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小林さんちのメイドラゴンの登場人物

こばやしさんちのめいどらごんのとうじょうじんぶつ

クール教信者の漫画作品『小林さんちのメイドラゴン』の登場人物について解説する。
目次 [非表示]

主人公編集

あのときの小林さんです

小林さん(こばやしさん)

CV:田村睦心

いつも化粧っけのない疲れた顔をしている女性で、地獄巡商事北千住事務所に勤める自称底辺システムエンジニア。物語開始時点でも「柱」と評される程の働きぶりだったが、第83話のプロジェクトの成功から主任へと昇進、加えてこれまでのドラゴンとの交流やそ経験を買われ「守護者」を任される事になった。フルネームは不明。腰痛と貧乳が悩み。

普段は外見同様の冷めた性格だが、酔うとメイド執事に対するオタク心を解放してトールに「メイドとしてなってない」とメイド服を脱がしたり、説教する。また性格も男前になる。


センシティブな作品

トール

CV:桑原由気

小林さんの家に棲みついた異世界の雌ドラゴン。元ネタは北欧神話に登場する雷と農耕の神…ではなく、人間世界の作家からとったらしい。

普段は人間の女の子の姿にメイド服を着ているが、頭に2本の角が生えていたり、尻尾がスカートから見えるなど、人外である事を完全に隠してはいない。ちなみに人間の姿の時の胸のサイズはDカップ(曰く、「ドラゴンのD」)。

元々いた世界で神々に戦いを挑んで神剣をつきたてられる重傷を負い、小林さんの世界へとドラゴン姿のまま逃げてきて山に隠れていた。そこへ偶然やってきた泥酔した小林さんと遭遇し、彼女にたすけられて意気投合した。その際行き場が無いことを伝えたところ、小林さんに酔った勢いで「じゃ うちくる?」と言われたため、彼女の家でメイドとして働くことを決めた。

助けてくれた小林さんには恩義を感じている為、メイド服で料理・洗濯・掃除等を担当しているが、小林さんの服の匂いを嗅ぐ等恩義以上の感情を持っている。

特定の宗教と何か因縁があるらしく、クリスマスが誰の誕生日を祝う日かを小林さんに教えてもらった際に「え?あいつ息子の?」と嫌悪感を顔に出す事がある。


ドラゴン編集

カンナちゃん

カンナカムイ

CV:長縄まりあ

異世界の雌ドラゴン。元ネタはアイヌ神話に登場する雷神(ちなみに男性)。

トールを慕って人間世界にやってきたドラゴン娘で、トールと異なり小学生ぐらいの外見をしている(実際、ドラゴンの姿もトールに比べてかなり小さい)。愛称は『カンナ』

電気が主食だが、人間世界にやってきた当初は電気切れとマナの薄さにより本来の力を出せずにいたが、コンセントから充電することで回復。

トールと、人間基準ではどうみても殺し合いにしか見えない遊びを楽しんだ

当初は小林さんのことを敵視していたが、実はイタズラが原因で家を追い出されてトールのいる世界にやってきたことを小林さんに看破され、「一緒にいよう」と声をかけられて以降は、露骨に敵視するようなことはなくなった。

後に小林カンナ(こばやし カンナ)』の名で小学校に通うようになり、才川と仲良くなる。


センシティブな作品

ケツァルコアトル

CV:髙橋ミナミ〈※テレビアニメ第1期では本名の「高橋未奈美」名義〉

異世界の雌ドラゴン。元ネタはアステカ神話に登場する蛇神。

一人称は「僕」で、親しい人にはルコアと呼ばせている。

当初からトールの相談相手の世捨て人なドラゴンとして、名前や電話の相手として登場していたが、トールが開いたクリスマスパーティに出席した際は、トールを上回る爆乳な胸に痴女っぽい衣装のお姉さんの姿で現れた。

自分達の世界にいた時のトールはあまり笑わなかったが、小林さんと一緒に生活するようになって笑うようになったと、小林さんに感謝した。


センシティブな作品

エルマ

CV:高田憂希

異世界の雌ドラゴン。

額に一本角を生やした、秩序を重んじる調和勢のドラゴンでトールとは犬猿の仲

生真面目で融通が利かない性格だが、食べ物に目がない。

トールを元の世界に連れて帰るためにやってきたが失敗し、自分も帰ることができず人間世界で暮らすことになる。

上井エルマ(じょうい エルマ)』の名で小林さんや滝谷と同じ地獄巡商事北千住事務所に就職し生計を立てつつ、時折トールと喧嘩をするようになる。


ファフニール

ファフニール

CV:小野大輔

異世界の牡ドラゴン。元ネタはゲルマン神話に登場する竜。

当初から、トールの相談相手の1人のひきこもりとして名前が登場し、トールが家の門番をするよう小林さんに命じられ、実際何をしたら良いかと電話で相談した際に「コロセ」と言っていた。

トールがクリスマスパーティを開いた際は、悪魔のような姿で小林さんの家を訪れた為、トールが用意した写真を元に悪魔で執事っぽい姿に変身し直した。

前記の通り簡単に「コロセ」なんて言ってしまうのだが、やっぱり酔った小林さんと滝谷には敵わなかった

人間世界に暮らすことにした際、家が決まらず、大山猛(おおやま たけし)』の名で滝谷の家に居候することになった。以降、滝谷の趣味に染まりつつある。


センシティブな作品

イルル

CV:嶺内ともみ

異世界の雌ドラゴン。

人間姿は巨乳な少女だが、当初腕はドラゴンのままで尻尾も隠せていなかった。

破壊と支配を望む混沌勢の過激派で、トールにつられて人間世界にやってきて街を破壊しようとするが、あっけなくトールにノックアウトされた。その後、屠龍派のクレメネに殺されそうになったところを、小林さんとトールに救われ、小林さんちの三人(三頭?)目の居候になった。後に駄菓子屋で店番を任されるようになる。


シャナブレ

調和勢の所属で、とある目的のために長らく人間界に潜伏していた。


人間界の人間編集

滝谷くん生誕祭2022

滝谷真(たきや まこと)

CV:中村悠一

小林さんの会社の同僚の男性。

小林さんの呑み仲間であり、酔った小林さんと執事・メイド関係のオタク話に花を咲かせられる。その際、瓶底眼鏡をかけ語尾が「ヤンス」になる。

本人的には、小林さんは女性として気を使う必要が無いのと共通の趣味を持っているのでウマが合うことから飲みに誘うのだが、トールからは少々誤解されてライバル視されている。

ファフニールを家に居候させてからは、彼をオタク趣味に染めつつある。


センシティブな作品

才川リコ(さいかわ リコ)

CV:加藤英美里

カンナのクラスメイト。お嬢様で高飛車な女子小学生。

カンナが転入してきた当初は何かとつっかかっていたが、根は良い子ですぐに仲良くなる。

カンナに対して友情以上の感情を抱きつつある


メイドマニア

才川ジョージー

CV:後藤邑子

自称・才川家のメイドだが、実は才川の姉の中学3年生。

本名は『才川苗(さいかわ さなえ)』。

メイド好きでそのように振る舞っており、小林さんとも気が合う。


翔太くん

真ヶ土翔太(まがつち しょうた)

CV:石原夏織

小学5年生の男の子。人間界で暮らしているが、実は魔法使いの家系であり、ドラゴンの存在も知っている。召喚の儀式を行なった際、ルコアを喚び出してしまう(厳密には危険な悪魔を召喚しようとしていたため、ルコアが代わりに召喚に応じた)。

そのためルコアのことを悪魔(サキュバス)だと思い込み、彼女の激しいスキンシップに耐える日々を送っている。


会田タケト(あいだ タケト)

CV:下野紘

16歳の男子高校生。祖母の店でアルバイトを始めたイルルのフォロー役として、同じ時間を過ごすようになる。


笹木部さん

笹木部(ささきべ)

CV:石原夏織

小林さんの住むマンションの左隣401号室の主婦。

料理をする時、何故か凄まじい騒音を立てる。


谷菜(やな)

CV:高橋伸也

小林さんの住むマンションの右隣に住む男性。

歌が好きらしいのだが、とてもうるさい。


曽根(そね)

CV:高橋伸也

小林さんの住む部屋の上の階に住む彫刻家。

木彫りの熊を彫る仕事をしている。


真ヶ土専務(まがつちせんむ)

CV:家中宏

翔太の父親で、小林さんが勤務する会社の専務。下の名前は不明。息子や専業主婦の妻・沙織と共に人間界で暮らしているが、その正体は魔法使いであり、アーザードの兄弟子。ダモクレスとも旧知の仲であり、トールの人間界での様子を細々と彼に伝えている。


会田ツバキ(あいだ ツバキ)

CV:中友子

タケトの祖母で、商店街の駄菓子屋『おぼろ商店』の店主。


センシティブな作品

クロエ

CV:上坂すみれ

カンナが家出した際にニューヨークで出会ったアメリカ人の少女。ツインテール風のシニヨンにまとめた巻き毛金髪が特徴。

ミネソタ在住の実業家令嬢であるが、親との口論の末にニューヨークを彷徨っていたものの、実家の会社とトラブルになっていたマフィアグループの差し金たちに追い回されていたところをカンナに助けられ、家出人同士のよしみから意気投合する。

家出生活の間で考えを改めたカンナの説得もあり、実家に戻る決意をするが、再び上記の差し金たちに拉致されるも、ドラゴンの姿に戻ったカンナに救われ、カンナの本来の姿を知る数少ない人間となる。

カンナが日本に戻った後もペンフレンドとして交友関係は続いており、スピンオフ漫画でもクロエとの再会エピソードが描かれている。


課長

CV:高橋伸也

小林さんの勤め先の上司で、本名は不明。アニメでは「所長」と表記。度々小林さんに対しパワーハラスメントを行っているが、小林さん本人は意に介していない。トールがコッソリ小林さんの会社にお邪魔した時、行為にイラついたトールから何度も足を突っ掛けられ転倒していた。

その後、パワハラを行っている録音音声を社長に送り付けられ解雇。あっけない最後を遂げた。

傍から見ればどうしようもない人間だが、パワハラに堪忍袋の緒が切れた小林さんが、終業後に飲み屋へ繰り出し泥酔。その後、最寄り駅を乗り過ごした小林さんは山でドラゴンと出会う…という2人の出会いにちゃっかり貢献している。つまり小林さんへのパワハラがなければ、この作品は生まれなかったことから、ある種の「キーパーソン」となる人物である。


山下(やました)

CV:高橋伸也

小林さんの同僚。北海道出身。


地獄巡春

小林さんの勤め先の社長、なおおじょじょじょでは高校時代が描かれてヒロインを務める、122話に登場。


堀内(ほりうち)

CV:高橋伸也

朧塚商店街にて肉屋を経営する男性。アニメでは辰田という名前に変更されている。


破滅の龍(はめつのりゅう)

CV:高橋伸也

地元最強の不良。


異世界のドラゴン編集

トールたちが元いた世界で暮らすドラゴン達。元々は一団となって神を倒すべく戦いを繰り広げていたが、長い時間の中で神や人間に味方するようになる調和勢、戦いそのものを忌避する傍観勢へと分裂、本来の思想を固持し続ける一派も混沌勢と呼ばれるようになった。そして現在では調和勢と混沌勢で対立が生じるようになってしまい、第106話でテルネは両勢力の均衡を維持し続けなければ「大勢が死ぬ」と言い切っている。

同じ勢力内でも複数の派閥が存在しており、特に調和勢ではそれが顕著。派閥の中でも幹部や統率者に位置付けられるドラゴンは何かしらの異名を持っている。は何らかの目的で人間界を不定期に訪問する者もいて、多くは人間世界にいる親族に会うためだが、一部例外もいる。


混沌勢編集

神を倒し、世界を調律者無き混沌の状態へと帰す事、何者にも支配されないを自由を勝ち取る事を目指す一派。

人間に対しては神を崇める習慣上敵対関係になるものの、当初は力や能力は見過ごされてきたが、調和勢が人間と手を組むようになったために害悪で滅びるべき存在と吹聴されるようになった。ただし群れによっては人間と友好関係を結ぶことも検討していた事例や人間(というか魔法使い)の協力者を迎えた事例もある。


ダモクレス

CV:菅生隆之

トールの父親。混沌勢の筆頭格であり、「終焉帝」の異名で畏怖される牡ドラゴン。

厳格な雰囲気であるが、娘に対する愛情は本物。

テレビアニメ第2期のトレーラーでは、中の人繋がりで某缶コーヒーのCM風ナレーションを担当した(参考)。


ドラゴニュート

CV:高橋伸也

トールの過去回想にて登場。背に鬣を生やし、筋骨隆々とした体つきの人間型のドラゴンの姿をしており、サスペンダー付きのズボンを履いている。トールに人間の姿へと変身する魔法を伝授した。

作中では明言されてはいないものの、終焉帝がトールを自由にさせた事を語っており、恐らく混沌勢の所属。

アニメによると体色は緑色、鬣の色は赤色である。


キムンカムイ

カンナの父親。「山獣神」の異名を持つ牡ドラゴンで、先代のカンナカムイ。人間の姿は面長で大柄な体格の中年男性。本来の姿はトールの倍はある巨躯。


調和勢編集

神や人間に味方する一派。

人間には協力の対価として「人柱」として人身御供を要求する事もある。これには対立する混沌勢を上回る魔力を蓄えるためというのもあるが、人間側からの印象の悪化は避けられずエルマを始め内部からも問題を指摘する声が上がっていた。また過去の内部抗争により命が失われた反省から、勢力の維持と子を守るために「結び」と称して政略結婚が行われ、派閥内の結束が図られていた。


テルネ

エルマの祖母(実際にはエルマとは何世代も離れており、ダモクレスやキムンカムイよりも年上。本人は「エルマの姉」を自称している)。人間の姿はカンナ同様小学生ぐらいの外見をしている。「始祖竜」の異名を持つ牝ドラゴンで、調和勢のNo.2にして神和派のトップ。


ルミネース

異世界の牡ドラゴン。調和勢穏健派に属する大物であり、「白竜公」の異名を持つ。


オーリ

異世界の牝ドラゴン。人間の姿は襟巻の付いた半纏を羽織った左サイドテールの和装の女性。

良く言えばクール、悪く言えば適当な性格だが、正体は最上位格のドラゴンらしく、発した殺気からは相対したトールとエルマが敗北を覚悟せねばならぬ程だった。他勢力であるはずのルコアとも交友を持つ。

エルマの結婚式に出席する予定だったが遅刻した上に水宮殿内部で迷子になってしまい、式場から逃走したトールとエルマと鉢合わせになり一触即発の危機に陥る。しかしルコアが現れると、途端に関心を失ってしまい、彼女と共に宮殿の廊下へと消えていった。お互いにその場では気付かなかったものの、角の形や去っていく時のルコアのツッコミとそれに対する返答からは、彼女の正体について一つの可能性が仄めかされている。


屠竜派編集

調和勢の中でも過激なグループ。混沌勢を滅ぼすことで世界を調和へと導く、というのは表向きで、その実態は神の敵を討つ大義名分の下、敵対勢力の竜をただ殺したいから殺し、力を得る名目で人間もただ貪り食いたいから食らっているだけという有り様。思想の過激さや振舞いから調和勢内部でも忌避されていたが、一方で重要な戦力でもあるので離反されても困るというように、扱いには周囲や幹部も苦慮していた。『メイドラ大全』でも「血の気が多すぎる…。」と書かれる始末である。

その実態はテルネのやり方に否定的な若年層と、首領(の女性人格)と付き合いの長い温厚な幹部から構成されているというジダの取り巻き(あるいは私兵集団)という色合いが濃く、エルマとの政略結婚の破談とその際の臆病ぶりが周囲に露見した事で信用を失い、最終的には首領の女性人格の意向もあり解散となった。


クレメネ

CV:杉田智和

異世界の牡ドラゴン。人間の姿は面長で痩せ型の青年男性。

作中で最初に登場した屠竜派のメンバーであり、エゴを押し通すためならば不干渉の掟すらも都合のいい解釈でねじ曲げる危険思想の持ち主(それがあくまで個人の考えなのか、グループ全体の考えなのかは不明)。ただし、仲間内で“さん”付けで呼ばれている割にドラゴンとしての実力はそこまで高くなく、本人曰く「ベストコンディションのイルルが相手では勝ち目など無い」程度。

トールとの戦いで弱っていたイルルを発見し、手柄目当てで甚振り殺そうと執拗に追い回すが、そこへ偶然通りかかった小林さんがイルルを庇うように立ちはだかる。その際、「掟を重んじるはずの調和勢のドラゴンが、『人間に害をなすドラゴンを庇い立てするから』という理由で人間を殺してもいいのか?」という矛盾を小林さんに指摘されても、「形ばかりの掟に意味などなく、あったところでドラゴン同士が取り決めた掟に人間は適用されない」と語り、小林さんにも容赦なく手をあげる。だが、小林さんを傷付けた上に「神」という言葉(小林さん曰く「神はトールにとってNGワード」)を口走って自分の言動を正当化したことがトールの逆鱗に触れ、徹底的に叩きのめされた(具体的には全身を骨折させられ、角の片一方を付け根からむしり取られた)挙句、記憶を抹消させられて異世界に送り返された。


ジダ

屠竜派の創始者にして首領。ドラゴンとしての姿は三頭竜であり、人格ごとに人間時の姿や性格や力が変化するという性質を持つ。



異世界の人間編集

アーザード

キムンカムイが率いる軍の軍師を務める、金髪で美形の青年。異世界人の魔法使いであり、翔太の父親の弟弟子。

ある事情からドラゴンを強く憎んでおり、自軍を含めた両勢力のドラゴンを騙して武力衝突を引き起こそうと目論んだ。

人間世界では『浅戸建(あさど けん)』の名で探偵活動をするようになる。


その他編集

???

異世界の存在ではあるが人間でもドラゴンでもなく性別も観測するたびに変わる模様。ネタバレ注意


サハギンゴブリン魔女

CV:高橋伸也(サハギン)、藤井隼(ゴブリン)、石原夏織(魔女)

トールたちがコミケ会場で出会った、異世界の住人たち。

彼らの他にも異世界の住人がコミケ会場を訪れていたようである。



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