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解説

偉大なる航路前半部ドラム島に生息するウサギの一種とされる動物。

生態

肉食性で非常に獰猛、子供でも木の幹を噛み潰すほどの強靭な顎と鋭い牙を備えており、成体はクマに匹敵するほどの巨体にゴリラのような動きとパワー、そしてウサギの俊敏性を備えるという非常に危険な生物。ドルトンからは「ウサギ」と説明されたが、ルフィはその体格から終始「白熊」と呼んでいた。元々雪山に生息する動物なので、足元が雪に覆われていようとも行動にほとんど支障は来さず、鋭い爪を備えた前脚を振りかざして獲物に襲い掛かる。さらに群れを作って行動する習性を持っており、群れに遭遇すればまず命は無いとも言われ、ドラム島の住民からも恐れられている。

見た目に寄らず非常に器用で賢く、剛腕で木をへし折り、それをスノーボード代わりにして雪山の斜面を高速で移動するという荒業を持っている。また、集団で山間部で跳ね回り、その振動を利用して雪崩を引き起こし、前述した木のスノーボードで雪崩から逃げる獲物を追走して仕留めるという驚くべき狩りを行う。

仲間意識が非常に強く、一頭がやられると群れの全員が一斉にキレる。特に子供に危害を加える者には容赦しない。一方で義理堅い一面もあり、自分を助けてくれた者への恩は忘れず、逆にその者がピンチに陥った時は群れの仲間と共に加勢することもある。

かつては人間には懐かないと考えられていたが、チョッパー麦わらの一味に参加した後は一部の個体がくれはに手懐けられ、チョッパーに代わってソリを引き、くれはの移動手段となっている他、サクラ王国平和部隊の兵士や世界会議の護衛として所属している個体(服に識別番号が描かれている)も登場している。

北の海には海に生息するシーラパーンという亜種がいる。

余談

飛び跳ねる時は「ひ゜゜ょーん」(ぴの半濁点が2個ついている)という音を立てるが、16巻SBSによると、(作者による)発音の仕方は下唇と上唇を決してくっつけずに、同時に爆発的に息を吐きながら顎を突き出すらしい。

単行本58巻のカバー冒頭の作者のコメントでは「人食い大ウサギ年」のイラストが描かれている。

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