概要
このクエストは未知の樹海と呼ばれるフィールドが舞台となっている。
依頼文から判断するに、調査隊が樹海の調査を安全に行うために、モンスターを引き付けて狩猟している…ということのようだ。
何もしなくても受注できるわけではなく、まずオフライン専用の「探索」でモンスターを狩猟し、その狩猟結果を報告することで、ギルドクエストが発生する…という仕組みになっている。複数のモンスターを狩猟すると、2頭のモンスターを狩猟対象としたクエストが発生することもある。
ただ、発生の仕組みはかなり複雑であり、例えばイャンクックを狩猟したとしても、必ずしもイャンクックのギルドクエストが入手できるとは限らない。このあたりは攻略サイトや攻略本などに詳しいので、そちらを参照してほしい。
すれちがい通信やプレイヤー間での受け渡しにも対応しており、他のプレイヤーからクエストを貰うこともできる。
クエストをクリアするごとにレベルが上昇していき(MH4では最高で100、MH4Gでは最高で140)、それに伴いモンスターの体力や攻撃力なども増強され、モーションにも変化が現れるなど強化されていく。最高レベルになるとちょっとした小技でも体力をごっそり持って行かれる上、モンスターによっては大技を喰らえば体力満タンから即死なんてことも不通に起こりうる(テオ・テスカトルのスーパーノヴァなど)。
なお、クリアするごとにステータスが強化されるという点は、MHF-Gの極限征伐戦にも当てはまる(もっとも共通点はそれだけであり、狩猟目的や細かい仕様などは全く異なってくる)。
狩猟対象となるモンスター
斜字はMH4Gから登場したモンスター
甲殻種
鳥竜種
ドスランポス イャンクック イャンクック亜種 イャンガルルガ
牙獣種
ラージャン(※1)(※2)
飛竜種
バサルモス バサルモス亜種 ティガレックス(※2) ティガレックス亜種 ディアブロス(※2) ディアブロス亜種 セルレギオス(※2)
獣竜種
牙竜種
古龍種
キリン キリン亜種 クシャルダオラ テオ・テスカトル オオナズチ シャガルマガラ
分類不明
ゴア・マガラ(※1)
※1 レベルが上がると特殊個体しか出現しなくなる。
ラージャン:Lv76~(MH4のみ)、ゴア・マガラ:Lv126~、
※2 レベル136以上で極限状態になる。
これ以外の古龍を除くモンスターも、高レベルになると狂竜症を発症する。
モンスターと報酬
基本的に、危険度の高いモンスターほど報酬の質は良く、危険度の低いモンスターほど悪くなる(厳密には、モンスターごとに個別に設定されているようだが、おおむねこうした傾向になっている)。
2頭同時狩猟のギルドクエストの場合、報酬量は合算され、報酬の質に関しては危険度の高いモンスターのものに準ずるようになる(武具の外見はターゲットの左側に表示されるモンスターのものになる模様)。これを利用して、プレイヤーの間では報酬の質が最高クラスのラージャンを報酬の質が悪いモンスターと組ませ、さらにラージャンをターゲットの右側に配置させることで目当ての見た目の武器を入手しやすくする「右ラー」という方法が流行った。なお、古龍種とゴア・マガラは単体クエストのみしか派生しないので、この方法は使えない。
クエストの目的
このクエストでは、ドスランポス、イャンクック(亜種)、イャンガルルガ、バサルモス(亜種)、キリンなどのように、通常の集会所では狩猟クエストが存在しない(イベントクエストは除く)モンスターが狩猟対象となっており、これらのモンスターの素材が欲しい場合は、基本的にこのギルドクエストを利用することになる。
しかし、それ以上にハンターたちを魅了しているのは、発掘装備と呼ばれる特殊な装備が手に入ることであろう。運が良ければ生産武器を凌ぐ性能の武器が手に入ることもある。また、防具の防御力をさらに上昇させる真鎧玉・天鎧玉、通常のクエスト以上にぶっ飛んだ性能を示すこともある歪んだお守り・刻まれたお守りなどもここでしか手に入らない。これらを求めて、多くのプレイヤーがこのギルドクエストを利用しているのである。
ここまで読めば分かるように、基本的にギルドクエストはモンスターの素材を得ることを目的としたものではなく、優秀な装備品やお守りなどを手に入れることが最大にして究極の目標となる。
改造ギルドクエスト
MH4ではセーブデータ改造ツールを使って作りだされた改造ギルドクエストの蔓延が、一時期大きな問題となった。更新データ(=修正パッチ)の配信などがなされたものの、根本的な解決には至っていない。
MH4Gでは仕様が変わり、さらに早期に更新データの配信を行ったため、数は少なくなっているものの、未だに改造ギルドクエストを作り出したり集会所でプレイしているユーザーは多い。
評価
賛否両論は激しく、あまり評価は良くなかった。
難易度は高難易度のイベントクエストかMHFと同じに等しいレベルで難易度とモンスターによっては批判が多かった狂竜化と極限状態が特に酷かったと言う。レベルが上がればどの攻撃も即死級のダメージで尚かつクリアしても発掘装備が貰える程度で報酬で狂竜化モンスター専用素材は○○狂竜結晶だけで割に合っていない。さらにオンラインで四人ヘビィや睡眠武器などと募集などが多く、それ以外だと即キック(追い出す)されるという始末。レベルを上げてもクリアしても得はなくソロプレイは非推奨とも言われた。
その結果、新作のMHXは当然ながら狂竜化(極限状態)と共に廃止することになった。一応、鑑定結果によりランダムで性能が変化する武器というコンセプトは、後にマム・タロトの武器群へと引き継がれている。
MHR:SBから「傀異討究クエスト」というギルドクエストに近いシステムが復活。ギルドクエストの不満は大方改善している。