概要
一定以上のHRを持つ凄腕ハンターのみが挑戦できる伝説的なモンスター。
あのナバルデウスの根城であった海底遺跡に潜伏しており、
サイズが記録されないなど、一般モンスでありながら超大型古龍とほぼ同等の扱いを受けている。
なお地形の影響で罠は使用出来ず、従って捕獲も不可能である(スキル「捕獲の見極め」を発動させると、捕獲可能なタイミングでペイントが点滅を始めるため、あくまで出現フィールドの都合で捕獲ができないだけで、理論上は捕獲が可能な模様)。
冥海竜の名に相応しい暗黒色の巨躯を誇り、そのサイズは全海竜種中でも最大。
最大の特徴として正体不明の暗黒の雷を無尽蔵に発揮することが可能で、常に背電殼に膨大な電力を宿している。
またその影響か角、背電殻、口内が藍色に光っており、黒い身体と合わせて非常に神秘的。
戦闘では雷を圧縮し爆裂するブレスとして放つ攻撃のほか、
原種・亜種とは比べ物にならない程の攻撃範囲を持つ大放電攻撃を繰り出してくる。
通常ラギアクルス種は大放電を行うと蓄電していた電気を使い果たすため、再度蓄電を行う必要があるのだが、本種は「雷魂」という特殊な機関を持っており、これにより無尽蔵に電気を生成出来ることから、蓄電行動無しで大放電を連発可能という恐るべき特徴を持つ。
また希少種独自の技として、体を回転させて渦を作り出してくることもある。
この渦はアマツマガツチの竜巻のように拡散して周囲を動き回るもので、近づいていると確実に当たる、小型の渦が3つも周囲を徘徊する、当たると水属性やられ+酸素ゲージが大幅に削られると物凄くダルい。
近接武器は紫ゲージでも弾く頭の硬さも相まって戦い辛く、ガンナーはブレスでも食らおうものなら即瀕死。
体力値が高い上に肉質は硬く、更に広範囲高威力の技を多数持つと攻守揃った難敵であり、水中の動きにくさも考慮するとラスボスを下したハンターであっても苦戦は必至である。
おかげで下記の地形ハメに走るハンターが後を絶たないとか…。
地形ハメ
原種や亜種とは一線を画す巨体であるため、通り抜けることができない場所がある。
ガンナーなら、うまく誘い込めれば一方的に攻撃することも可能。ただしブレスと渦は飛んでくる。
この戦法だと尻尾を切ることはできないが、希少種特有の尻尾素材は無いため問題ない(レア素材の天鱗や雷魂も出ることはあるが、周回することを考えると無視した方が遥かに効率的)。そもそも剣士でも広大なフィールドを動き回るこいつの尻尾に攻撃を当てるのは難しく、下手したら切る前に倒してしまう。その一方、剣士では破壊が非常に困難な頭を楽々破壊できる。
稀にハメから抜け出されることもあるが、再びハメるのも容易であり、剣士のように連続突進や遊泳などで広大な深海を縦横無尽に動き回られることがほとんどない。
…とこのように、上手くハメてしまうことさえできれば非常に楽に狩猟出来る。
ただ、モンハンはモンスターをハメ殺すことを楽しむゲームではない。地形ハメで一方的に攻撃し続けラギアクルス希少種を倒したとしても、その達成感は薄れてしまうだろう。
またゲームの穴を付くようなハメ狩猟を好まないハンターも少なからずいることは留意すべきである。PTプレイ時は出来る限り封印し、最低でも事前にハメ狩猟であると伝えておくことが望ましい。
設定
後に、とあるゲーム雑誌に掲載された開発者のインタビューによると、元々原種・亜種と呼ばれている個体が年齢を重ねたことで巨大化し、深海へと住処を移した個体が「希少種」と呼ばれるようになるらしい。
完全な水棲となってしまうのは、体が巨大化したことで陸上での活動に支障を来たすようになるためであり、さらに体が常時帯電して発光しているのは、餌となるプランクトンをおびき寄せるためという意外と地味な理由である。
また、原種が登場した時から、ラギアクルスには「渦潮を作り出して獲物をその中に閉じ込め、最後は放電で仕留める」という裏設定があった。希少種の渦潮攻撃は、この設定をゲーム中で再現したものらしい。
武具
作成出来る武器は蒼と黒をベースにした色合いで、非常に強い雷属性と高い斬れ味を持つ。
防具は「アビス(abyss:深淵)」の名が付き、MHP2Gのミラルーツ防具以来の「真打」スキルが発動する。
余談
戦闘時のBGMは「秘境の伝説」。塔におけるレウス希少種やレイア希少種、キリンなどとの戦闘でMHF初期から使用されていたアレである。
初期の頃、ミラオスと同じように別の黒い竜そっくりと言われていたことがあった。
関連イラスト