『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスター。
今までのメインシリーズ全てに登場している「モンスターハンター」の象徴的存在。
フロンティアやアイルー村と言った派生シリーズにもほぼ皆勤で、未登場なのは「アイルーでパズルー」のみである。
データ
分類 | 竜盤目竜脚亜目甲殻竜下目飛竜上科リオス科 |
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別名 | 火竜(かりゅう)、雄火竜 |
危険度 | ⭐︎5、⭐︎4(MH3G)、⭐︎6(MHRise) |
異名 | 天空の王者 |
海外名 | Rathalos |
概要
雌個体はリオレイアと呼ばれ区別される。
名前の由来はギリシャ語で“獅子”を表す「Leo」と“王”を表す「Basiléus」から。
モチーフとなった動物は鷹で、モンスターとしての造形もいわゆる「ワイバーン」そのものといった
ファンタジーものの王道的なデザインである。
全長17mを超える大型の飛竜。
飛竜種の中でもとりわけ飛行に特化した進化を遂げており、雌のリオレイアが地上から巣を守ることを役目としているのに対し、
リオレウスは常に高空を飛び回りながら自分のテリトリーを見張り、侵入してきた他の種族や同族のモンスターを排除することを役目とする。
その気になれば三日間空を飛び続ける事も可能らしく、それ故に行動範囲も広大で、
普通はリオレウスが現れない土地であっても突然現れる事もあるという。
空中での機動力も相当なもので、飛び回る小鳥を捕まえられる程の精密性をもつという。
仕留めたアプトノスを足で掴み巣まで飛び去ったり、大型のモンスターすら持ち上げて飛び上がる事も可能であり、巨体を支える翼の筋力にもかなりの余裕がある様子。
また、性格は非常に獰猛で、縄張り意識は強く、
自身の縄張りに侵入してきたモンスターはどんな相手でも容赦なく排除しようとする。
戦闘能力も高く、他の大型モンスターとも互角に渡り合う姿も確認されており、
その地域の生態系の頂点として君臨している場合も多い。
このような飛行能力の高さから『天空の王者』『大空の王』の異名で知られ、
その凶暴性や実力、生息域の広さも総合した危険度の高さから『飛竜の王』とも謳われる。
体内に「火炎袋」と呼ばれる内臓器官を持っており、会敵時はここから作られる火炎弾を口から吐き出し攻撃する。
これが「火竜」と呼ばれる所以である。
この火炎弾は着弾すると対象を一瞬で内部まで焼き払うほどの熱量を持っており、
リオレウス自身の喉をも焼き焦がしてしまうが、リオレウスは驚異的な回復力で喉を再生させるという。
また後足の爪による上空からの蹴りも得意としている。
爪は岩に穴を開けるほど鋭利でありながら、出血性の毒を含んでおり、
蹴りと同時に毒を傷口に流し込み、獲物を一撃で確実に仕留める。
上空からの索敵と奇襲に長けているため、視力は非常に優れているが、これを逆手にとられると弱く、
強烈な閃光等で目を眩まされると、空中での平衡感覚を崩し、簡単に墜落してしまう弱点をもつ。
しかし近年、屈強な個体は強烈な光にある程度の耐性を持つ事が確認されている。
普段は火山地帯や高山地帯などに生息しているが、繁殖期になるとリオレイアと共に温暖な地域に移動し、番で子育てを行う。
リオレウスは巣の防衛と狩りの補助を行い、赤い体色は卵や幼体、番の相手を襲ってくる外敵に対する警告色である。
高い飛行能力は高所で巣や狩場の見張りを行う際に役立つ。
成長した幼体の飛行訓練を行うのもリオレウスの役割であり、餌を高い場所や離れた場所に置き、幼体に取りに行かせるなどして飛行能力を身に着けさせる。
戦闘能力
「天空の王者」の異名を持つだけあり、作品によっては戦闘の5割以上は空中にいると言っても過言ではない。
上空からその優れた飛行能力で以って襲いかかってくる。
シリーズには皆勤の彼だが、作品によって行動の差異が多く、極端に挙動が変更される事もあった。
MHP2G以前
主に近接武器持ちハンターの攻撃が一切届かない高空まで一気に飛び上がり、
上空から火球ブレスや蹴りで攻撃する。
特に毒爪による蹴りは誘導性、攻撃範囲に優れており、まともに喰らうと必ず気絶してしまう。
一見ガード以外に方法がない様に思えるが、実は攻撃にある程度の有効範囲があり、リオレウスの真下にいると当たらない。
空からの火球攻撃も真下には届かないので飛び上がったら影に隠れていればまず大丈夫。
降りてくるタイミングを見計らって大剣やハンマーで溜め攻撃を当てるのがほぼ主流の戦い方とされていた。
また更に高く飛び上がり、エリアの周りを大きく飛び回りながらハンターを補足し、一気に滑空し急襲する攻撃(通称「ワールドツアー」)は初見でビビる事必至である。
どれも攻撃力が相当に高く、多くの駆け出しハンター達をキャンプ送りにした。
MH3~MHXX
行動が大きくテコ入れされ、完全に別物と言える行動を手に入れた。
ハンターの攻撃が届かないほどの高さまで飛ぶことは無くなったが、代わりにMH2でクシャルダオラが行っていたような「ホバリング状態」での戦闘スタイルに変更されている。
こちらの攻撃が届く位置まで高度を下げたためか、戦闘時はほぼ飛翔している状態なのが特徴。
それに伴って空中からの攻撃はより強力なものとなっている。
空中からのブレスは後退しながら狙いを調整し、正確に当ててくるようになった。
蹴りは喰らっても確定で気絶することは無くなったものの、代わりに速度とホーミング性能が凄まじく強化された。
さらにホバリング時の足元には風圧【大】が常時発生し、スーパーアーマーでも利用しない限り反撃することもままならない事態になることも多くなった。
空中での機動力も相当に高く、翼を大きく翻しハンターの側面に回り込んで火球ブレスをブチかまし、一気に距離を離したと思いきや鋭い蹴りを見舞ったりと非常に凶悪。
その中でも最も脅威とされる攻撃はバックジャンプブレス。
地面に向かって火球ブレスを叩きつけるように吐き出し、爆発の反動でホバリング状態へ移行するという技だが、特に怒り移行時の咆哮の後では確定で使用してくる。
そのため咆哮に威圧されると被弾確定という恐ろしい性能をもつ。
怒り状態でなくともノーモーションでいきなり使用してくる事もあり、ハンターが真横にいようとぐるんっと向きを変えて当てにくる。
また上空降下の攻撃に「拘束」が加わった。これは草食モンスターにはもちろん、ハンターにも仕掛けてくる。捕まるとガードや回復行動などがとれなくなる。一回噛み付かれるごとにリオレウスの体力とスタミナが少し回復する。
こやし玉を当てればすぐに離れてくれるが、ない場合はレバガチャでゲージを全て減らすと拘束を解くことができる。
厄介な相手だが、閃光玉に弱いという設定は健在。飛び上がったら空中から叩き落としてしまおう。
MHW
登場が続投されるモンスターが軒並み不明となっている中、もちろんモンハンの看板たるリオレウスは続投決定。
デザインがかなりリアルになり、顔はモチーフとなった鷹のような表情に若干変わっている。なお鳴き声は以前のものと全く違うものに一新された。
「古代樹の森」の生態系の頂点に君臨しており、森の「主(ぬし)モンスター」として生息している。
序盤で見かけるだけで任務クエスト対象にはならないリオレイアとは違い下位の後半で戦うことになるが、相変わらず空中からの攻撃は厄介であり、閃光などの対策をしていないとかなり手強い。
蹴りでの毒、咆哮からのバックジャンプブレスなどのラインナップも健在。
空中に居座られればこれまでのように強力な相手となっている。
それに加えて地上では炎を含ませながら噛み付いてくるという希少種が行なっていたような「爆炎噛み付き」を仕掛けてくるほか、不意に近づいてきたハンターに毒を含んだ踏みつけ攻撃も新たに習得している等、地上でも油断できない。
拘束攻撃も今までのように食いかかってくるものではなく「掴み投げ」という全く新しいものになっている。
いきなり飛びついてハンターを足で掴み、そのまま空中で宙返りして投げ飛ばし、咆哮してフィニッシュ。
投げ飛ばされたハンターはしばらく衝撃で身動きが取れなくなり、そのまま追撃をもらいかねない状況に追い込まれてしまう。
しかもガード不可。盾ごと鷲掴みにされてしまうのだ。
更にMHW:IではG級に相当する「マスターランク」のリオレウスが登場。
空中での行動に強化が施され、空中から3連続ブレスを放ってくるようになった。
結構な頻度で繰り出し、ただでさえ激しい空中からの攻撃が更に苛烈なものとなっている。
それだけにとどまらず、なんと黒炎王リオレウスのように空中での閃光に対してある程度の耐性を持つようになった。
一度閃光で墜落させ、連続でもう一度閃光を喰らわせようとしても墜落せず、空中で踏みとどまってしまう。
しばらく経てば再度有効にはなるが、それなりの時間を要するため閃光は怒り時用に温存しておくのが吉。
とはいえMHW:Iでは、動きが遅めに調節されたり、あらゆるモーションの間に隙が盛り込まれるようになったりと、狩りやすくなるようにかなり行動が見直されている。
翼を破壊されると飛び上がれなくなる、地上に落とされると暫く地上で戦ってくれるようになる、
更にMHW:Iでは空中にいるモンスターにもしがみつく事ができる「クラッチクロー」が導入される、
といったこちらに有利に働く要素も多く取り入れられるようになった。
MHRise
朱の巌洞 火焔ごうごう
そこは領域 近づくなかれ
大地 焼き立つ 天(あめ)の火は
空 統べる王の 鉄槌なるぞ
PV2において、百竜夜行の紹介と共に参戦が発表された。
シリーズの看板であるため当然のように続投した彼であるが、ここにきて歴戦のハンター達が度肝を抜かれる調整が入った。
まず火竜の代名詞であるブレスであるが、火球の域を超え強力な「火炎放射」を多用するようになった。
火炎放射は2種類存在し、過去作で放ってきたような横に大きく薙ぎ払うものに加え、新たに縦へ大きく薙ぎ払ってくるものが追加された。
後者は「真下に向かって火炎を吐き出し、そのままこちらへ向かって縦方向に薙ぎ払う」というモーション。火炎の演出はかの黒龍を連想させるほど凄まじく、よく口元を見てみると吐き出した炎の色が赤を通り越して青白く光り輝いているなど、吐き出している熱量の凄まじさを物語っている。
そんなド派手な演出に違わず、この技は今作におけるリオレウスの必殺技となっており、生半可な防具では一撃でベースキャンプへ帰されるほどの非常に危険な攻撃となっている。また、火球に関しても命中率が大幅に上がっており、今までのような回避の仕方をとってしまうとあっさり被弾してしまう。
ダメ押しに、毒爪蹴りをはじめとした基本な近接攻撃の威力も上がっているため、リオレウスが放ってくる攻撃はほぼ全てにおいて、油断が出来ない。
従来以上に攻撃面に更なる強化が施された彼だが、今作ではそれだけでなくハンター側にも有利となるような調整も加えられている。
まず上記の火炎放射だが、2種類とも予備動作はしっかり存在しており発動前に読み切ることが可能。
必殺技の方はハンター自身も台詞で警告してくれるため予測は容易で、前者の方も比較的発動が早いというだけで対処できないというわけではない。
そして、かつて歴代ハンター達を大きく困らせていた飛行に関しては、一定数技を出すか大技発動後に即座に着地するようになっており、空中攻撃そのものも攻撃力と引き換えに発動後に大きな隙をさらすメリハリのあるものとなっている。
頻繁に低空飛行して機敏に動く…といった行動もほぼなくなっており、ハンター側の負担は大幅に減った。
加えてハンター側にも翔蟲を使った空中への攻撃が存在しており、たとえ滑空状態であっても武器種に関係なくリオレウスと文字通りの空中戦をすることも可能となっている。
総合して、ホームグラウンドであった空中に陣取ることは少なくなったものの、地上での戦いも全く油断ならず歴代で最も強大になったとする声が多いが、
それでいて同時に戦い辛くなる要素は大幅に削除されており、純粋に強く、戦いがいのあるモンスターとして評価される存在となった。
因みに、今作から新しく導入された「操竜」システムにて、なんとリオレウスの背に乗り、操作できるようになってしまった。
他モンスターの操作は基本的に飛竜種であっても地上行動に限られるが、リオレウスのみ飛行状態となり、空中から相手を攻撃できる。
「弱攻撃」は毒爪や火球による出の早い攻撃、「強攻撃」は火炎放射などの出は遅いが強力なブレス攻撃。
滞空しているということもあり相手からの攻撃にも被弾しづらく、かつ攻撃範囲も広いためほぼ一方的に攻めることができてしまうことも。更に毒と火の使い手でもあるため、操作によっては状態異常と属性やられの相乗効果でガンガン相手の体力を減らすことが可能。
トドメの「操竜大技」は毒爪蹴り→薙ぎ払い火炎放射(横)→薙ぎ払い火炎放射(縦)。
その執拗なぐらいの猛攻はいっそ相手が不憫になるほど。まさに「天空の王者」と呼ばれるにふさわしい高スペックぶりである。
なお、相手の攻撃を受けてしまうと地上に墜落してしまう。
この状態では突進や噛みつきなどの攻撃がメインとなるが、なにも操作していないと再び飛び上がってくれる。
百竜夜行でのポジションは「射撃」タイプ。空中から火球ブレスで狙い撃ちにし、設備を利用するハンターを妨害してくる。
アケノシルムなどの他の射撃タイプと同様、突如頭上から飛来してくるため死角を取られやすく、咄嗟に対処しづらい。威力も高めで、数発喰らっただけですぐに設備が破壊されてしまうことも。
バリスタの後退弾を使うと確実に撃ち落とせるので、もし「破壊」タイプと同時に出現したら叩き落として妨害を阻止しよう。
当然ながらマスターランクであるサンブレイクにも続投。更に新技として「飛行しながら火炎放射で地面を薙ぎ払うブレス」が追加。空の王者らしく、見た目がとてもカッコイイ技になっており、当然威力も高くなっている。
Riseの頃と比べるとやや空中にいる時間が増えたため、厄介なら閃光玉も使用したいところ。
傀異化した個体も登場するが、リオレイアがEX3に対して此方はEX5とかなり格が高くなっている。
モンスターハンターワイルズ
pvに登場。アイルーを除いた既存モンスターの中では最初に続投が確定している。
ちなみに、この時うっすらと鳴き声を上げているのだが、この鳴き声がMHXX以前の力強いものに戻っていると一部で話題に。
他モンスターとの関係
MH3のOPムービーではドスジャギィらの狩りに乱入してアプトノスを捕らえるが、そこへ本作の看板モンスターであるラギアクルスが出現して獲物を奪おうとする。
新旧看板モンスター同士の対決……と思いきや、リオレウスはラギアクルスの攻撃をかわし、足でアプトノスを掴んでさっさと飛び去ってしまった。
肩透かしを食らった視聴者の中からは「恐れをなして逃げた」などと馬鹿にする声も出たが、自然界においては無駄な争いを避けるのも重要な生存戦略である(イャンガルルガ等の異常な思考を持つモンスターもいるが)。
すでに獲物を確保したリオレウスとしては、自分の弱点である「雷属性」を使う上、空まで追ってこれないラギアクルスとわざわざ戦う理由などないのだ。
また、成体のアプトノスを掴んだまま高速で飛んでおり、飛行能力の高さを見せつけている。
MHXのOPムービーでは、ハンターたちの乗った飛行船の近くでライゼクスの奇襲を受け、戦闘機さながらの空中戦を展開した後、ライゼクスに押さえつけられる形で地上に落下した。
同じく本作の看板モンスターたちと戦ったジンオウガ(VSタマミツネ)、ティガレックス(VSガムート)に比べるとかなり劣勢に見えるが、奇襲を受けた上にライゼクスも雷属性を使うため、これは致し方ないだろう。
ムービー以外でも、生態描写を重視したMH3以降では、戦闘中にもその生態が反映されるようになっている。
中でもMHWでは特に忠実に再現されており、巣にいる時以外は常に飛び回って古代樹の森を巡回している。
古代樹の森の生態系ピラミッドの頂点であるため森内の縄張り争いでは基本的に負けなし。
自身のテリトリーに侵入してきた新モンスターの蛮顎竜アンジャナフに容赦なく襲いかかり、難なく圧倒してしまう姿を確認することができる。
10数メートルはありそうなアンジャナフを足で掴みあろうことか持ち上げて崖から突き落としてしまう姿は圧巻。
更にMHW:Iでは体験版にて新大陸に上陸してきたナルガクルガと熾烈な縄張り争いを繰り広げる事が判明した。
更に更にナルガクルガだけに留まらず、「瘴気の谷」の主級モンスター、オドガロンとの縄張り争いが追加され、ティガレックス、ディノバルド、ブラキディオス、ジンオウガといった歴代の後輩看板モンスター達としのぎを削る事になるようである。
流石に錚々たるメンツだが、しかしそこは「王」。
一切逃げを取ることなく積極的に正面から挑みかかり、勝るとも劣らない活躍を見せている。
リオレウスと対戦相手、どのどちらかが亜種だったとしても勝負の結果は変わらない。
- vsオドガロン
中空からの飛びかかりで先制、地面に押さえつけるも脱出を許してしまい、その後続けて蹴りを放つが
オドガロンにはその驚異の跳躍力で以って回避され、背中に飛び移られて墜落させられてしまう。
その後も容赦ない追撃が続くも、リオレウスは咄嗟に側転しながら飛翔する事でオドガロンを振り落とし、更には地面へ叩きつける事に成功。
その後は両者睨み合って勝負を終える。
墜落させられた時、叩きつけた時にお互いに大きなダメージが入っており、
判定は引き分け。
相手が上空という不利な状況からダメージを与えるオドガロンの戦闘力はもとより、高度な飛行技術で反撃を与えるリオレウスも流石といった所か。
- vsナルガクルガ、ティガレックス
巧みな空中機動で相手の頭上から急襲して鷲掴みにし、そのまま地面に叩きつけたのちに高空まで持ち上げて投げ飛ばすという容赦ない攻撃を加える。
しかし、続けて放った急降下による追撃を寸前で躱されてしまい、押し倒されて首に思いっきり喰らい付かれてしまう。
苦し紛れに足で蹴り飛ばして引き剥がし、お互いに睨み合って勝負は終了する。
投げ飛ばした時、または噛み付かれた時にお互いに大きなダメージが入っており、
判定は引き分け。
しかし大型とはいえ比較的軽そうなナルガクルガはともかく、あんな筋肉質そうなティガレックスを軽く持ち上げてしまうとは凄まじい翼の筋力である。
- vsジンオウガ
「無双の狩人」との一騎打ち。
ジンオウガの飛びかかりを地上からの飛び上がりで回避。
その後頭上から襲いかかり、後ろから頭を掴んで思いっきり顔面を地面に叩きつける激しい攻撃を加える。
が、ジンオウガも強引に頭を振ってリオレウスを地面へと引き剥がし、隙を見せたリオレウスへ凄まじい勢いで尻尾の振り抜きをぶつけ吹っ飛ばしてしまう。
吹き飛ばされたリオレウスも態勢を立て直し、再び両者睨み合って戦闘を終える。
顔面を叩きつけた時、また吹き飛ばされた時にお互いに大きなダメージが入っており、
判定は引き分け。
一部では「属性的に相性が悪いので完敗してしまうのではないか」と予想されていたが、
自身が苦手とする強力な雷属性の使い手にかなりの健闘をしたといえる。
因みにジンオウガ亜種との勝負でも引き分けとなるが、なんなら龍属性の方がよっぽど弱点であるのは内緒。
- vsブラキディオス
まずブラキディオスが必殺の粘菌によるパンチを先制で放つが、これを空中で身を翻して回避。そのまま後ろに回り込んで背中に飛び乗り、首筋に喰らいつき反撃を与える。
しかしダメージを受けたブラキディオスも負けじとリオレウスの首に噛みつき、そのまま背負い投げの要領で地面へと叩きつけてしまう。
しかし、リオレウスもすぐさま態勢を立て直し、両者睨み合って戦闘を終える。
背中に飛び乗って首に噛み付いた時、また地面に叩きつけられた時にお互いに大きなダメージが入っており、こちらも判定は引き分け。
パンチを難なくかわすリオレウスの空中機動はもとより、首に噛み付かれてもなお姿勢を崩さず、
そのまま投げ飛ばしてしまうブラキディオスも流石である。
- vsディノバルド
「地上版リオレウス」との一騎打ち。
…ということなのか、こちらの縄張り争いの仕様は他のモンスターと比べやや特殊なものとなっている。
まずディノバルドの得意の尻尾による攻撃を空中で回避。
その後セオリー通りに頭上から首に食らいついてダメージを与えようとするも全く通じず、
逆にディノバルドに咥えられ地面へと投げ飛ばされた際に大きなダメージが発生。
リオレウスは地上で苦しみ悶えて立ち上がれなくなってしまう。
結果はまごうことなくディノバルドの圧勝。
しかし、別の場所ではこの勝敗は全く異なる。
まずリオレウスが空中からディノバルドに真正面から蹴りかかり、ディノバルドを横倒しに。
その後反撃も許さず火炎放射をお見舞いし、あろうことかこの巨体を持ち上げて高所から墜落させるという離れ業をやってのける。
こちらはリオレウスの圧勝となる。
場面によって全く異なる結果となるが、この仕様は恐らく「自分に有利な環境下にいるかで勝敗が傾くのではないか」と予想されている。
よく観察してみると、自慢の尻尾を振り回せる比較的広い空間ではディノバルドが勝利し、逆に木々などの障害物が入り組み、高低差の激しい空間ではリオレウスの勝利となっていることが分かる。
いずれにせよ、お互いの実力差は互角。
互いの持ち味を発揮できれば、それだけで勝敗が決してしまうほど紙一重の闘争だった、
ということなのかもしれない。
看板モンスター達はいずれも強大で、どれも生態系の頂点に立ちうる存在ではあるが、
そんな中でも自身の領域から追い出さんと正面から襲いかかる。
引き分けながら、まさしく「王」の名に恥じない威厳を見せつける結果となったと言える。
だがそんなリオレウスでも、特級危険生物たる恐暴竜イビルジョー、金獅子ラージャンが相手となるとなすすべなく一方的に倒されてしまう姿が確認できる。
一応逃げることなく果敢に挑みはするのだが、やはり地力の差は埋め難く、無理矢理力でねじ伏せられてしまう。
詳しい内容は該当記事に譲るが、「生態系の頂点に立つ王者」と言えども「生態系の破壊者である古龍級生物」が相手とあっては、流石に仕方ないところである。
初回任務を除き、平時にハンターを発見してもいきなり襲いかかってくることは無くなったようで、下手にケンカを売らなければ特にこちらを気にかけることもなく、普通に過ごしているリオレウスの姿を見ることができる。どうやらこちらを小動物ぐらいに認識しているようだ。
基本的に巣以外の場所では常に飛んでおり、縄張りに侵入者がいないか監視して回っており、巣の近辺では爪痕を残しマーキングを行なっている。
逆に巣へ戻ってきた時は地に足をつけてリラックスしている。
時たま欠伸をしたり、翼や爪の手入れをしている****姿が鳥っぽくてなんだか可愛いと評判。
MHRiseからは、今まで明確に格下であったためモーションも無かったクルルヤック、トビカガチといったワールドのモンスター、そして久しぶりに再登場したドスフロギィとの縄張り争いが追加された。モーションは全てアンジャナフのそれと同様で、どれもリオレウスが圧勝。
更に今作からは「モンスターの攻撃でモンスターも属性やられ状態になる」という要素が追加されたため、彼と戦ったモンスター達は全員「火属性やられ」に陥り、継続ダメージを受け続けることになる。まさに「王の鉄槌」である。
また、今作の看板モンスター怨虎竜マガイマガドとの縄張り争いも追加された。
まずマガイマガドが槍状の尻尾で先制。リオレウスは咄嗟に空へ身をかわすも、マガイマガドは恐ろしいまでの跳躍力で以って空中のリオレウスに食らいつく。
更に高く上昇しながら揉み合う両者だが、リオレウスは蹴りを放ちなんとかマガイマガドを地上に叩き落とす…
が、なんとマガイマガドは咄嗟に鬼火を足元で爆発させ、その反動で再びリオレウスに取り付く。
やがてリオレウスは空中で抑え込まれ急降下、そのまま地上に向かって逆に叩き落とされてしまい、戦闘を終える。
一見するとリオレウスが終始圧倒されているが、よく見ると急降下直前に負けじとブレスをお見舞いしており、縄張り争い後にはマガイマガドが火属性やられになっている。
ともあれ、結果はリオレウスの劣勢。
戦いの過程でカメラに収まりきらないぐらい高いところまで上昇しており、今までの縄張り争いの中でもトップクラスに派手な縄張り争いである。
追い詰められたリオレウスの方に目が行きがちだが、「天空の王者」と謳われるリオレウスにここまでの空中戦を展開できたマガイマガドを褒めるべきだろう。
なおマガイマガドと他のモンスターとの対戦カードを見てみると、モーションこそ同じだが結果が微妙に異なる。
例えば明確に格下であるアケノシルムや、飛行能力に関してはやや劣るベリオロスはなすすべなく完敗しているが、
逆に世界観的にも強大な存在であるバゼルギウス、古龍種であるクシャルダオラやテオ・テスカトルは叩きつけられる直前に反撃を与えている。
流石に古龍たちは叩きつけられても平然と立ち上がり、マガイマガドを返り討ちにしているが、反撃を与えられたリオレウスやバゼルギウスは本人たちの能力が影響しているのだろう。
辛うじて『天空の王者』の名目は守った形になるか。
MH3からはリオレイアとの夫婦仲に関しても大幅な強化が施された。
(詳しくはリオ夫婦を参照)
リオレイアが怯まされたり部位破壊され悲鳴をあげると、別エリアにいたリオレウスがキョロキョロと周りを見渡すようなモーションをした後、急いでリオレイアの元へ駆けつけ、
同エリアのリオレイアが怒るに合わせて自分も怒り状態になるなど、良好な夫婦仲のご様子を見せつけてくれる。
更にMHWでは瀕死になって休眠に入ったパートナーの側で滞空し、目覚めるまで周りを見張るという愛情深い行動も取るようになった。
同エリアに合流されれば圧倒的な連携の前にあっという間に1乙である。
またリオレイアと同じように自分たちの卵が奪われてしまうと、
何処からともなく飛来し奪ったハンターを執拗に追い回すという行動に出る。
全体的に哺乳類のような暖かさや愛情が強調されるようになったといえる。
ただリオレイアの3連ブレスに狙撃されたり、サマーソルトでハンターもろとも撃ち落とされたりといった場面も見受けられる事もあるが(逆も然り)。
お互い誤爆されて怒ると怒りの矛先はもちろんハンターへ向けられるので注意。
しかしアイスボーンからはその辺が見直されたのか、合流頻度が低くなったかわりにお互いの攻撃では怯まなくなるように調整された。
亜種
蒼い甲殻を持つ亜種個体。通称『蒼火竜』。
防具名には最初に「リオソウル」と付く。
希少種
煌びやかな銀色の甲殻を持つ希少種個体。通称『銀火竜』。太陽にも形容される美しさから「白銀の火輪」という異名をもつ。
防具名には最初に「シルバーソル」と付く。
二つ名個体
通称『黒炎王』。「王の中の王」と謳われるリオレウスの二つ名個体。
戦闘能力は希少種をも遥かに凌駕するとも言われている。
ヌシ個体
なんらかの形で強大化し、百竜夜行においてモンスターの群れを統率する「ヌシ」の名を冠するようになったリオレウスの特殊な個体。
全身には嵐に巻き込まれたかのような傷痕が刻まれており、その影響かその思考は恐怖と怒りに支配されているという。
隻眼のリオレウス
何らかの理由により、イャンガルルガよろしく片目を失った個体。
ハンターとは違う道を歩む者の手によって育てられている。
破滅レウス
『その翼が開くとき、世界は消滅する』と言われる、黒く小さな翼を持つ特殊な個体。
テーマBGM
咆哮/リオレウス
無印MHから存在するステージ「森丘」の汎用BGM。
古参プレイヤーからはモンハンといえばこの曲!と評価されるほどの人気をもつ。
空の王者リオレウスの強大さ、威圧感を感じさせるテーマ曲である。
とはいえゲーム内では森丘の汎用BGMとして扱われており、リオレウスでなくともこのBGMは流れる。ちなみにMHP2G以前はドス鳥竜専用のBGMはなかったため、ドスランポスにもこの音楽が流れた。すばしっこい鳥竜種との戦闘に威圧感満載なこのBGMが流れる様はなんともアレである。
MH3以降はMH4Gまで森丘が無かったため、しばらくこの曲を聴く機会がなかった。
しかしリオレウスの登場ムービーではアレンジされたものが毎回使用されている。
MH3ver.
MH4ver.
MHXでは登場ムービーが簡略された都合で聞くことはできなかったが、かつてのフィールド「森丘」が復活。それに合わせてこの曲も再登場した。
MHWではリオレウスの登場ムービーに使用されている。この時のBGMは新モンスター、アンジャナフのテーマ「森を牛耳る蛮顎の竜」とのコラボのような曲になっており、ムービー中のリオレウスと相まって迫力満点。
MHW:Iでは実写版コラボのイベントクエスト「Our World 私達の世界へ」で巨大リオレウスとの戦闘時のBGMとして起用されている。
MHRiseでは登場ムービーが琵琶法師の語りのような演出となったため、再び聞けず。
が、今作で初めてリオレウスの素材を使用する狩猟笛が登場(厳密にはMHXシリーズで黒炎王専用の武器として登場していた)。
旋律を奏でると「咆哮」のフレーズが演奏されるようになった。
…正直そこまでするくらいならもう専用曲として流してくれてもいいような気がするが
またモンハン代表の戦闘BGM故か、様々な曲の参考にもされている。
イャンガルルガ専用の「唸る一匹狼」、セルレギオス専用の「煌めく千の刃」、例のアイツ専用の「舞い降りる伝説」はこの曲のアレンジであることが明らかにされている。
構成自体は単純な曲ではあるが、高いポテンシャルを秘めた曲である。
装備
リオレウスの素材から作られるレウス装備は、シリーズの代表的な防具でもある。
設定上はリオレウスの防具は並みのハンターでは手の届かない代物である為、
ハンター達にとっては「王冠」にも近い価値を持っているという。
スキル構成もシリーズ通して非常に優秀。
詳細は該当項目を参照。
ちなみにサンブレイクのDLCに実在のぬいぐるみをモチーフにした重ね着武器セットがあり、大剣を担当している。
抜刀すると火炎放射を行い、その炎が刃となる。
コラボレーション
モンハンの看板を張る存在なだけあり、「モンハンとコラボ!」となると必ずと言っていいほどコラボ先に出張している。
『メタルギアソリッド ピースウォーカー』(発売元:コナミデジタルエンタテインメント)
行動やデザインはMHP2Gの頃のものがベース。
マシンガンやら追尾ミサイルやら凶悪極まりない現代兵器に負けず劣らず強力なブレスや、空中蹴りで対抗する。
ワールドツアーもしっかり完備している。
リオレウスを麻酔銃などの睡眠武器で捕獲したり、優秀な成績でクエストをこなすと、
リオレウスの見た目を表現した「リオレウス迷彩」や、「火竜の剛翼」が手に入ることがある。
リオレウス迷彩は着用しているとボイスの「キエーーーー」に言霊が宿り、
なんとリオレウスの咆哮をあげることができるようになる。
咆哮を聴いた敵兵はあまりの威圧感に一定時間萎縮する。
赤色なため迷彩としては些か派手すぎる気がするが。
素材の火竜の剛翼は「設計図」扱いであり、「大和魂」のスキルを持つ技術班に渡すと、
ハンターならお馴染みライトボウガンの『種子島』が作成できる。
一見なんの変哲も無い火縄銃だが、敵兵に命中させると、確率で竜巻を発生させて真上にうち飛ばし、強制的に自分の拠点へ送ることができるという敵兵回収効果を持ったトンデモ武器である。
現代兵器が発展したこの世界観ではお世辞にも実用的とは言えない(ライトボウガンと違い、現実の火縄銃と同様の単発・先込め式。ただし現実よりは遥かに早くリロードが終わる)が、中々面白い性能を持った武器である。
FF14
FF14にてベヒーモスと入れ替わりで向こうに出張。
行動、デザインはMHWのものがベース。
回復手段が回復薬に縛られるなど原作元に沿った仕様となっている。
強力な魔法が飛び交うFF世界においても強力な存在として登場しており、
対処方法を知らないと「王の雫」の如く強制的にクエスト失敗に追い込む即死技まで習得している。
リオレウス討伐に成功すると鱗が手に入り、収得数によってリオレウスをあしらった装備や、
モンハンの要素を持ったアイテムやギミックの数々、挙げ句の果てにはリオレウス自体を「乗り物」として手に入れることすら可能になってしまう。
広大なフィールドをリオレウスの背に乗って移動できてしまう夢のような報酬である。
(モンハンではそれ以前に外伝作品の『ストーリーズ』で同じことができた)。
が、鱗が中々集まらないため、場合によっては何度も周回する羽目になる事も。
また、乗り込むキャラの種族でサイズが変わるタイプなので、極端な体格の種族が乗ると……
ちなみにエオルゼアにリオレウスが来訪したのは2018年8月の話であるが、尻尾の切断表現がレーティングの都合で当初は実現できず、実現が約3年がかりとなった。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
8月8日のスマブラダイレクトにおいて、まさかの『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』へのゲスト参戦が発表された。
前作の段階でMiiファイターのコスチューム「レウス装備」が登場していたが、とうとう本人?が登場することになった。
アシストフィギュアで召喚され、お馴染みの火球ブレスや滑空攻撃で戦う。今作からアシストフィギュアは倒す事もできるのだがリオレウスの場合はとんでもない体力のせいか倒すのはかなりの困難。ステージによってはステージの半分以上を埋め尽くす程の巨体を誇り、広範囲を攻撃するため人によっては最強のアシストフィギュアと感じるかもしれない。
また、新アドベンチャーモード「灯火の星」や一部キャラクターの勝ち上がり乱闘にてボスとして登場する。
行動はデザインから見て恐らく『MH3』以降のものがベースだろう。ただ火球ブレスを3回連続で吐いている辺り、リオレイアの要素も混ざっている。
また、突進後に停止できずに転倒するという『MHP2G』以前の要素も一部見られる。
…とはいえ、他のボスと比べるとトリッキーな攻撃パターンはなく、基本的な行動パターンも原作とあまり変わっていないので、モンハンシリーズをプレイ済みのプレイヤーなら倒すのにそこまで苦労はしないという、比較的良心的なキャラになっている。
原作と違うところは「サイドビュー形式のステージ」「体力ゲージの存在」「ダメージ等でヘロヘロにならない」点がある。
部位破壊要素も取り入れられており、頭と尻尾の破壊が可能。
「灯火の星」では破壊に成功すると、爆弾系のアイテムを落とす。『タル爆弾』繋がりだろうか。
桜井氏曰く開発中は尻尾切断も出来るようにしようとしたらしいのだが、「日本のレーティングに引っ掛かる」と言う理由で取り止めとなったらしい。実際、原作はCERO-C(15歳以上対象)であるため「CERO-A(全年齢対象)で売れなくなっちゃう」とのこと(Nintendo Live 2018東京大会にて)。
その為、尻尾は部位破壊扱いに留まり、破壊されると甲殻の一部が剥がれ、黒く染まるようになっている。
他にも「デクの実」を頭に当てると、閃光玉よろしく一定時間動きが止まる、
「おとしあなのタネ」でリオレウスを罠にはめることができる(ただし、直接リオレウスに当てても効果はないので注意)等、これでもかというくらいの原作オマージュにもあふれている。
「おとしあなのタネ」と「デクの実」はリオレウス戦の最中に出現するようになっている。
驚くべき事にスネークとは二度目の共演となっており、
親世代には過去に狩られ、子世代とはまさかのスマブラでの遭遇である。
世代と作品の垣根を越えたとんでもないコラボである。
何気に同じカプコンのキャラクターであるロックマンとはこれが初の直接対決と思われる。
しかも原作では「メカドラゴン」だの「メカザウルス」だの「チャンキードラゴン」だの、
やたら大型ドラゴンメカとの戦闘の経験が豊富。
さらには、世界的に人気爆発したポケモン達(一部)とのモンスター同士の遭遇というこれまでありそうで無かった共演と言う点も見逃せない。ポケモントレーナーだとまさに伝説系との遭遇の様なものである。
リザードンに至っては火竜同士という奇跡。
むらびととしずえは『どうぶつの森』が『モンスターハンター4』『ぽかぽかアイルー村』と互いにコラボをしていたが、まさか本物のモンスターと戦う日が来ると思っていなかったであろう。もはや「かいぶつの森」である。
なお、むらびとは斧を装備しているのであえて言うならスラッシュアックスと言うべきか。
ちなみに上記の通り、どうぶつの森シリーズ伝統のアイテム「おとしあなのタネ」はスマブラにも登場している。
上記以外にもMH4以降ではリンク、サムス(ゼロスーツ含む)、マルス、リュウやオトモアイルー衣装まで含めればマリオ、ルイージ、フォックス、トゥーンリンク、ロックマン、ソニックなどもコラボ経験がある。
更に範囲を広げるとクロムとルキナもMHFでコラボしていたりと、何かと関係は広い。
また、ドンキーコングをピンク色にして戦えば完全に奴である(ちなみに黄色だとあいつに見えなくもない…かも?)。
クラウドはファイナルファンタジーシリーズ代表のポジションである為、上記のFF14とは全く異なる形でコラボする事となったのである。
バスターソードの大剣持ちなのである意味対峙しても違和感は無いだろう。
意外にも、同じく『SP』で初登場した悪魔城ドラキュラシリーズとは、接点の全く無い初の顔合わせ。
ゲーム内でムチは実装されていないが、シモンやリヒターがムチで互角に渡り合う姿を見ればムチもあってもいいのではないかと思えてくるほど。
MHのムチといえば、漫画『モンスターハンターオラージュ』で、試作の「狩猟鞭」が登場したことがあるくらい。
ドラガリアロスト
MHXのNPCや黒炎王などと共に登場。「レイドイベント」として戦うことになる他、報酬の「戦貨」で仲間にすることも出来る。
ロックマンとマルスは再び共演。そしてアルフォンスやペコリーヌなどの他作品キャラクターとの初共演も実現した。
当たり前のように炎属性で、スキル「上空3連炎ブレス」。
アビリティは炎属性キャラのHPと攻撃力を最大30%強化。
『ZOIDS』
2024年1月12日から予約開始されたゾイドコラボのゾイドの1体として、ソニックバードをベースとした『ソニックバードレウス』がリリースされることになった。
『トランスフォーマー』
21024年つゆ、トランスフォーマー生誕40周年を記念し同じく同年生誕20周年を記念したカプコンの人気ゲーム『モンスターハンターシリーズ』のコラボを決定。レオリウスとトランスフォーマーの代名詞コンボイ(オプティマスプライム)を掛け合わせた『リオレウスプライム』を9月27日から予約を開始した。
「ペースブリッジ」での転送で不具合が生じ、モンスターハンターの世界に迷い込んだオプティマスが『元の世界の姿のままでは目立つ』と判断し、ふと空を見上げた際に偶然飛翔していたリオレウスをスキャンし「モンハン」の世界で身をひそめるための姿となった。
武器は通常は斧、分割すれば剣と盾になる『焔斧エナジーアックス』。
またリオレウスをスキャンした際に、体内の「ある玉石」がマトリクスと反応したことで、中央のクリスタルが変化した。
この『火竜のマトリクス』に選ばれし者は、天空を自在に舞い、炎を意のままに操る力を授かるといわれている。
かつての悪評とMHRiseでの改善
ここまで見てきた通り、その王道的でアイコン的なデザイン、外部出張の多さ、作中での扱い、装備の格好良さなどから名実ともにモンハンの顔であり、象徴であり、キャラクターとしては高い人気を誇る。
しかしながらMHRiseの発売までは、アクションゲームの敵キャラとしての評判はお世辞にもいいとは言い難かった。というか、戦って楽しくない「クソモンス」の代表格として名が挙がるモンスターでもあった。
MH-MHP2G期間の「初期系統」ではワールドツアーによって全く攻撃が届かないところに長時間退避してグルグル空を飛んでいたり、無駄にエリアチェンジを繰り返すなど時間稼ぎが酷く「チキン」「ヘタレ」など散々なあだ名で呼ばれていた。
パターンが悪いと10分くらい全く攻撃が届かないところに居続けたりする。
リオレウス自身としては「生き残れば勝ち」なのでチキン呼ばわりされたくはないだろうが、生物としての正しさとゲームとしての面白さは別問題であり、閃光玉でハメ殺すのが定石となることも多かった。
MH3-MHXXでは高高度にずっととどまるようなルーチンは改善されたものの、今度は低空をホバリングするようになり、近寄るとハンターが風圧で強制的に行動封じになり、おまけにちょこまか動き回るので攻撃チャンスも少ない。
また、空中からの毒爪攻撃の速度とホーミング性能が大幅に強化され、空中からワイヤーで吊っているとしか思えない生物的にものすごく不自然な挙動をするようになった。
地上にいたらいたで足元に火炎弾を撃ち込んで、爆風を起こしつつ後退して飛翔する「バックジャンプブレス」や地上で発動する「ノーモーション突進」など、何の予兆もない高速度攻撃などかなり理不尽な攻撃方法が多く、攻防が楽しいと思えるような配慮がかなり少なかった。
加えてリオレイアを助けに向かう騎士道精神(上述)が発揮されるようになったため、生物としてのリアリティはいくらか評価されたものの、お邪魔キャラのように扱われることも増えた。
『初代-2』ベースの頃は「ヘタレ」と言われていたが、チキン戦法から風圧などの妨害中心になったことで『3』ベース辺りから「クソモンス」という評価が見られるようになった。
同じく王道的な外見のドラゴンであるクシャルダオラやミラボレアスもクソモンスと言われやすかったため、モンハンでは「正統派な外見のドラゴン系モンスターはクソモンス」というジンクスをプレイヤー達が感じるようになってしまった。
根本的にゲームベースが一新されたMHW系統でもホバリングなどの基本は受け継いでいるものの、ノーモーション行動の多くに予備動作が設けられる、風圧の影響が受けにくくなる、地上メインのモードがあるなどの若干の緩和も取られている。
IBから追加されたクラッチクローとの相性も良く、それなりに戦いなれたハンターならば閃光を使わなくてもすぐ落とせたり、はじけクルミを使い飛び立たせないようにしたりと、過去作と比べればはるかに戦いやすくはなっていた。
しかし、基本生息地の「古代樹の森」の地形が非常に戦いにくいことや、緩和されたとはいえ風圧は健在でリーチの短い武器には未だ戦いにくい要素は残っており、また閃光玉耐性の追加や(これはレウスだけの仕様ではないが)亜種がやたら飛び続ける事もあり、あまり評判が抜本的に変わることはなかった。
しかし、こうした長年における状況にもついに本格的な改革の時が訪れた。
MHRiseになってからは飛行行動が「攻撃モーションの一環」という風に変更。
これによって「空中に居続けて攻撃チャンスが少ない」という最大の問題点が解消された。
さらに、必殺技である薙ぎ払い空中火炎放射という「高威力だが避ければ確定で隙が生じる大技」を獲得したことにより、熟練好みの「当たると痛い大技を避ければ隙ができる」というターン性要素が導入された。
閃光玉には下位の時点で耐性持ち(落下してもすぐに復帰、一定回数食らうと無効化)だが、そもそもハメなくても戦えるようになっているので、耐性があって尚こちらの方がずっといいと言える。
決して弱体化されたわけではなく、純粋な戦闘力としてはむしろ強化され、従来の「泥仕合になるか、ハメ殺すか」のモンスターから「やるか・やられるかのガチバトル」ができるモンスターになったのである。
このことから、登場以来ずっと戦闘面でぼろくそに言われ、「空の王者(笑)」などと馬鹿にされてきたリオレウスが真の意味で「空の王者」に生まれ変わったとして非常に評価が高い。
これからも今作をベースに、モンスターハンターの看板としてシリーズを引っ張っていってほしいところである。
関連イラスト
関連タグ
リオレイア - 本種の雌個体
リオ夫婦 - リオレイアとのイラストに使われるタグ
カム・オルガロン ・テオ・テスカトル ・アルセルタス ・ロアルドロス・ タマミツネ - 雄モンスター繋がり
ティガレックス-「獅子王」リオレウスに対し「虎王」として登場したモンスター。
ラギアクルス - 「大空の王者」と対をなす「大海の王者」として登場したモンスター。
セルレギオス ・ライゼクス - 「リオレウスのライバル」として登場したモンスター。
ディノバルド - 「地上版リオレウス」をコンセプトとして登場したモンスター。
メインモンスター(メインシリーズ)