概要
『モンスターハンター4』のメインモンスター:ゴア・マガラの素材から作られる防具。
正式名称は「ゴアシリーズ」。
登場作品とグレード
グレードは次の通り。
下位 | 上位 | G級 | |
---|---|---|---|
MH4/4G | ゴア | ゴアS, EXゴア | ゴアX |
MHX/XX | ゴア | ゴアS, EXゴア、ゴアR | ゴアX、GXゴア、ゴアXR |
下位 | 上位 | MR | |
MHR:S | - | - | ゴア |
ハンター用装備のグレードとデザイン
ゴア
エスカドラ装備を彷彿とさせる黒と紫を基調とした防具。
胴防具にはゴア・マガラの翼爪が肩パッドのように覆っており、さながら背後から何者かに掴まれているようにも見える。女性用はドレスのような形状であり、禍々しくもお洒落なデザイン。
人によってはスラッシュアックスとセットで装備したくなってくるようだ。
男性用
女性用
剣士 | ガンナー |
---|---|
ゴアS
上位とは大きく外見が変わる。
男性用は狂竜化状態のゴア・マガラを擬人化したかのような外見になり、一方の女性用のは、胸の谷間やへそ、ふとももなどが露出しており、死神や悪魔っ娘を思わせる外見も相俟って非常にエロいと話題になっている。
pixivでもゴアSシリーズの女性用を描いたイラストが圧倒的多数を占めている(一方、今のところ男性用ゴアSのイラストは一点も存在していない)。
女性用
EXゴア
「EXゴアシリーズ」と呼ばれる特殊な防具。デザインは発掘装備版のものと同じ。
2014年8月29日に配信される予定のイベントクエスト「時代を翔ける龍」のクエスト報酬を入手することで作成可能となるようだ。
ゴアX
下位のゴアシリーズに近いデザインとなる。これは女性用も例外ではなく、数少ないフルフェイスの防具となる。匠のSPが多いため、比較的扱いやすいが、通常の集会所G級クエストではゴア・マガラ通常個体のクエストが存在していないため、イベントクエストかギルドクエストを所持していないと素材集めがしづらいという欠点がある。
スキル
スキルはいずれも一式で「挑戦者」と「細菌学」が発動する。
このうち、上位防具とG級防具には狂竜ウイルスを克服するのに必要な攻撃回数を軽減し、さらに克服時の会心率上昇効果をアップさせる「無我の境地」と呼ばれるスキルが発動する。このため、対狂竜化モンスター用装備としてはかなり優秀。
また、匠(斬れ味レベル+1)のスキルポイントも付いており、組み合わせると、お守りや装飾品なしで斬れ味レベル+1が発動するので、最上位中盤の攻略には最適である(防御力が低くなってしまうのがネックだが)。
その代わり、スロット数は少なめで、カスタマイズしにくい。
また、素の火耐性が-20と低く、さらにマイナススキル「火耐性-1」が発動(食事スキルのネコの火属性得意でも打消し不可)してダメージ40%増しになってしまうので、火属性攻撃を繰り出すモンスターの相手はかなり苦手としている……というより、火属性攻撃を繰り出してくるモンスターには着ていかない方が無難。
問題点
そんなゴアシリーズだが、オンラインでの人気は低い…というよりも一種の地雷装備として忌み嫌われている節すらある。
というのも、オンラインでは火耐性が低いことを知らずに、緊急クエストのリオレイア亜種やグラビモス亜種戦においてもフルゴア装備で出撃して3乙を繰り返す地雷プレイヤーが横行し、問題になっているため。このことから、オンラインでは「フルゴア装備着て来るヤツは地雷」という認識が広まってしまったのである。この結果、「ゴア装備を着ているだけでプレイから弾かれた」という風評被害が発生してしまうという新たな問題も生じている。
「フルゴア(S)を着て『ておいこ』」は所謂「ゆうた」のテンプレとして広まっているが、怒りやすく、かつ爆破粉塵を巻き散らすMH4のテオ・テスカトルとの相性は火属性のブレスを避けきる覚悟と腕さえあればむしろ良い方に入る。高レベルのギルドクエストともなれば「どれだけ耐性を上げようが、食らってしまえば一撃で消し飛ぶ事に変わりはない」と割り切ってあえてゴア装備で挑むハンターも少なくない。だが、寄生で一式を揃えた「ゆうた」にそんな腕がある訳もなく……という事である。
これについては自キャラに着用させていたプレイヤー自身が耐性やスキルについてよく理解していなかったという点が強く、この装備自体には何の罪もない。上でも書かれているように、見過ごすことのできない欠点こそあるが、ある程度の戦闘関連のスキルは発動するので、ちゃんと時と場所をわきまえて着用すれば十分有用な装備である。
また、火耐性をちゃんとスキルなどで打ち消している人や、厄介な狂竜症や爆破やられ対策で着ている人もいるだろうし、「挑戦者」を発動させてスリリングな狩りを楽しみたいというベテランの方もいらっしゃるだろう。…時にはあえて火耐性が低い状態で挑むマゾな人もいそうだが。
今、この記事を読まれている方々も、どうか「ゴア装備=地雷」という先入観を抱かくことのないようお願いしたい。
MH4Gでは、発売当初はG級通常個体の素材集めがしづらかったことや、レギオス装備やナズチ装備にふんたーたちの人気が映ったこともあって、必ずしもゴア=ふんたーという図式が成り立つわけではなくなった。
カプコンにもこの装備の悪評が届いたのか現在では
『重ね着』という装備の見た目を変えるシステムが導入されている。
その為、この装備をしても追い出される事は無くなった。
なお、当然ながらこの装備の重ね着もあるのだがわざわざこの装備の重ね着を作るマゾなプレイヤーは果たして存在しているのだろうか…?
関連イラスト
関連項目
ケイオス・ネフィリム
渾沌に呻くゴア・マガラの素材から作られる防具。
デザインはゴアSと似ているが、所々にシャガルマガラの防具を思わせる白と金のアクセントが入っているのが特徴。
通常個体の装備と比べるとややスキル構成にクセがあるため、一式での運用は難しい。