概要
「蛍直」とは、「もやしもん」の登場人物である、「結城蛍」と「沢木惣右衛門直保」によるカップリングタグである。
一応、男性キャラ同士による組み合わせのため、BLで腐向けなのだが、
両思いではないが、本編内で頻繁に逸話があったり話題になったりするため、「準公式カップリング」とも言うべき組み合わせである。
事の発端
親同士が、麹屋である「沢木もやし」と、酒蔵である「結城酒造」という商売上の関係で、家族ぐるみの付き合いがあった。
そして共に「某農大」に入学し、樹慶蔵教授の「樹ゼミ」のお世話になることになる。
蛍は沢木の秘密である「菌を見ることが出来る」能力を知っており、その唯一の理解者であり、
また沢木も「蛍の家の、火落ち菌絡みの悲劇」を知っている、
そんな間柄であった。
しかし、蛍が「自分探し」と「沢木との共依存関係からの脱却」を目指して、某農大を休学し、失踪。
そうしてしばらくの間、蛍は本編に登場しなくなった。
やがて、某農大の近所にある「日吉酒店」に、「一人の女の子」が現れる。
その「女の子」は黒いゴシックロリータの格好を身にまとい、「日吉酒店の娘」、とされていた。
そして、とある夏の日に、沢木は「その黒ゴスの女の子」を、日吉酒店の前で見かけた。
その「女の子」の事が気になった沢木は、数日後に日吉酒店に向かい、その「女の子」と会話をした。
「女の子」は沢木のフルネームである「沢木惣右衛門直保」を口にし、
「ずっと前から」知っていた、と、沢木に告げる。
この時点で、沢木は気が付いた。
この「黒ゴスの女の子」は、失踪していた「結城蛍」である、と。
そして、黒ゴスの女の子………じゃなく、黒ゴスの少年は、突然の事に頭がパニクってる沢木に向かって、いきなりキスをした。
それから
二人のキスを目撃した及川葉月に、沢木は「付き合ってるの?」と聞かれたり、蛍は「どこが好きなの?」と聞かれたり(なお蛍は「ちっちゃいトコ………かな」と答えている)
蛍の正体を知り「不潔だわ!!」と一度は否定しつつも、蛍とあんまり会ってなかった武藤葵に「沢木くんの彼女」と紹介したり、
蛍は蛍で、
フランスに行った沢木の帰りを待ちわびたり、
フランスで「白い蛍に会った」と聞いた途端、沢木の頭の後ろから「ゴンッ!!」とゲンコツ食らわせたり、
沢木に「付き合ってくれ!」と言われた時には(意味は異なり、誤解である)、沢木を頭から殴りつけ、口では思いっきり否定しながらも激しく照れていたり、
と、ところどころで「蛍の秘めたる想い」が炸裂する事になる。
そしてアニメ版が始まり、先述のキスシーンが放映されるや否や、「ゴスロリキッス」と呼ばれ、この「黒ゴス少年の想い」に醸される人びとが続出し、一世を風靡する事になった。
また、アニメ版での「ゴスロリキッス」の直後のアイキャッチで、
蛍をセレビシエ、沢木をオリゼーになぞらえての「ほっぺにチュッ♡」シーンが登場し、更に熱く醸され、この「セレビシエとオリゼーのキスシーン」のイラストも、pixivに投稿されている。