解説
声:アニメ版 - 西村知道
演:ドラマ版 - 黒沢年雄
「某農大」の老教授であり、主人公である沢木惣右衛門直保の祖父の古い友人。
某農大に入学した沢木が、祖父の紹介により樹に出会った事で物語が始まる。
若い頃より菌学を修める。
菌を利用した実学を尊重する研究及び教育を実践している。
「菌によるテラフォーミング」などの荒唐無稽な思想を支持していたり、世間的には否定されがちな食品添加物への理解を示し、学生たちにその効能を実践的に示すなど、独特な理論を持っている。
あらゆる場面でそれらの持論を語り始めるため、この「樹教授の理論」は本作の名物シーンの一つである。
が、話が非常に長ったらしいため、沢木達樹ゼミの面々は、樹の語りが終わるまで距離を置いて避難しているのが本作内のお約束(笑)
下手すると皆からがっつり無視されたり「神」により省略されてしまうことも(笑涙)
美里薫と川浜拓馬に対して、建物損壊に対する多額な借金を課したり、その一方で口噛み酒醸造を実践していた二人に感銘を受け、借金をチャラにし樹ゼミに迎え入れるなど、「話が通じる」面もある。
長谷川に対しては厳しくも優しく接し、親の様に導いている。
一介の大学教授でありながら、「夜の日吉酒場」を通して「政財界の人々」と交流があったり、沢木の幼馴染みである結城蛍を「日吉酒店」へと導くなど、謎多き人物でもある。
原作の連載初期は沢木の菌が見える能力を利用しようとするなど、腹黒でドス黒い面が強調されていたが、
アニメ版での西村知道の名演の影響により、キャラクターが柔らかい方向へ変化していくことになる。