概要
別名:棘茶竜(きょくさりゅう)。通称「茶ナス」。
MHFの大型アップデート「シーズン2.5“狩人たちの祭典”」からの登場。
体色は茶で、生息エリアは峡谷や古塔である。
原種同様、遭遇時に寝ていることが多い。
原種の特徴に加え、一定時間の溜めを行った後巨大なブレスや尻尾攻撃を放つのが特徴。
大きめな溜めから繰り出されるメガフレアは非常に強力で、ほぼ確実に体力をすべて持っていく。
そのうえ溜めの最中は閃光玉が無効で、足元に罠が置かれると即溜め攻撃を放ったりもするなど知能も高い。
棘茶竜、新天地へ
長らくMHFでしか戦えず、そのMHFも2019年にサービス終了してしまったため再登場は難しいだろうと考えられていたのだが、モンスターハンターライズ:サンブレイクにて通常種が復活。
そして少し時期は遅れて、9月末の無料タイトルアップデート第2弾の追加モンスターとしてエスピナス亜種の復活が発表された。
両雄の争いが熾烈になるほどに 苛烈になるほどに
拮抗が崩れ 勝敗が決しようとするとき
その勝ち様 負け様は壮絶を極めよう
果たして この争いの勝者はいずれか
内に秘して高めた力を晒し
渾身の一撃を放つのはいずれになるのか
紹介された映像では古龍種であるテオ・テスカトルとの戦闘を披露しており、巨大ブレスの溜めモーションも披露している。また、ブレスを吐く際に生じる甲高い効果音も再現されている。
実は8月17日のカプコンTVにて、視聴者参加型のオンラインプレイのコーナーで辻本Pが前半でゲスト出演し、そこで右腕にエスピナス原種を模した防具を纏ったことで、視聴者達が亜種が出るのではと予想されていたが、まさかの参戦が決まった。
クエスト名はMHFと同じ「古塔を貫く一撃」
薬師のタドリが傀異化モンスターの被害にあったとある村の住人を救おうとしていたが、以前薬を作った時とでは傀異化の影響で効力が発揮しないため、薬に本種の毒を加えて効果を高める必要があるため、タドリから狩猟を依頼されることになる。
PVではテオ・テスカトルと戦ったがエスピナス亜種の緊急クエストを受けると紹介ムービーでその続きを見れる。その続きはなんとテオ・テスカトルがエスピナス亜種のメガフレアを受けて大爆発してムービーが終わるというもの。古龍相手にここまでの実力を叩き出すので初見のプレイヤーでも「こいつは只者ではない」とすぐわかるほど。
塔の秘境で登場する際は原種同様に寝ており、ある程度攻撃する事でようやく起きるようになる。
通常種から連続攻撃が増えていたり、ブレスが前方に連鎖爆発するようになるなど強化されているが、タックルの予備動作が伸びたり立ってからのブレスのパターンが固定になったりと、通常種より弱体化したモーションも一部ある。
そして、やはり特筆すべきは代名詞たるメガフレア。
Fの頃よりは狭くなったがそれでも凄まじい攻撃範囲を持ち、ゲームのテンポの考慮のためかチャージがかなり早くなり、さらにはチャージに入った時点で一切の妨害効果を受け付けなくなる。その上、その場で溜めるのみならず溜めながらこちらに歩み寄ってくることもある。
そして直撃すればMR防具最大強化、かつ体力MAXでも即死が見えるほどの超々高威力。ダメージから推定されるモーション値はなんと200。メインシリーズにおいてこれを超えるモーション値は、一部超大型モンスターの大技しかないレベルである。しかも攻撃判定が2回発生しているらしく、単発技を無効化するカウンターでは防げない。根性は機能するが、付随する毒も対策しなければならない。もちろんガードは一切不可能。
そしてあろうことか、メガフレアで飛び上がった後、さらに空中でチャージしてから2発目のメガフレアを放つこともある。予備動作は分かりやすいが発射直前まで追尾してくる上にやはり範囲も凄まじい。モーション値は130と、上記の200と比べればかなり控えめな威力になっている…ように見えるが、元が高すぎるだけで弱体化してもなおテオのスーパーノヴァと同等の威力を誇る。
ちなみに今作では罠を設置してもすぐさまメガフレアを放ったりすることはない。ただし前述の通りチャージ中は妨害不可能=罠が効かないため、当時と同じく有効とは言えない。
塔の秘境に登場する他、通常エリアではサンブレイクより新しく登場した城塞高地のみ出現する。やはり高地を好むようだ。
城塞高地にのみ出現する関係上、無料タイトルアップデート第3弾より追加された傀異化個体のエスピナス亜種は城塞高地固定となっているため、城塞高地が苦手なプレイヤーには厳しいかもしれない。…と思っていたら、無料タイトルアップデート第5弾により傀異討究クエストで獄泉郷や塔の秘境などにも登場するようにもなったため、戦いやすくなったかもしれない。
なお、肉質の関係で通常のエスピナスと同様に傀異鈍化の時間が短く設定されている。傀異凶化と付き合わされる時間が増えてしまうと見るか、柔らかい肉質を攻撃できる時間が多いと見るか。また、傀異鈍化によって怒り状態が強制解除されるという仕様上、高い火力で攻撃し続けるとメガフレアを撃たせることなく討伐できてしまったりする。