ウカムルバスとは、カプコンの『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種である。
通称『崩竜』「ウカム」。
概要
アカムトルム同様翼を持たない飛竜種。
全身を白い甲殻で覆う巨大で、全長31m、全高14mという最大の飛竜種でもある。
名前にはポッケ村の古い言葉で「白き神」という意味があり、伝承ではアカムトルムと対を成す存在とされている。
またトレジィやポッケ村の村長の先祖で農場の大剣の持主であった竜人族とかつて交戦したことがある。だが、その竜人族は結局ウカムルバスにとどめを刺せず、戦いの傷が原因で命を落としてしまった。
ウカムと対を成すアカムトルムよりも更に大きく攻撃力も半端ではない為、まさに崩竜の名にふさわしい。
鉱物を取り込むことで得た白く硬化した重厚な外殻を持ち、雪を削り進むために顎が巨大に発達している。
その大顎で凍った湖面を砕いて潜水し、湖面の氷を引き裂きながら突進を行う。
甲殻は怒り状態になると変色して黒ずむ。
腹側にはおろし金のように鋭利な鱗が敷き詰められており、氷の上でこの巨体の動きを制御するスパイクの役割を担っている。
また口からは超低温の水流をブレスとして吐き出し、強大な咆哮も発する。
巨大な体の割に大ジャンプをしてハンターを襲ったり、巨大な氷の塊を飛ばしてくる。
ただし動きは遅く、MHP2Gでは閃光玉ハメが可能だったため、4人プレイでは何もさせずクエストが終了することもしばしばであった。MHP3以降はハメ対策が講じられているため、思考停止しての閃光ハメは不可能となった。
ソロプレイは流石に慣れないと困難だが、刺激を求めるのにいい相手とも言える。
戦歴
『モンスターハンターポータブル 2nd G』(MHP2G)では、大規模な雪崩の後出現した集会所G級最終クエスト「絶対零度」にのみ登場するラスボスポジション。
『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)でも、ラスボスのアマツマガツチ撃破後に、集会所上位に討伐クエストの出現する裏ボスとして登場している。
『モンスターハンター4』では素材のみの登場だったが、『モンスターハンター4G』で再び登場。G級昇格試験(第二次試験)の相手を務める(ただし、この時戦闘することになるのは上位個体)。また、G★3にはウカムルバスのG級個体と戦闘するクエストが用意されている。
『モンスターハンタークロス』にも続投。
同作のメインモンスター四天王の内の一体「ガムート」の防具の説明に登場する「禍つ神」とはこのウカムルバスの事を指しているのではないかとも言われている。
もしそうであるのならば、ウカムルバスはガムートにとっては「大切な人の命を奪った不倶戴天の怨敵」という事になるが…。
武具
ウカムルバスの素材からできる武器の攻撃力は申し分無く、氷属性も付いているが、
アカムトルムの武器同様切れ味が悪く、会心率も低いのであまり使い勝手が良いとは言えない。
余談
- その特徴的な面持ちから、スコップ、ドスイノキ、ハガネール、クッキングパパなど呼ばれることがある。
- 「下顎が特徴的で極寒水流ブレスを持ち飛行を行わないが飛竜的な要素も持つ白銀の巨大竜」という点では、『ヒックとドラゴン2』のワイルダービーストも似ているかもしれない。
関連イラスト
pixivではウカムをそのまま絵にしたものが人気のようである。
関連タグ
オンラインラスボス(メインシリーズ)