北極星
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ほっきょくせい
天の北極の一番近くで輝く星。
北極星(Pole star)は、天の北極に最も近い輝である。
地球の軸の延長線にあり、日周運動でほとんど動かず、いつもほぼ真北に見えているので、昔から方位を定めるのに利用されてきた。特に航海の目標として昔から最も重要な存在であった。
21世紀時点の北極星はこぐま座のα星ポラリス。
実視等級はほぼ2.0等で、距離は約430光年。
北斗七星やカシオペア座を使う事で見つけやすい。
天の北極の位置は歳差運動(回転するものの回転軸がゆっくりと方向を変えていく運動)のため、少しずつ移動する。現在はこぐま座α星のポラリスが北極星となっているが、3000~2000年ほど前の北極星はコカブ(こぐま座β星)であり、1万2000年後にはベガになるはずである。
もっとも、この節を見ている人間が生きている間はポラリスが北極星であると考えて差し支えなく、また、ポラリスは2100年頃最も天の北極に近付く予定である。
ちなみに21世紀時点で、はちぶんぎ座に存在する天の南極に最も近い『南極星』も存在するが、肉眼で辛うじて見えるレベルなので測量には使いづらく、南十字星が使われている。
- 北極星(Wikipedia)
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