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概要

モンスターハンターワールド:アイスボーン』から登場した爆鱗竜バゼルギウス特殊個体

以下本文では「紅蓮バゼル」と省略する。

登場時期はイヴェルカーナ討伐後、新大陸各地で頻発する地殻変動と『歌』の原因を調査するために赴いた龍結晶の地で邂逅する。

なおMHW:Iのマスターランクでは、通常個体は一部ムービーを除いて登場しない。

その正体は龍結晶のエネルギーを大量に蓄え変貌を遂げた個体である。

通常個体と比べて内包する熱が高く、生命力や爆鱗の性質が増大、変質している。

この姿となるには龍結晶の地に定住した上で長期間エネルギーの影響を受ける必要があるため、個体数は少なく、出現する場所も「基本的には」龍結晶の地あるいはそれに等しいエネルギーを内包する土地に限られる。

通常個体との違いは「爆鱗が常に赤熱化している」点。

紅蓮バゼルは最初から頭部と尻尾を中心に赤く光っており爆鱗は落ちて早々

爆発するようになっている。

それだけでなく、「紅蓮状態」と呼ばれる時間経過で体が白→紫と色を変え、紫状態だと落ちた爆鱗がボコボコと膨張して爆発範囲が広がるようになる。

そして頭部と尻尾の爆鱗が紫色になった時に大技「紅蓮滾る大爆撃」が解禁。

自身の周囲に爆鱗を振り撒いて飛翔し、周囲に撒かれた爆鱗で逃げ場を失った対象目掛けて急降下&爆鱗を全消費して大爆発を引き起こす。

予備動作は凄まじく長いがその分威力も高く、生半可な防御力では体力がMAXでも文字通り消し炭にされるだろう。対策としては、周囲の爆鱗が起爆する前に急いで範囲外へ逃れるか、爆発のタイミングで緊急回避する、転身の装衣でやりすごす、もしくは最悪わざと周囲の爆鱗に吹っ飛ばしてもらって本命の大爆発を無敵時間で逃れるかするといいだろう。

この大技を使用直後は爆鱗のストックが切れて一時的に戦いやすくなるので、なんとか避けられるようにしよう。

以上のように厄介な性質を持ってはいるが、肉質が柔らかい点は通常個体から変わっていないうえに本作ではクラッチクローによる肉質軟化攻撃ができるため、上位の通常個体以上にダメージの通りは良い。

属性に対しては常に白熱化している影響で冷気に弱くなったのか、氷が一番の弱点となっている。

また、通常個体は懐にポロポロと爆鱗を落としまくるので近接武器では対処し辛い相手だったが、紅蓮バゼルは中距離目掛けて爆鱗を振り撒く行動が多いため懐に近付きやすく、逆にガンナーでは対処し辛い相手となっている。

なお生息域が龍結晶の地の限られるようになり、ルーチンも変わったのか他のモンスターとの交戦中にバゼルギウスが積極的に乱入してくることはなくなった。

…代わりにそのポジションを先輩が引き継いでしまったが。

MHR:S

熟し落とされた烈火の実は

爆ぜて燃える使命を宿し

驟雨の如く降り注ぎ 炎の揺らぎに取り囲む

轟炎の海に 終に目の当たりにする姿は

滾る紅蓮をたずさえた主の姿であろう

モンスターハンターライズ:サンブレイク』プロモーション映像4にて、無料タイトルアップデート第1弾でナルガクルガ希少種だけにとどまらず、この個体のバゼルギウスも参戦が確定した。PV内ではラングロトラヨツミワドウの縄張り争いに爆鱗を落としてダイナミックに爆撃。あたりを焼け野原にしてカメラを睨み付ける…と、はた迷惑な登場である。

PV内では特殊個体である怨嗟響めくマガイマガド激昂したラージャンも登場しているため、特殊個体のバーゲンセールである。

そして遂に無料タイトルアップデート第1弾で追加され、沢山のプレイヤーに狩猟された。…それも本当に沢山の

というのも、第1弾では同時に傀異討究クエストが登場。ターゲットが他でランダムに選出される事があるのだがなんとこいつが相方で選ばれる事に。主に傀異化したディアブロスと一緒にターゲットにされているクエストで狩猟される事になるが、この2体は氷属性の通りがとても良く、身体も大きいため貫通氷結弾が必然的に刺さってしまう。更に2体狩猟クエストのため、防具の傀異錬成に使う精気琥珀をかなりの量が貰える。そのため、ボウガンを担いだ沢山のプレイヤーにディアブロスのみならずこいつまでも狩猟されることに…。元々ディアブロス2体でMRを上げているプレイヤーはそこそこ多かった物の、傀異討究クエストでは同じモンスター2体以上の狩猟は要求されないため、こいつになった訳である。

原種だと弾の肉質は渋めに設定されているがこいつは何の間違いか弱点特効や弱点特効【属性】が非常に刺さりやすい肉質をしており、更にこいつの場合は頭や尻尾を何度か攻撃することによる特殊ダウンで追加ダメージも入ってしまうため、相方は3分4分以上かけて狩猟されるのにもかかわらず、此方はわずか1分程度で狩猟されてしまうことも…。今日もどこかで紅蓮滾るバゼルギウスは狩られ続けているのである…。

2023年6月7日に公開された「モンスターハンターライズ:サンブレイク スペシャルプログラム Final」にて、「HuntingHistory 狩人たちの軌跡」でライズ・サンブレイクでの統計情報が出た。

MHR:Sにおけるモンスター狩猟数はなんと紅蓮滾るバゼルギウスの狩猟数が3位となった。ちなみに1位はダイミョウザザミ、2位はルナガロンとなっていた。

これだけ数字が伸びたは言わずもがな、前述の傀異討究クエストが理由だろう…。

余談

同系として語られることの多い激昂したラージャン怒り喰らうイビルジョーは「強さと引き換えに身体的負荷が大きく寿命が短い」という設定が存在したが、本種はそういった設定は今のところ存在しない。

赤熱から紅蓮状態への移行を自在に行えるあたり、高まったエネルギーの制御に成功しているのかもしれない。

また、本種は前述の2種と異なり、古龍種との関わりがあまり見られないという特徴も関係している可能性がある。

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