概要
通称『月迅竜』。プレイヤーからは「ルナルガ」とよばれている。危険度は★6。
生態や生息域の多くが謎に包まれている、ナルガクルガの希少種。
とある地方の伝承に「人里離れた秘境で霧深い夜に姿を見せる」と伝わるが、
詳細はギルドでも調査中である。ちなみにこの「秘境」とは、MHP2Gで登場したマップである。
体色は白というわけではなく、全体的に月白色がかった黒であり、腹部は橙色、頭頂部から背中にかけて白銀に輝いている。また尾棘と刃翼は紫がかっている。
その最大の特徴としてなんと……姿が消える。
ただ姿が消える原理はオオナズチと違なる。
オオナズチは自身の体に通電させる事で透過率を操作しているのに対し、
ナルガクルガ希少種は月光で体毛を屈折させた上で、夜霧に自身の身体を紛れ込ませる事により姿を消しているのである。
クエスト開始時にこちらを発見していない状態でも透明なのはこのためである。
時たま「唸り声を上げながら尻尾を振り回す」原種亜種にはない行動を行う。
この行動に攻撃判定は無いもののこれを行った後は尻尾の尾棘が怒り時のように逆立ち、その後は尻尾を用いた全ての攻撃で尾棘を飛ばしてくる。この尾棘、回転尻尾攻撃と叩きつけ攻撃の際では全方向射出、さらに毒のオマケ付きと嫌らしさ満点かつ厄介きわまりない。
また、前述したように戦闘中もステルス能力をフル活用してくる。具体的には原種亜種の「こちらの死角に回り込む」という動作の際に姿が消える。これだけでも中々厄介だが問題はそこではない、なんとステルス中はターゲットカメラが無効化される。ステルス状態で死角に回られ、必死にカメラで追っているうちに攻撃されるという流れはかつての旧密林ナルガを彷彿とさせる。慣れるとある程度の攻撃タイミングは掴めるようになるが…。
MH3Gの後、長らく出番がなかったが……?
10年の時を経て……
燦燦と輝く月のもと
それは月光の威を借りるではなく
己が身に光を蓄え 輝きのもとに身を隠し
天賦の迅を以て 疾駆し
一瞬の間に 仕留める
その美しくしなやかな姿を
見入るに至るものはいない
MHR:Sの無料アップデート第1弾で久々に登場。今回も夜の塔の秘境でハンターたちを待ち構えている。
また多くの新技を獲得しており、遷悠種や極み個体の使っていた技も使用する。
本種の素材を使用する月光シリーズも復活。敵の背後から攻撃すると威力が上がる「闇討ち」とフレーム回避をすることで攻撃力が増加する「巧撃」が新スキルとして登場した。
時は流れ無料タイトルアップデート第3弾も配信され、同じく塔の秘境で待ち受けていたリオレウス希少種やリオレイア希少種、エスピナス亜種も傀異化の影響を受けたが、本種は現状傀異化の影響を受けていない。本種が登場する高難易度クエストやイベントクエストはアップデート等でちょくちょく追加されていたのだが、夜の塔にしか出ないことから傀異討究クエストには勿論登場せず、狩猟をしにいくプレイヤーは徐々に落ち着きを見せていったが…
烈禍襲来
なんと無料タイトルアップデート第4弾で烈禍襲来と呼ばれる新しい難易度のクエストが登場。クエスト名は「烈禍襲来:朧なり、その姿」となっており、そのクエストにて本種の強化個体を狩猟する事ができる。しかもこのクエスト、ただの強化クエストではなく新モーションが追加されたナルガクルガ希少種の狩猟クエストなのである。
特に大技である「朧月」は通常の視点移動では追いきれないほど超高速で跳躍するようになっており、こちらの個体こそ真のナルガクルガ希少種らしさを持っていると評価する声も多い。
恐らくだが、傀異化ナルガクルガ希少種を設定の都合上出せない代わりにこういったクエストを登場させる開発側の計らいだと思われる。
武器
全14武器種すべてに存在している。
武器名は北斗七星、南斗六星、極星から名付けられており、暗闇の中に白く光り輝くナルガクルガ希少種らしいものとなっている。
余談
全長23m~25m・全高6m50cm級という体躯を持ち。
全長は金冠ディアブロスより長いが高さと全体的な大きさで言えば金冠ディアブロスより小さい。
ナルガクルガ希少種の大きさを占めるのはほとんど尻尾の長さであり、身体的に大きいとはあまりいえない。
ナルガクルガの近縁種であるベリオロスとベリオロス亜種は危険度★5でナルガクルガ希少種の方が危険度は★6と高いが、公式のモンスター同士における強さランクだと「強い」に位置するベリオロスとベリオロス亜種に比べて、ナルガクルガ希少種は「やや強い」であり、生態的地位においてベリオロスやベリオロス亜種よりナルガクルガ希少種の方が弱い位置にいる。
MH3Gでは希少種の中でリオレウス希少種とラギアクルス希少種が強いランクに設定されており、リオレイア希少種とナルガクルガ希少種はワンランク下に位置づけられている。
希少種を最初に狩猟することになるクエスト「不可視の迅竜」の依頼文は以下のような内容になっている。
あいつが、ふっと突然目の前から消えたと思ったら、俺はやられていた…。
だが、今なら分かる。
あいつは、姿を消す力を持っているんだ!
依頼主のハンターはドスタワーの持ち主なのだろうか?