ウルクススとは「モンスターハンター」シリーズに登場するモンスターの一種である。
人里離れた 雪野原
捉えたるは 噂の野獣
否 その得体は
雪に血を塗る 羅刹なり
(MHRiseの登場ムービーより)
概要
『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)に登場。「牙獣種」に属するモンスターで、
別名「白兎獣(ハクトジュウ)」。
生息地は凍土、白い被毛に兎をモチーフにしたらしい黒い耳が特徴。
草食傾向の雑食だが、たまに肉も食べるらしい。
被毛に対して腹は硬くなめらかで、コレをソリのように使って氷の上を滑走する。
滑走はかなりスピードがあるが、そのために攻撃時はハンターをホーミングできない。
そしてなかなか奇抜な攻撃を繰り出す。凍土にユクモ装備で来た初見ハンターがボコボコにされることも珍しくない。
モチーフこそ兎だが、立ち上がった姿や太い腕はさながらシロクマである。
(事実直立姿勢はアオアシラのそれとよく似ているものがある)
また、顔がコアラにしか見えないとの報告多数。
MH3Gにも登場。G級クエストでは雪玉を転がす攻撃が追加された。
「氷海」という新フィールドに出現する他、MHXシリーズではこれまでドドブランゴの縄張りであった雪山にも出現する。
前作ではG級限定行動だった雪玉転がしが基本攻撃に昇格したほか、雪まみれになって動きの鈍ったハンター目掛けてとびかかるという新モーションを習得している。
MHWシリーズは残念ながら欠席であったが、MHRiseで久々に登場。
今回は寒冷群島に姿を見せる模様である。
武具
武器
ウルク武器はすぐ作れる割にやたら強く、MHP3では氷属性の需要が高い上、武器以外にもいろんな場所でウルクススの素材が必要になる。
一方、MH3Gでは強化すると他のモンスターの武器と化して原型を失ってしまったり、原型は留めても今一歩な性能にされたりとやや不遇な扱いを受けている。
防具(ウルク装備)
兎モチーフと言うことで女性はこんな装備ではないかと期待されていたが、蓋を開けてみればそんな事はなかった。
とはいえ、マフモフ装備を彷彿とさせるフカフカなデザインにウサミミ(厳密にはロップイヤーと呼ばれる垂れ耳種)のような飾りの付いたフードと、大変可愛らしい見た目の装備となっており、外見的な人気は上々。pixivにもキリン、ナルガ、ベリオ装備に引けを取らないほどの多数のイラストが投稿されている。
ベリオロスやギギネブラ同様、装備のために狩りまくられているモンスターである。
余談
MHP3発売の翌年である2011年は兎年という事もあり、年明けにはウルクススや、ウルク装備のキャラクターの絵が数多く投稿された。
イベントクエストの「激走! 白兎獣と狩人」では、確定でかなり小さいウルクススと戦うことができる。その大きさはわずか214.16cmしかなく、これは今までのモンハンシリーズのやたら小さい大型モンスターの中でもダントツの小ささを誇る。もはやただのウサギにしか見えない。
しかしその見た目の割に攻撃力はオリジナルより高めに設定されており、投げてくる氷塊の大きさも変わらないので油断してはいけない。
逆に、MH4のイベクエ「OP・氷の国から来た牙獣!」では1581.90cmというとんでもない大きさのウルクススが登場。
どれだけデカいかというと、エキスで強化された状態での操虫棍の跳躍でも飛び越すことができないほど。そんな巨体から繰り出される攻撃は1つ1つが恐ろしいリーチを誇り、非常に厄介だが、攻撃力や体力に補正が掛けられていないため、防御力がしっかりしていればゴリ押しでも勝ててしまう。
- なお、このクエストは尾田栄一郎氏の人気漫画『ONEPIECE』とのコラボクエストであり、このデカいウルクススの元ネタは同作の冬島編に登場したラパーンが元ネタになっている(クエスト名の由来はスリラーバーク編においてオーズの初登場した回のタイトル「氷の国から来た魔人」だと思われる)。