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ゴア・マガラ

ごあまがら

ゴア・マガラとは、『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターである。
目次 [非表示]

跳梁し意思を用いず悪成さば


概要編集

モンスターハンターシリーズに登場するモンスター。

モンスターハンター4』に登場するモンスターであり、同作のメインモンスター。

その身体は禍々しい黒に染まっている。別名「黒蝕竜」

MHF-Z』にも8番目の遷悠種として登場している。


間違いやすいがゴア・マラであり、ゴア・マラではない。


骨格は古龍種に近いが、古龍とは異なり罠にかかる上に疲労状態にもなる。落し物は「のナミダ」(MHXでは諸事情により狂竜結晶系統に変更)であり、更に「古龍の血」が一切採れない。これらの特徴から現状種族は「???(分類不明)」とされており、別名も「黒蝕」と龍ではなく竜の字が用いられている。


眼を持たないが、その代わりに翼から鱗粉を撒いてそれを付着したり吸い込んだりしたモンスターの位置や熱量を感知するという生態を持つ。


また鱗粉ばかりに注目が向いてしまうが大型の翼を用いて、一度の羽ばたきで上空まで飛び上がる。嵐に襲われて飛行が困難な筈の大荒れの海原をものともせずに高速で飛び回り、挙句の果てには錐揉み回転を披露する等、驚異的な飛翔能力を見せている。それでも劇中では一度海に叩き落されてしまうが即座に体勢を立て直して離脱。その後も問題なく飛翔しており、普通のモンスターとは一線を越える非常に高い飛行能力を目に見える形で示している。


そして鱗粉を吸ったモンスターが凶暴化したり、抵抗力の低下が起こることが判明したため、ギルドはゴア・マガラの鱗粉を「狂竜ウイルス」、鱗粉を吸ったモンスターやハンターに現れる症状を狂竜症と定義した。

なお、戦闘時にもこの鱗粉を飛び道具として使用してくることもある。


MH4のオープニングムービーにも当然ながら登場。

終盤でハンターとティガレックスの戦いに突如乱入、ティガレックスを踏みにじった挙句首の骨をへし折って仕留めるという衝撃的な登場を果たし、ファンの度肝を抜いた。

古参ファンの中には、かつて自分たちを苦しめた絶対強者ことティガレックスが、(ハンターとの戦いで手傷を負っていたとはいえ)新参者のゴア・マガラにあっけなく倒されてしまったことに釈然としないものを感じた者も多かったという。

ただし後述するようにゴア・マガラもまた飛竜種ら大型モンスターとは一線を画する立場の存在であると発覚したため、ティガレックスより上位の存在として扱われるのは仕方が無い事である。


戦闘パターン編集


発達した翼で自在に飛行し、クシャルダオラアルバトリオンのような滑空攻撃を繰り出したり、口から禍々しい紫色のブレスを放ってくる。


また、普段は亀のような丸みを帯びた頭をしているが、感知能力がピークに達することで「狂竜化」と呼ばれる状態になり、翼が変色し折り畳まれた触角や翼脚が展開され、六本脚の状態になる。

ゴア・マガラ黒蝕竜ゴア・マガラ

モーションにも変化が生じ、翼脚を大地に叩き付けたり揺るがしたり、ハンターを拘束するので、通常とは違った立ち回りを要求される。さらに、狂竜化するとそのエリアを自身の縄張りとし、一切エリア移動しなくなるという習性を持つ。


MHF-ZのG級個体にはさらに上の「真・狂竜化」という状態が追加され、角や背中にトゲが生えてより禍々しい風貌になる。(後述の成体の容姿から考えると無理がある変化だが)


部位破壊箇所は頭部、角、翼脚、翼、尻尾(切断)。


下記の正体及び後述の作れる防具の性能から分かる通り攻めは強いが守りに関してはかなり脆い。

炎属性で攻撃すると楽に戦え、慣れればあっという間に丸焼きにする事が出来る。


正体編集

ママァ~

ストーリーを進めていくと、実はゴア・マガラは古龍種の成長途中の姿であり、脱皮することで成体である「天廻龍シャガルマガラになることが判明する。


シナト村のアレ

脱皮後は、体色は禍々しい黒色から一転、神々しい純白の姿となり、眼が発達したことで柔軟に動けるようになる。

またかつて感知器官だった触角は脱皮の際に展開されたまま凝固して角となり、狂竜の力を司る器官へと進化した。(ただし部位破壊しても力を失いはしない)


シャガルマガラは卵生でも胎生でもなく、撒き散らしたウイルスに含まれる生殖細胞を他のモンスターに植え付けて幼体を生み出す(今まで植え付けられたモンスターの体を破って生まれてくるという解釈がされていたが、現在では植え付けたモンスターの細胞情報を書き換えることで誕生するという説が正しいとのこと)異様な繁殖形態をとる。そのため、マガラ種に雌雄の概念は無い。


また、そのウイルスには他のゴア・マガラの成長を阻害する作用もあり、脱皮目前の個体がこのウイルスを吸引してしまうと脱皮不全となって早死にしてしまう。

ハンターズギルドではこのゴア・マガラでもシャガルマガラでもないどっちつかずで生き物と呼ぶかも疑わしい存在を渾沌に呻くゴア・マガラと呼び、一部のベテランハンターにのみ狩猟を要請している。


ちなみに、ゴア・マガラの正体がこのシャガルマガラの未成熟体であったことが判明した後も、モンスターリストでの種族表記は「???」のまま(これは、MH4での事件が解決したMHXでも同様である)。

古龍種の未成熟体という未だかつて確認されたことのない特異な生物であるため、ハンターズギルドや王立学術院も該当区分を決めかねているのかもしれない。


なお、その後に発売された書籍などでは古龍目に定められていることが確認でき(古龍種とハッキリ書いてあるものも存在する)、シャガルマガラとの兼ね合いからかは不明だが、とりあえずは古龍として扱われることになったことが示唆されている。

とはいえゲーム内でも古龍扱いにすると捕獲できなくなってしまうため設定上は古龍である、という事で留まっている。



そして…編集


そのものが 気づけるはずもなかった

迫る 異妖

漂う霧は餌を蝕もうとする魔手となって

時 すでに遅く

死力を尽くし抗うほどに

叩き ねじ伏す力はおさまることなく

終には凶々しき(まがまがしき)姿が顕現する


6月14日に生配信されたカプコンショーケースにて、モンスターハンターライズ:サンブレイクに参戦することが発表された。ゴア・マガラが参戦するのはMHXX以来、5年ぶりである。


ムービーではオルギィに忍び寄るゴシャハギに対し、暗く輝く夥しい量の狂竜ウイルスを周囲に展開しながら突然襲いかかるという、MH4のオープニングムービーを彷彿とさせるものとなっている。またこの際力自慢であるゴシャハギの腕を翼脚で抑え込み捻じ伏せており、幼体とはいえ古龍と一般モンスターの格の差が窺える(ゴシャハギは牙獣種版のティガレックスと言えるポジションでありその意味でも選ばれたと思われる)。ゴシャハギは抵抗空しく完全に力負けし、狂竜化状態となったゴア・マガラに大量の狂竜ウイルスを浴びせられ、ウイルスに侵されてビクビクと痙攣していたがゴア・マガラはゴシャハギにトドメは刺さず放置してそのまま飛び去ってしまった。(恐らくはゴシャハギはその後、狂竜化したと思われるが下記のようにサンブレイクでは狂竜化モンスターは登場しない)。


モチーフとなった西洋妖怪天使たるシャガルマガラの対となる悪魔、あるいは『ヨハネの黙示録』に記載されし『黙示録の四騎士』の四番手にして【死】を司る者、疫病や野獣を周囲に撒き散らす役目が与えられたペイルライダー等が考えられる。


ちなみに配信動画や公式サイトの説明では、感覚器官としての鱗粉や自身の狂竜化は述べられているものの、狂竜ウイルスやそれによるモンスターの狂竜化については一切触れられていない。おそらくこのご時世を鑑みてのものだが、ゲーム内では作中で登場するキュリアの毒の説明に狂竜ウイルスが例示されるなどして登場している。

なお、MHXのインタビューでは「MH4に登場したゴア・マガラを主軸としたストーリーで進んでいくものではないためカットした」としてMHWの「古龍渡り」、MHRiseの「百竜夜行」のようにメインストーリー内で狂竜ウイルス関係のストーリーと一緒には取り入れられない(同時進行できない)と話しており、今後の本編作品には狂竜化個体及び極限状態は登場しないと公言している。


また、成体のシャガルマガラについて、ライズでは、スクアギルウロコトルバサルモス等、幼体は参戦したが成体は未参戦に終わるというケースも多かったために色々な意味で注目されていたが、その後のプロモーション映像第4弾にて、シャガルマガラも無事参戦することが発表された。


ちなみに本作ではワールドのようにモンスターがフィールド内で様々な生態行動を見せ、ゴア・マガラやシャガルマガラは設定通り周囲に狂竜ウイルスを散布させる様子が見られるが、ゴア・マガラはそれとは別にその場で突然、顔の右側を掻きむしるような動きをしながら苦しみだし息切れを起こして沈黙した後普段の状態に戻るという行動を取ることがある。これを見た過去作品経験者のプレイヤー達からあのモンスターも今後のアップデートで登場するのではないかと予想する声があった。


そして、多くのプレイヤー達の予想通りに無料タイトルアップデート第3弾にて特殊個体が登場した。



武器・防具編集

武器編集

髑髏や悪魔の眼をかたどった非常に不気味なデザインをしている。

どれも龍属性を帯びている。(MHF-Zでは闇属性)

そして何よりも名前が色々とおかしい。


武器種名称
大剣プライドofシャドウ
太刀スティールofファクト
片手剣アンクofチェッカー
双剣クロウofリッパー
ハンマーパワーofグレア
狩猟笛サウンドofクライ
ランスシールドofアーネスト
ガンランスアームofティラン
スラッシュアックスウィルofシェイプ
チャージアックスフォースofフォール
操虫棍エイムofトリック
ライトボウガンレイofヴァイス
ヘビィボウガントリガーofハザード
ビジョンofロスト
穿龍棍フライofミザリー
オトモ武器ランタンofキャット

要するにカタカナ英語+“of”+カタカナ英語。

グラン・ミラオス程ではないがなかなか厨二k・・・個性的な名称である。

しかもこれはまだ序の口であり、成体であるシャガルマガラの素材を用いて強化すると…。


当初はヘビィボウガンのマガラ武器は存在しなかったが、

MH4Gにてヘビィボウガンもめでたく追加された。

MHF-Zではオリジナル武器種「穿龍棍」にもマガラ武器が追加された。


防具編集

ゴアシリーズ(上位ではゴアSシリーズ、G級ではゴアXシリーズ)という名称。

センシティブな作品ゴア剣士 男

詳細はこちらを参照。


武器の性能は高いがその反面防具に関しては悲しいぐらいに…

そもそも古龍とは言え成長しきっていない幼体なのでそこから作れる防具の性能なぞたかが知れていると言ってしまえばそれまでだが…。


マガラ骨格編集

ゴア・マガラは「前脚が長く後ろ脚の短い、やや前傾姿勢染みた四肢構造」「背中に第2の前脚としての機能も併せ持つ翼脚」といったこれまでの古龍種とは異なった独特の骨格を持つ。

ゴア・マガラおよびその成体であるシャガルマガラ以降、こうした骨格を持つモンスターが次々と追加されており、ワイバーン骨格、ティガ骨格に次ぐ規模の共通骨格となりつつある。


現時点でこの骨格に該当するのはゴグマジオス(6足歩行時)、バルファルクネルギガンテゼノ・ジーヴァアン・イシュワルダムフェト・ジーヴァマガイマガド(※)、ガイアデルムであり、いずれもメインモンスターもしくはラスボス、裏ボスを担う強大なモンスターである。また、外伝作品であるがモルドムント(MHXRのオリジナルモンスター)にもこの骨格の持ち主である。


※ マガイマガドには翼がないため、翼脚を使ったモーションは使ってこない。また、この骨格が使われている中では唯一古龍種ではなく牙竜種である。


余談編集

一部のファンからは「ア・ガラ」から、ゴマちゃんと呼ばれている。


上位ではレア素材として「黒蝕竜の闇玉」(こくしょくりゅうのあんぎょく)が存在する。

ちなみにこの素材、玉石系素材としては珍しく捕獲報酬では一切手に入らない。

欲しければ頑張って討伐しよう。


MHXでは狂竜ウイルスの研究が進んだためか、このウイルスを材料とした薬が開発された。

飲むことで自発的にウイルスを発症(=克服すれば会心率上昇)することができ、狩技「狂竜身」として使われている。


太鼓の達人 どんとかつの時空大冒険』では、恐竜時代のサブイベントのボスキャラとして登場する。倒すことができれば、アイルーのモンとハンを仲間にすることができる。


2020年公開の実写映画でも、クライマックスでちょっとだけだが登場した


モンハン20周年記念人気投票にて編集

なんと数々の人気モンスを押しのけ5位にランクインした

4の時代から確実に積み上げてきた人気が見れる。


専用BGM編集

メインモンスターのご多分に漏れず、専用BGMが用意されている。

タイトルは「光蝕む外套」。


関連イラスト編集

黒蝕竜ゴア・マガラ

黒蝕竜 ゴア・マガラGore Magala


関連タグ編集

モンスターハンター4 / MH4 モンスターハンタークロス / MHX

狂竜ウイルス

ゴア装備

シャガルマガラ

ゼノ・ジーヴァ:同じく幼体の古龍にして同骨格という繋がりの多いモンスター。しかしこちらは幼体の時点で罠が効かない。

ゴアマガラ - 表記揺れ

T-ウイルス やっていることは完全にバイオハザードである。

(ちなみにカビ担当寄生虫担当もいる)



モンスター・ガイマガラ  ゴア・マガラを基にしたガイスト。

ゼノモーフ 『他の生物に取り付いて繁殖する』『目に相当する器官が無い』などの共通点がある。

ゴア・アイコ ゴア・マガラを基にしたカプコン作品でのコラボキャラ。

黒蝕の竜姫 ゴア・マガラを美少女化したアクションフィギュア。



メインモンスター(メインシリーズ)

ブラキディオスゴア・マガラセルレギオス

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