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概要編集

初登場したのはMHP2GのG級クエスト「破壊と滅亡の申し子」。

正式名称は激昴したラージャンだが、「激昂ラージャン」と呼ばれる事も多い。

また、「破壊と滅亡の申し子」の依頼主の話には 「かの金獅子が、遂に真の姿を現した」と書かれているので、MHP2G最盛期には「真ラージャン」とも呼ばれていた(現在はあまり使われない)。原種と同様、専用BGMは「黄金の鬣」。


特徴・生態編集

超古龍級生物と呼ぶべき存在。

最初から体毛が金色(興奮状態)で、怒ると更に激しい電気を体に纏うのが特徴。

本来、ラージャンは興奮状態を維持すると体力を大きく消耗する為、ある程度は制御している。 尻尾がそのリミッターらしく、これを切断されると興奮が抑えられる。


しかし、この個体はリミッターの尻尾がボロボロになりながら、

興奮状態が解除されずに暴走している。 当然、体力の消耗が激しく、寿命は短いという。


「生存よりも闘争を、捕食よりも破壊を目的に生きる存在」とされ、

その圧倒的な暴力性からときに古龍をも喰らうという暴挙を行う事が公式設定として存在する。

キリンの角だけでは満足出来なかったようだ…。


この激昂ラージャンは常に怒っていて落ち着きが無い為、 通常時でも落とし穴に引っ掛かる。しかし、怒るとパワーが上がり、 落とし穴を「力任せに突破する」。

また、怒ると拳に電気を纏う様になり、攻撃範囲が更に拡大して威力も上がる。


反面、通常個体よりも動きが読みやすく、激昂ラージャンの方が戦いやすいという人もいるようだ。


各登場作品での特徴編集


MHP2G編集

記念すべきデビュー作。G3クエスト「破壊と滅亡の申し子」に登場。

ラージャン単体クエストかと思ったらそこに居たのは毛が逆立っていないのにも関わらず虎のような鮮やかな金色の毛並みに包まれた奇妙なラージャン。その姿と強さでハンターの度肝を抜き、多大なインパクトを植え付けた。

後に登場する怒り喰らうイビルジョーなどの特殊個体モンスターの第一人者だが、特にこの頃は特殊素材はない。

なお討伐数はラージャンとして加算されるが本作のイャンガルルガの傷アリ、傷無しと同じで内部的には別モンスター扱いの模様。


イベントクエスト武神闘宴と最終イベントクエストとなった双獅激天にも登場。本来最終イベントクエストとなる筈だった武神闘宴では5匹目、つまりラスボスとして登場。双獅激天は後述。


そして本作屈指の難関クエストとしてG級演習・ラージャン討伐訓練(ガンランス)が有名。

最終強化ですらない微妙なスペックのガンランスにガード性能2&攻撃力up中のみで挑まされる。

耐震がない為、床ドンや叩き付けで怯んだ所を被弾。さらに起き上がりにガード強化が無いと防げないビームで起き攻めされ耐えきれず失敗、耐えた所で気絶して死を待つだけ。殺られる前に殺ろうにも武器とスキルが貧弱過ぎる上、ガンランスのフットワークの悪さでラージャンに遅れを取り手数も出せない都合上どうしても火力不足に悩む。これをクリア出来ずにツワモノバッジを諦めた人も少なく無かった程。


MH4編集

MH4で復活。通常個体とは異なる固有アイコンが設定された。

本作では集会所上位の高難度クエスト及びLv76以上のギルドクエストで出現する。


通常個体と同様、怒り時に落とし穴に落ちる様になり、通常時は落とし穴を無効化する。更にスピードも今作では大幅に上昇、新形態「闘気硬化」の追加で、MHP2G以上の強敵である。


今作では激昂ラージャン専用の素材である「金獅子の怒髪」と「羅刹の金角」とレア素材である「金獅子の闘魂」が追加された。なお、怒と金は兎も角、「闘」がどの部位を指すのかは不明。ファンの間では、心臓という説が有力視されている。


因みに、固有素材の内「羅刹の金角」は入手難易度が異常に高い。

何故なら、ラージャンの角をへし折らなければ入手できないからである(※1)。


角を狙うという事はラージャンの正面に飛び込まなければならず、強力な攻撃を食らうリスクも高い。しかも、ラージャンは矢継ぎ早に攻撃を仕掛けてくる上、頭も的が小さいため狙いづらく、今作では闘気硬化状態が追加されたので、破壊は困難を極める。


破壊を狙うなら、怒り状態時に落とし穴にはめて早急に破壊したい。スキル「破壊王」を発動させるのも悪くない。ただ、破壊に成功しても入手確率が40%なので、物欲センサーに引っかかると、中々手に入らない。(拡張版MH4Gでは、入手確率80%に上がったので、入手しやすくなった)


※1:村最終「団長からの挑戦状」およびLv76以上のギルドクエストでは基本報酬でも入手できる。しかし、確率自体はそこまで高いわけではなく、攻略難易度も高いので、マラソンするのには向いていない。


MH4G編集

4の拡張版である4GのG級では、通常個体を差し置いて、オフライン・オンライン共に単体クエストが用意されている。

一方、高レベルのギルドクエストには狂竜ウイルスに感染した通常個体(Lv136以上で極限個体になる)が出現するようになったため、激昂ラージャンはお役御免になった。そのため、ギルドクエストに籠りっきりになると、この激昂ラージャンと戦闘する機会が殆どなくなってしまうため、本作ではやや影の薄い存在になってしまっている。


MHW:I編集

2020年3月23日、大型アップデート第3弾として猛り爆ぜるブラキディオスと共に参戦。

今作はこれまでとは変わって尻尾が根元の部分を除き完全になくなってしまっている。

また、怒り喰らうイビルジョーと同様に通常状態と怒り状態が明確に分離した、普通のモンスターと同様の設計になっている。このため、通常状態ならクラッチも可能である。また、闘気硬化状態は今作の通常のラージャンと同じ設定となっており、怒り状態中にしか移行しないが、こちらが解除するまでほぼ持続し続ける。

尻尾が完全になくなったことで、闘気硬化解除には頭部へのダメージ蓄積が必要になった。この頭部へのダメージ蓄積というのが何とも厄介で、今作のラージャンは真正面には軸合わせなしで即座に攻撃するため離脱が間に合わないことが多い。その上、そもそも頭部を狙った攻撃が紫ゲージでも弾いてくる腕に吸われる事故も誘発してくる。

新規モーションも多く習得。地面に拳を突き刺して3WAY電撃を放ったり、小ジャンプして横一列にブレス弾を複数吐いて着弾地点が時限爆破等、遠距離攻撃まで習得したもんだからたまったもんじゃない。


また、今作のラージャンの特徴とも言える拘束攻撃も強化されている。怒り状態では地面に3回叩きつけてダメージを与えてから放り投げるようになり、本命のパンチでそのまま力尽きる可能性が高くなっている。

そして本番は闘気硬化状態時。地面に2回叩きつけた後に、掴んだまま至近距離気光ブレスで上手に焼き、ジャンプして垂直落下叩きつけを繰り出す。あまりの威力に周囲の地面が砕け散るほどで、体力を高めていても満タンから7~8割持っていかれるほど高威力、防御力があまり高くない状態では容赦なく即死すら見えるほど。さらに最後の叩きつけはマルチプレイならば他の人にも当たるようになっているのだが、驚くべきことにこのフィニッシュの巻き添えは今作の激昂したラージャンの技の中で最高威力を誇り、拘束攻撃本体よりダメージが高い。粉塵による救助を狙う場合などは、逆に自分が力尽きないよう気を付けなければならない。

ハンター側の操作性がかなり良くなっている今作でも傍若無人っぷりを見せつけてくれている。


一方、設計時点で頭部を攻撃する必要があることを考慮してか、新規追加モーションはいずれも攻撃の事前動作が分かりやすく、ある程度の後隙が確定で発生する上に頭を攻撃できる安置も用意されている。加えて通常のラージャンが持っていた岩盤めくりあげを使用しないので、懐へ潜り込みやすくもなっている。戦闘を繰り返して慣れてくると、明確な後隙を生じるモーションが少ない通常のラージャンの方が厄介に感じる、という声も。


後に報酬が豪華な代わりの強化版歴戦個体が登場するクエストとして「君はゴールデントロフィー」が配信。

デフォルトで4乙まで可能で支給品が多く用意されているが、このラージャンは強化が著しい。攻撃力はかの禁忌の存在に近しい倍率となり、珍しく状態異常耐性も強化を受け、フィールドがアイテムを補充できない闘技場なので拘束手段も限られる。体力は唯一まともな範疇だが、こちらも体感できる程度に上がっている。

攻撃のほとんどが物理攻撃なので軽減が難しいのも相まって火力が凄まじく、最大威力となる拘束攻撃の巻き添えなどは食らえばまず即死。下手をすれば、「拘束攻撃を受けた本人が耐えたのに巻き添えで周りが一斉に3乙」という珍事が発生し得る。


MHR:SB編集

鋼の爪よ 裂かば裂け

激突がもたらす衝波は 天に届こう

  

逆巻く風よ 吹かば吹け

その波動は 天に雷雲を集わせよう

  

轟く雷は歓喜のごとく

  

昂りは湧く 激昂となって


Riseでは原種のみ参戦していたが、サンブレイクでは発売前最後のPVでシャガルマガラ怨嗟響めくマガイマガドと共に参戦が確定した。同じポジションである紅蓮滾るバゼルギウスも同ムービーにて無料タイトルアップデート第1弾で登場することが確定したため、こいつの参戦も期待されるようになったが果たして…


IBの頃と比べていくつか新規技を習得した。特徴的な技としてPVでも使用した「雷を地面に流して爆発させる」技と、XX以来使用していなかった「岩盤を投げつける」技を使用する他、空中で錐揉み回転して突進という、同社の某格闘ゲームキャラクターのような技を使用する。


余談編集

激昂編集

激昂とは、「いきり立つこと。激しく怒って興奮すること。」を意味し、本種の生態と合致している。

一方で漢字の読み方は「げきこう」「げっこう」と分かれているが、同じ意味であるため、普段使うのであればどちらでも正解。

しかし、公式サイトでは「げきこう」と記されているため、本種を呼ぶ際は此方が正しいだろう。しかしSNSなどでは浸透しきっている訳ではないため、基本的には漢字で「激昂」と書く方が良いか。


勲章編集

MHP2Gでは、亜種ではないが勲章「生態研究報告書」を手に入れるには通常のラージャン、 激昂ラージャンのどちらも捕獲しなければならなかった。ちなみに、再登場したMH4ではこの仕様は廃止されており、通常と激昂のどちらかの個体を捕獲すれば勲章を獲得できるようになっている。


MH4では特定のモンスターを初めて狩猟した際に「狩ノ極意」と呼ばれる勲章が存在するのだが、通常のラージャンであれば「狩ノ極意 獅子之巻」に対して、激昂ラージャンは「狩ノ極意 怒髪之巻」と分かれている。


双獅激天編集

MHP2Gに存在した、逃げ場のない闘技場で激昂ラージャン2頭を同時に相手するという極めて難易度の高いイベント。MHP2Gは勿論、ポータブルシリーズ全体で見ても難易度が高いので、ハンター達を震え上がらせた。実際、カプコン企画部でも当初は全くクリアできず、配信するかどうか辻本プロデューサーと1週間近く話し合ったという逸話が残っている。


因みに、MH4でも激昂ラージャンを2頭同時に狩猟する「怒髪の金獅子狩猟!」「金の仁王、並び立つ」というクエストが存在する。

前者は通常のフィールド(原生林)が舞台なので、「双獅激天」ほど難易度は高くない…が、ラージャンはこやし玉による分断が行えないため、合流されてしまうとやはり地獄を見ることになる。

後者は2014年7月4日配信のイベントクエストで、アカムトルムミラバルカンとの決戦の地である溶岩島が舞台となる。このフィールドは火山帯であるため、クーラードリンクがなければじわじわと体力が減っていき、さらに足を踏み入れるだけで地形ダメージを負い続けるエリアが存在するなど、かなり戦闘の難しい場所である。


さらに追い打ちをかけるように、このフィールドは罠の設置が不可能。つまり、相手を罠で拘束する事も、捕獲する事もできない。悪条件の中、激昂ラージャン2頭を同時に討伐しろというのだから、異常な難易度である。幸い、ステータスは通常個体と変わらず、更に出現するタイミングも2頭同時ではなく、クエスト開始から5分経つともう1頭が投下という、「最後の招待状」と同じ仕様。5分以内に討伐する事はかなり困難なので、難しい事に変わりはない。


MHRise:SBではイベントクエストで「凶双襲来:破滅と滅亡の狂宴」というクエストで激昂したラージャン2頭を狩猟する事に。クエスト名は恐らく激昂したラージャンが初登場した「破壊と滅亡の申し子」のオマージュだろう。当然の如く高難易度にはなっているが、本作では操竜によって大ダメージを狙える。


…とやりこみ要素の強い凶悪難易度クエストの一角であったが、闘技場に櫓とその前の吊り橋にガルクが出てこられない地形が存在し、そこにガルクを落とすと、攻撃力が高すぎるため激昂したラージャンが同士討ちでHPが1になるまで勝手に殴り合うという状況が発生する。HP1になるまでに30分以上かかるため時間効率は最悪であるが、どんなハンターでも最後に一撃殴るだけで倒せてしまうという誉の欠片もない討伐方法が発見されてしまった。


後に配信された凶双襲来:獅子が奏でる肉体美では対策としてラージャンのHPを上げることで完全放置は不可能になるように対策がされている。


関連タグ編集

MHP2G MH4 MH4G OP・最強の宴

雷属性 特殊個体 怒り喰らうイビルジョー


孫悟空:黄金大猿が激昂ラージャンのモデルかもしれない。

ドゴルド:同じく、キレやすい雷属性。

コノヨザル常時怒り狂う猿という共通点から思い浮かべる人もいるだろう。ちなみに、闘気硬化に相当する「ビルドアップ」、でんき技の「かみなりパンチ」を覚えられる上、でんきタイプタイプを変更するとよりそれっぽくなるので再現してみるのも一興かもしれない。

激昂したキュアスカイとあるアニメに登場し激昂した主人公のタグ。

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