遁げろ 遁げろや 鬼が来る
深雪が奥より 鬼が来る
息衝き 包丁こしらえて
どこじゃ どこじゃと 獲物を探す
あなや 迂闊
雪鬼 暴戻
概要
モンスターハンターライズに初登場した獲物を求めて雪原を徘徊する牙獣種。別名「雪鬼獣」。
危険度は破格の7。
牙獣種としてはあのラージャンに次ぐ危険度を持つモンスターであり、生息地である寒冷群島においてはティガレックスと並ぶ最強のモンスターである。
立ち上がると7mにも達し、最大金冠ともなれば9mを超え飛竜さえ上から抑え込めるほどの巨躯を誇る。
呼吸で取り込んだ冷気を使って溜め込んだ体液を冷やし、一気に吐き出すことで氷の刃を生成、それを振り下ろすことで獲物をしとめる。また、冷気そのものを相手に吐き出して攻撃する事も出来る。
全体的になまはげの様な姿をしており、怒り状態になると皮膚が真っ赤に変色し、更になまはげらしい姿になる。作中では、一部の地域にて「寒冷群島の雪の鬼が来る」という形で子供の躾に使われるという、なまはげらしい話も登場する。
戦闘能力
骨格自体は同じく寒冷群島に生息する牙獣種ウルクススと同じだが、強さは桁違いである。
非怒り時には剛腕で殴りつける、地面を叩いてその衝撃波で攻撃するなどシンプルな技を使用してくる。
しかし、怒り状態になると一変顔や腕が赤く染まり、氷属性を用いた数々の技を使用する。自身の腕に氷を纏わせて攻撃し、また腕から氷を飛ばして遠距離攻撃もする様になる。ラージャンのような極太の氷ブレスを吐く(この際に腕に氷の武器を形成する)など遠距離も隙のないモンスターになる。
またHPが減ると両腕に氷を纏い、氷攻撃がさらに激化する。
しかし、赤く染まっている部位は血行が良くなっている影響からか通常時と比べてダメージが通りやすくなっており、さらに腕に氷を纏った状態で腕に攻撃し続けると氷が砕けて大ダウンを狙えるので、うまく隙をついて腕を狙っていきたい。
なお、ゴシャハギの攻撃は大きく振りかぶって所謂“溜め”を作ってから繰り出してくるものが多い。
そのため一発は重いが、逆に言えば予備動作がわかりやすく見てから回避することも十分可能。
また、氷の刃を使った攻撃は、使用後に刃がめり込んでしばらく行動不能になるものが割と多いので、うまく回避できればむしろ格好の攻撃チャンスとなる。しかし刃がめり込んだ後にも抜き去った際に攻撃する場合もあるため、油断は禁物。
「予備動作を見て相手の攻撃を回避し、相手の攻撃後の隙にこちらの攻撃を当てていく」というモンハンの立ち回りの基本を徹底すればそこまで恐ろしい相手ではない。
ただし、その動作の重さに見合った壮絶な火力を誇るので油断は禁物。舐めてかかると一瞬にして体力を消し飛ばされることになるだろう。
サンブレイクではマスターランクのゴシャハギがMR3と早めの登場する他、新しい狩猟地の城塞高地にも生息している。下位・上位の頃と比べて後隙が少なくなっている上に攻撃力も尋常じゃなく高いため、かなりの強敵に仕上がっている。
余談
名前の由来は秋田の方言で「怒る・叱る」といった意味を持つ「ごしゃぐ」と、なまはげの語源「ナモミハギ」からと思われる。また、毛むくじゃらの外見や降雪地帯に生息しているという点から雪男もモチーフになっているのかもしれない。
また、未発見の状態で放置して観察していると壁に背中を擦り付ける動作が確認できる。これは一部の熊が行うマーキング行為であるため、おそらく熊もモチーフなのだろう。
高危険度のモンスターのご多分に漏れず、“雪鬼胆”という固有のレア素材を持っている。
この素材が追加されるのは上位からで、下位ではレア素材はない。
なお、剥ぎ取るより捕獲した方が出やすいので、欲しいと言う場合はできるだけ捕獲を狙おう。
唸り声をあげながら獲物を探して徘徊するという習性を持つゴシャハギだが、その声のせいで餌場を荒らされることを嫌うヨツミワドウとは仲が悪く、縄張り争いも存在する。
その内容は相撲で勝負しようとするヨツミワドウに対し、ゴシャハギはなんとヨツミワドウの横っ面に拳を叩き込んでこれを拒否、しかもそのままマウントポジションを取ってタコ殴りにし始める。同じ牙獣種でも相撲の画になる形で相手するアオアシラとは大違いの残虐ファイトである。
これにはヨツミワドウもたまらず水ブレスを放って脱出し、すぐに逃走を図る…という形で縄張り争いは終わる。
一応反撃は受けるが、総合的には間違いなくゴシャハギが優勢と受け取れる。中型牙獣種に圧勝する実力者であるヨツミワドウ相手に優勢の状況を保ち続けることからも、ゴシャハギという生物の強さが窺える。また、相撲を重視するヨツミワドウと荒々しく情け容赦のないゴシャハギという、両者のスタンスの違いが分かりやすく表現されている演出にもなっている。
関連イラスト
関連タグ
ベリオロス - オトモ装備がなまはげ。ちなみに、こちらも寒冷群島における生態系の頂点に君臨するモンスターであり、恐らくゴシャハギとは競合関係にあると思われる。
ルナガロン - 牙竜種の新しいモンスター。こちらも氷属性を使用する他、二足歩行になった際の行動が本種とやや似ている。