』編集

  • 関係図での二人

滝谷→ファフニール「ツンデレでヤンスね」

ファフニール→滝谷「いつも帰りが遅いぞ」

  • ファフニールによる滝谷の家の評価

「整頓された部屋で勝手気ままにゲームができるのは、癪だが滝谷の家だけだな。ゲームの対戦相手にもなるし、しばらくはこいつの家で我慢してやろう」


「小林さんちのメイドラゴンS」公式サイト キャラクター紹介編集

滝谷→ファフニール「すごく他人思いのいい人」「初めは二人暮らしってのも不安があったけど、今では家事なんかも手伝ってくれたりすることもあって助かってるよ。彼がいなくなったら……いろんな意味で少し困るかも」

ファフニール→滝谷「愚かな人間の中でも侮れん奴だ」「アタリの部類ではあるだろう」


『TVアニメ小林さんちのメイドラゴン公式ファンブック』編集

  • 「仲良しさんいらっしゃい」(仲良しコンビにインタビューをするコーナー)では、ファフニールの家事の腕前について「ファフくんのご飯当番は手際がいいから任せたくなっちゃうんだ!」と評す。ファフニールは「滅却の呪い」(実際にはカビ退治スプレー)で風呂場を綺麗にしており、人間にしっかり染まっていることがわかる。
  • 集めたネタを小説や漫画として開花させるために毎日の出来事を記録する「財宝貯蓄」を提案した滝谷は、ファフニールに「ナイスアイデアだ」と褒めらている。

作者イラスト編集

原作者公式サイト編集

作品紹介などを目的とする作者の公式サイト『クール教信者 coolist』

  • 作者の過去作『旦那が何を言っているかわからない件』の十(つなし)夫婦と滝谷、ファフニールがよく絡んでいる。
  • 「こーいう生活もいいけど腹を見せて堂々と話せる友達がほしいなぁ」「干渉しないで適当に娯楽をくれる奴がいい」→「こいつなら!!」と、同居決定時の二人の心情を見ることができる。
  • ファフニールはカードゲーム(子供用)をしていると周りの目がおかしいからと幼い姿に変身する。その姿のままで平然とゲームを作っている滝谷の膝に座ったり、風呂上がりで上裸を晒したりするため、滝谷は「犯罪臭…ヤバイ」と汗をかいている(カンナと暮らす小林の気持ちがわかったらしい)さらに「次は性も変えるか」と呟くファフニールに対し滝谷は「やめて」と言うが…(本編第97話参照)

スピンオフ作者によるイラスト編集

スピンオフ作者のノブヨシ侍氏は、単行本発売のカウントダウン等で滝谷とファフニールのイラストを定期的に描いている。ここでしか見ることができない二人のやり取りが豊富にあるため、要チェック。

お篭りぐらしのファフニール3巻発売しました 宣伝絵などなど!


キャラクターソング編集

『Cursed Treasure』

二人のキャラクターソングが存在する。

ボーカルはファフニール (CV.小野大輔)、滝谷 真 (CV.中村悠一)となっているが、滝谷は終始合いの手に徹している。そのため、ジャケットイラストでは滝谷のみタンバリンを持ち、その他のキャラクターはマイクを持っている。

曲の最後「君のいう宝は見つかった?ファフ君」と問われたファフニールは「ああ、そうだな。滝谷」と返す。「滝谷」と言うまでに若干の間があり大変意味深である。


その他編集

アンソロ編集

公式アンソロジーは現在(※2024年11月時点)5冊発売されている。

トールが人間の文化を理解するために「滝谷×ファフニール」の18禁同人誌を描いたり、ファフニールが女装をしたり、滝谷に撫でてもらおうとしたり、宝探しで温泉を掘り当てたり、滝谷のためにゲーム発売の行列に並んだり、二人で沖縄の水族館に行ったりとやりたい放題。


OP主題歌「愛のシュプリーム!」アニメ盤ジャケット編集

白いタキシードを着た滝谷とファフニールが後方で決めポーズを取っている。


ドラマCD「メイドラゴンたちの日常」編集

  • ジャケットには魔王の格好で小林達をコンピューターに閉じ込めるファフニールと、その後ろに勇者の格好をした滝谷がいる。
  • 原作82話「ファフニールとアキバ」(ドラマCDでは「滝谷とファフニール アキバへ行く」にタイトルが変更されている)のほか、二人が登場するドラマCDオリジナルのストーリーがある。そこでの滝谷は自分のゲーム制作の進捗を見せまいと振る舞うファフニールに対し「いいじゃん教えてくれたって」と言ったり、カップラーメンのシーフード味は1日1個までという滝谷家の決まりを破ろうとしてファフニールに指摘され「え〜」と言ったりと子供のような反応をしており、翔太が憧れる大人の男像とは一風変わった態度を見せている。

ゲームコラボ編集

スマホゲーム『白夜極光』とコラボした際、イベントのクイズにて「ファフニールにとって財宝類以外に大切なものはある?」という問いの答えが「滝谷真」であった。


関連イラスト編集

【スパコミ】 新刊サンプル(滝ファフ)滝ファフ滝ファフログ冥土竜詰め5【滝ファフ/腐向け注意】


関連タグ編集

小林さんちのメイドラゴン 滝谷真 ファフニール

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