概要
2014年1月26日、モンハンフェスタ'13決勝大会において発表された。
また、MHXXの公式twitterにも当時告知に使われていた形跡が残っている。
『モンスターハンター4』の発売から半年も経過していない中での異例の速さでの発表であり、多くのユーザーを驚かせた。2014年の3/11はシリーズ10周年の日なので発表した狙いが分からなくもないが…
MHP2GやMH3Gと同様、新たにG級クエストや新規の武器・防具、新モンスターや新フィールドなどの新要素を追加した拡張版。MH4のデータを「ほぼそのまま引き継ぐことが可能」だという。
昨年にMH4が押さえた9月の3連休初日(敬老の日によるものなので毎年ある)をスマブラの新作が押さえていること、昨年ポケモンXYが押さえた10月の3連休初日(体育の日によるものなのでこちらも毎年)が今年はまだ押さえられていなかったこと、今年は11月に2回ある3連休の月後半のほうでORASが発売を控えること…などを考えると、多くの人が10月11日を予想したであろうと思われる。
また、海外でも『Monster Hunter 4 Ultimate』のタイトルで発売。ただし先のORASは発売の遅い欧州でも2014年11月中なので発売順が前後逆。
新要素
- 新たな狩りの舞台として『旧砂漠(昼夜両方)』が、新拠点に『ドンドルマ』が追加(MH2より復活)。どちらも過去作に登場したものだが、旧砂漠は年月の経過によって以前に比べて地形がかなり変化している。また、ドンドルマでは新たなストーリーイベントが追加されている。
- 新モンスター、新亜種モンスター、新復活モンスターが続々登場。詳しくは後述。
- 双剣、ヘビィボウガン、チャージアックスに新アクションが追加。双剣は鬼人連斬にフィニッシュ技が追加、ヘビィボウガンはリミッター解除時に竜撃弾の取り回しが良くなり、チャージアックスには『盾突き』『属性強化状態』『超高出力属性解放斬り』が追加された。また他の武器にもいくつか派生攻撃が追加されているようだ。
- 味方ハンターからカチ上げられた際に、ジャンプ攻撃に派生できるようになった。ただしこの仕様によってカチ上げられ中の無敵判定が消失するのではないか、もしくは場の空気を読まずにカチ上げまくる地雷ハンターが出てくるのではないか、と警戒する声もある。
- オトモのトレンドに「ジャンプ」と「ビースト」が追加。「ジャンプ」はオトモが踏み台となってハンターを跳ばしてくれるトレンド。「ビースト」はモンスターのスタミナを奪い、そのスタミナをハンターに与えて強走状態にしてくれるトレンドである。
- オトモの合体技が強化。
- ギルドクエストのレベル上限が100から140に上昇。G級の追加にあたって、レベル86からG級クエストとなった。
- G級探索が登場。今までの未知の樹海には見られなかったモンスターや地形などが出てくる。
- 発掘装備の種類が増えた。また、前作には無かったチャージアックスと操虫棍の発掘武器が登場する。
- オンライン環境が改善。キック機能が導入され(地雷ハンターを強制的に退出させることが可能となった)、狩猟ターゲットや指定もかなり細かく設定・検索できるようになった模様。また、特定のアクション(爆弾を置いた時、力尽きた時など)をした際に自動でコメントを書き込む「自動発言機能」が追加。
- 狂竜ウイルスを鎮静化させる効果を持った「抗竜石」なるアイテムが登場。武器に付与させることでモンスターの狂竜化を一時的に解除させることができる。
- モンスターが狂竜ウイルスを克服した「極限状態」が追加された。狂竜化個体を上回る攻撃力と硬さを持つ。
- 発掘武器・イベクエ武器を除くレア度8以上の最終強化武器に様々な効果をもたらす「極限強化」が追加された。上述の極限化個体から得られる「極竜玉」「大極竜玉」を素材として使う。
- ショートストーリー仕立てのイベントクエスト「エピソードクエスト」が登場。過去作のNPCが依頼人として直接登場してくるほか、クリアすることで特別なご褒美がある。
プロモーションビデオ
PV第1弾 (制作決定発表映像)
動画のラストで旧作における「砂漠」や「砂原」に相当する新フィールドが映し出されている。
砂漠といえば、残念ながら前作へ参戦できずにシリーズ皆勤を逃したあのモンスターの存在がちらつくが、果たして…。
PV第2弾
PV第2弾にて、ついにディアブロスの登場が明らかになった。
そしてディアブロスに続き、過去作品からモノブロス、ドスガレオス、ダイミョウザザミ、アプケロスの存在も確認された。
さらにMH4で初登場を果たしたケチャワチャ、テツカブラ、ネルスキュラ、ザボアザギル、ガララアジャラ、アルセルタス、ゲネル・セルタスの7種の亜種の姿も発見された。
またそれ以外にもオトモの合体技であるネコ式火竜車に酷似した、テオ・テスカトルを模した車が登場したり、味方ハンターにカチ上げられたハンターがそのままジャンプ攻撃に繋げるという衝撃的な攻撃をするなど、新要素も追加されている。
そして、ラストでは本作のメインモンスター:セルレギオスが登場し、休眠中のリオレイアに襲い掛かるというシーンもあった。
4Gに進化したことで、MH4よりもさらに幅広く楽しめるという期待が持てる。
ちなみにほぼ時を同じくして、PVの砂漠が「砂漠岩地」ことMHP2Gの旧砂漠(のリメイク)であることも明らかになった。
PV第3弾
2014年7月11日に放送されたニンテンドーダイレクトにて、久々に公開された新PV。
MH2のオンラインの拠点であったドンドルマの復活や、追加ストーリー・G級クエスト・新規村クエストなどの存在が正式に確定した。
モンスターについては、MH4に引き続きリオレイア亜種が登場。
また、イャンクック亜種が遺跡平原に出現している。
このことから、今までギルドクエストのみの登場だったモンスター達が通常フィールド(クエスト)に登場するかもしれないという期待が持てる。
そして過去作からの復活モンスターに、ダイミョウザザミ亜種と、ディアブロス亜種が登場。
どちらも新モーションと攻撃パターンが追加されている模様。
オトモアイルーの新モーションもあり、なんとオトモを踏み台にしてジャンプすることができ、そのままモンスターに攻撃し乗りを狙える。
他にもネコ式音楽隊の笛の種類が増えていたり、モンスターに向けてローリングアタックを繰り出したりと、オトモも負けじとパワーアップしている。
そして、PVのラストにはまたしてもメインモンスターの存在が。
今回は長くPVに出ており、攻撃パターンや動きが見れ、さらには姿を変化させている様子が映し出されている。
PV第4弾(※ネタバレ注意)
2014年9月20日に公開されたPV第4弾。
さらに剣鱗が赤く染まり大地を溶岩地帯に変えるダラ・アマデュラや、爆炎噛み付きから流れるように尻尾で薙ぎ払うリオレイア亜種などの既存モンスターのG級行動が垣間見れる。
中盤ではドンドルマの街でテオ・テスカトルをバリスタや撃龍槍、そして可動式の大砲らしき兵器で迎撃するハンター達やチャージアックスの新アクションなどが映し出されていた。
前回と比べてセルレギオスの出番は控えめであり、最後に攻撃の一瞬が映るのみであった。
そしてラストにオオナズチが専用BGMと共に登場。
舌を伸ばしてハンターを奇襲し牙を立てるなど、以前の登場ムービーよりもずっと好戦的な姿勢を見せた。
PV公開当初はこのシーンが入っておらず、後になってから姿を見せるという実にオオナズチらしい最後を飾った。
余談だが、モンスター達がG級行動をしている最中、イャンクックがクンチュウをハンターに向けて放り投げるシーンがあるのだが、これが「クック先生がボーリングで遊んでいる」ように見え一部の人が和んだらしい。
MH4Gでの復活、初登場モンスター
公式画像、PVなどで確認されたもののみ。
太字は新モンスター、斜字は過去作からの復活モンスター。
なお、それ以外のモンスターはモンスターハンター4からの続投なので、その他のモンスターについてはそちらの記事を参照してもらいたい。
※1 投網マシーンの捕獲対象として登場。
※2 ミラルーツはイベントクエスト限定の登場であり、正規のクエストでは戦えない。
なお、今作では、イベントクエストでしかG級個体と戦闘できないモンスターがかなり多く存在する。
リオレイア希少種、リオレウス希少種、ミラボレアス、ダラ・アマデュラがそれにあたる。
いずれも作成できる武具が最高クラスの性能を誇る者ばかりであったことから、「露骨な延命措置」として批判する声も多かった。
あれこれ
関連イラスト
関連動画
OPムービー
余談だが、このムービーにて前作の4のOPで登場したスキンヘッドのガンナーと思しきランサーが登場しているが、作中のEDで共演していたことから別人だと判明した。
礎の唄
作中ではこれを含めて過去作の唄を聴くことができる。