『モンスターハンター フロンティア オンライン』(MHF)に登場するモンスター。
概要
2009年12月9日実施の大型アップデート『シーズン7.0 “絶島主、ラヴィエンテ”』のメインモンスター。
別名「大巌竜」(だいがんりゅう)。あまりにも巨大なのでラオモーランが空気。
手足や翼は無く、ヘビのような姿。
分類不明の数少ないモンスターの一体。
巨大だが古龍ほどの特殊能力がない事、また、血液の分析結果から「古龍の血」が検出されなかったことから古龍種への分類がなされず、その他に該当する種も存在しない為、分類不明となっている。
動くだけで小規模の地震が起き、その身に触れれば鋭い鱗によってずたずたに削り抉られ、
口からは灼熱の息吹やすさまじい規模の火球を吐き、辺り一帯を悉く吹き飛ばす粉塵爆発を起こし、全身から電撃を放出する・・・
まさに存在そのものが天災レベル。
さらにこの山のような巨体でありながら『肉食』なので、生態系への影響は推して知るべし。
専用BGMは原種が「大地ノ化身」、狂暴期が「暴レ狂イシ白亜ノ大蛇」である。
大討伐クエスト
ラヴィエンテが登場するクエストは、9つのフェーズに分けて行われる『大討伐クエスト』という方式になっている。
ラヴィエンテは前述の通り超巨体であるが故に、攻撃力も高いのは言うまでもなくである。
しかし、どういうわけだかこの『大討伐』は、ハンターランク(HR)17から参加できるのである。
HR17はMHFではまだ下位。武器の攻撃力や防具の防御力が低く、足手まといになってしまうのは明らかであるにもかかわらずである。
そのため、大討伐クエスト内では何もわからずに特攻し、そしてやられてベースキャンプ代わりの気球に送り戻される姿が見れる。そして戻ってきたと思ったら、瞬殺されてまた戻っていく。これが当たり前のように何回も繰り返される。
火力も高いのにそんな無茶をさせるカプコンには脱帽せざるをえない。
実はすべての攻撃に対処しやすい所謂「安全地帯」があるのだが、それは企業秘密だ。
士気ゲージ
ラヴィエンテを討伐に向かう大討伐では、左上に「士気ゲージ」というものが存在する。数値に関してはクエスト情報から確認できるので、余裕があるときは見てみるのもいいかもしれない。
フェイズ毎に数値が設定されており、ダメージを与えるペースが遅いと徐々に減り始める。0%になると制限時間に関係なくクエスト失敗となってしまうので注意しよう。
力尽きた回数などは関係ないので気にすることはないが、回数が増えれば増えるほど手数が減って総与ダメージが減ってしまうので間接的には影響がある。出来るだけ死なずに手数を稼ぎたいところだ。
ただ、このゲージはフィールドが移動すると回復する。
3フェイズ目が終わり4フェイズ目に回復、6フェイズ目が終わり、7フェイズ目に回復。このように、大討伐内では二回だけ回復する。
しかも最終ステージで戦う7~9フェイズ目では士気ゲージが他のステージよりもぐんぐん減っていくため、あまり大討伐参加ハンターが死にすぎると非常に厳しい戦いとなる。
他のステージでも気を抜いているとクエスト失敗となりかねない。
しかし、その状況を見かねてか、MHF公式から弱体化パッチが配布された。このパッチのおかげで、よほど手を休めていない限りは士気ゲージが底を尽きることはないだろう。
だからといって遊んでいると他のハンターに迷惑がかかってしまうのには留意しておくといい。
途中抜けと狩ノ宴
大討伐の性質上、参加から討伐までは非常に時間がかかる。そのため、大討伐のみ途中で抜けることが許される。
途中退場する方法はランド移動かログアウトをすることで成立する。この途中退場をしても貢献ポイントを維持することが可能だ。他の人がその枠に入ってしまえば参加できないが、同様の方法で途中に枠が空けばまた参加することが出来る。
ちなみに、途中で抜けてもその大討伐が成功すれば褒章が貰えるうえ、剥ぎ取りも出来る。ただこれができるのは、討伐成功の瞬間までにログインしている必要性がある。
ただし、それは狩ノ宴に参加している人数が31人以下1人以上のときのみで、0人になってしまうと剥ぎ取りできなくなってしまう。剥ぎ取りたいならお早めに。
装備
ラヴィエンテの素材から生産される武器は進化武器と呼ばれ、
大討伐で入手できる撃玉から抽出するg(ゲキ)を使ってLv.を上げて強化する。
Lv.100にまで達すると派生強化が可能であり
・物理特化の燦然
・属性特化の絢爛
・バランス型かつリーチ長の煌然
といった派生を行いまたLv.1から上げなおすこととなる。
それすらもLv.100にした廃人にはG級進化武器が解禁され、
上記3つに加えて、超物理特化だがリーチ極長などの一癖ある特性を持つ玲瓏へと派生できる。
G級進化武器Lv.100の性能は「史上最強の性能」「当面の間は最強」と運営が太鼓判を押す素晴らしい性能ではあるが、それに辿り着くまでにはHR帯とG級合わせて最低1時間はかかるラヴィエンテを400頭以上狩る必要があり、作るのに数カ月単位の時間が要求されるエンドコンテンツと呼ぶにふさわしい難易度となっている。
防具は一見すると非常にごついが、胴は後ろがベルトだけだったり、
パンツモロだしだったりと実は非常にエロかったりする。
G級で作れるものは唯一無二のスキルである不退というスキルが付いている。
これは10ポイントあると不退ノ構というスキルが発動し
- 武器倍率+100
- 会心率+100
- 会心ダメージ補正が×1.5倍に上昇
- 常に物理肉質、属性肉質軟化
- 扇射(クリティカル距離でのヒット時にダメージ上昇)
- 斬れ味レベル+1
- 火事場力+2
上記のトンデモ効果の数々が全て発動し、火力面をかつてない程に強化する。
しかし、不退の名の通りこのスキルは「多大なデメリットを前にしても退かない覚悟」を持つ者に上記の力を与えるスキルであり、このスキルを発動したが最後
- 根性、ド根性、真根性といったスキル
- 根性札、根性札グレートといったアイテム
- 魂の再燃
- 絶対防御態勢
といった即死攻撃を耐える手段として主要なありとあらゆる効果が全て無効化されてしまい、防御面において多大な欠陥を抱えることとなる。
また作成にも多大な不退とも言える覚悟が必要であり、1部位に2000個以上の固有素材を要求され手間のかかる大討伐を何度もこなさなければ到底作成できない代物であり、運営側も『G級進化武器LV100を手にする過程で手に入れる代物』『まともな運用を行うには最低一ヶ月かかる。』といった進化武器同様のエンドコンテンツとして認知している。
このように、G級において一般的に必要とされるスキルなどでは断じてなく、極限までやりこんだプレイヤーが更なる火力を求める為のスキルといった立ち位置となっている。
余談
MH4に登場した超巨大古龍ダラ・アマデュラとはその大きさでたびたび議論される。
というのもこのラヴィエンテは全長が明言されておらず、「少なくとも東京ドーム2個分以上(=432m以上)」とぐらいしか言われていないのである。
432mに近い値であれば約440m(44039.7cm)のダラ・アマデュラが勝るが、432mを大幅に超している場合こちらのラヴィエンテが勝ることとなる。
どちらにしても規格外の巨体でただ動きまわるだけで壊滅的な被害を引き起こすという点では両者ともに一致しているのだが・・・。