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アトラル・カ

あとらるか

『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。ダブルクロスのラスボス。
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概要編集

   蠢 く 墟 城   



モンスターハンターダブルクロス』のラスボス

初出はMHXXのPV3のラスト、砂嵐が吹き荒れる遺跡で、地中から出現した巨大な竜の様な何かがそれである。


機械的パーツの集合体にも見える外見から「初期の没アイデアであったイコール・ドラゴン・ウェポン(モンハン世界の古代文明に存在した、大量の竜を元に生体兵器を作る技術)の遺物か」や、前作ラスボス予想と同じような声や、件の古龍の特性から「遺跡の瓦礫を身に纏った二つ名化個体では」などの声もあった。


集会酒場のG級クエストを進めていくと、それに関する情報を断片的に知れるようになり、そしてG級の最上位ランクであるG★4の緊急クエストとして登場する。


容姿編集

初挑戦時ムービーが流れ、アトラル・カの全貌が露わになるのだが、そこに映し出されたのは……

これより先は「重大な」ネタバレが含まれています。






































キュイアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

砂漠に建つ砦の真ん中で前足を広げて威嚇するカマキリ姿だった……

全身が黄金色で、眼だけ紫色に輝き、ハナカマキリの様な平たい体をしている。


そう、アトラル・カは甲虫種モンスターだった。

別名:閣螳螂、文字がつぶれて分かり辛いが(かく)であり(やみ)ではない。螳螂は一般的に「かまきり」と読むが、予測変換から「とうろう」と読むのが正しい。


昨今のラスボスは化していた中(飛竜もいるにはいたが)、甲虫種がラスボスになる異例のパターンに驚いたハンターは少なくない。


だが侮るなかれ。

アトラル・カは古龍と同じか、それ以上の知能を有する非常に賢い生物なのだ。

戦闘編集

攻撃方法は、鎌状の前足を用いた肉弾戦の他、腹部から糸を出して地中に埋もれた砦の瓦礫を引っ張り出して背中に乗せ、それを投げて攻撃してくる。


アトラル・カ自身も瓦礫の種類をある程度理解しており、戦闘が進むとフィールド上空に糸のドームを形成、取り出した撃龍槍をハンター目掛けて射出、巨大な車輪を転がしながら突進する攻撃も仕掛けてくる


因みに最終形態で使用する巨大な車輪だが、これは故事成語の『蟷螂之斧』の話を意識しているのかもしれない。


また、甲虫種では初の耳栓必須の咆哮や、射出後に投網状に拡がる糸の球体を用いてこちらを拘束したり、体から防御力を低下させるガスを放出する。


小柄な外見なので、簡単に倒せると思いきや、ラスボス恒例の形態変化が存在する為、そう上手くはいかない


形態変化編集

老子就是高达!蠢く墟城 阁螳螂 ​​​​

アトラル・カの体力が一定量減少すると、定位置に移動した後、一際大きい瓦礫の山を引っ張り出してくる。そしてその中に入って全身を糸で包んで繭状にした直後、瓦礫が巨大な四足歩行の竜へと組み変わり、攻撃を仕掛けてくる。


上記イラストの背景にある機械的な物体や、先述のPVラストで映し出されたのがまさにそれ。この状態の名前はかつて「機竜形態」「墟城形態」「女王の玉座」等と呼ばれていたが、後に発売された『公式データハンドブック モンスターの知識書』ではアトラル・カとは別に「アトラル・ネセト」名義で掲載されている。

同一個体だが、プログラム上は別のモンスターとして扱われているようだ。


アトラル・カには、自らの巣にして玉座であるアトラル・ネセトを作る上で最適な素材最適な形状を選ぶ習性があり、人工物を材料にするのは「現代においてそうする事こそがベストである」のを本能的に知っているためで、竜の様な形状はアトラル・カが今まで生きてきた中で見た『最も強い生物が竜であった』ためにその形状を真似てネセトを設計しているため。


砦などを強襲したのも、偏に「砦の構成部品こそが自らの玉座に相応しい『武器』であり『鎧』である」との判断からきているのだろう。

また、それすら手当たり次第ではなく、自身の玉座に最適な部品を取捨選択し、厳選した上で組み上げているため、そう考えると、アトラル・カの知能は最早人類に匹敵するレベルと評価しても過言ではないかもしれない。


解除するには一定のダメージを与えなければならず、この形態は瓦礫を纏っている為、かなり硬い。突進・足踏み・足下へのスタンプやそれに付随する瓦礫の隆起攻撃(食らうとかち上げられる)、首元からの糸ビームによる拘束等、苛烈な攻撃を仕掛けてくる。


しかし、点在する糸を纏ったオレンジ色の部位は柔らかく、更に特殊ダウンを発生させると繭状の本体に攻撃可能となり大ダメージを与えられる。


幸い、ベースキャンプには支給品(爆弾、バリスタの弾や単発式拘束弾)、機竜形態での戦闘中に一定タイミングで届く各種砲弾入りのドングリ、撃龍槍もある(射程は短く、使えるのは一度きり)点から、この特殊ダウンを如何に発生させ(フィールド上の迎撃装置の位置を把握しているか)、ダウン中にどれだけ本体にダメージを与えられるかが攻略の鍵となる。


尚、形態変化はクエスト中に2回行われるが、上記プロセスを執るのは1回目のみである。2回目の形態変化は、地中に潜った後、アトラル・ネセトへと変形した状態で出現する

アトラル・カ自体の攻撃力は高くないが、ネセトは言うまでもなく、撃龍槍などを使った攻撃は致命傷になり得るので、回復の準備は念入りに。


尚、ネセトのダウン中にどれだけダメージを与えてもアトラル・カ自体の体力は減らせない。これは前述した様にプログラム上この2体が別々のモンスターとされている都合から。



そうした奮戦の結果、遂に力尽きたアトラル・カは大量の糸を噴き出し絶命

その死に呼応するかのようにフィールドに佇む砦が崩壊、広大な砂漠の景色が広がる。



アトラル・カの死に呼応して砦が崩壊する理由は「巣を糸で固定していたものの、遂に固定する力すら無くなり、支えていた糸と共に内臓や体液が砦の自重で引き摺り出されるため」なので、実際の所は「アトラル・カの死→砦の崩壊」ではなく「砦を支え切れなくなり崩壊→それがトドメになりアトラル・カが死ぬ」なのである。


実際、戦闘中チラチラと金色の糸のようなエフェクトが舞っているのが確認出来るが、絶命後はそれがなくなってしまう。



女王の玉座は宝の山?編集

因みに、アトラル・ネセトを形成している瓦礫からは採掘可能で、原珠(装飾品の素材)やお守り(護石の原料)が得られるため、今作における炭鉱夫の最終就職先になる……かもしれない。


装備編集

武器

強化が三段階あり、名称が「○○の金属器」→「碑文の○○」→「真名○○」と変化する。


金属器の時点でわずかな切れ味ゲージ紫と、一線級ではないが実用レベルの攻撃力、スロット3を備えているため、切れ味のフォローさえ何とかすればこの時点でも即戦力として使っていけるレベルである。ここから強化を進めていくと、攻撃力が少しずつ強化され、最終的に最上位レベルの無属性武器として完成する。


最大の強みは切れ味、攻撃力、スロットの3つを全て兼ね備えている点で、それでいて強化難易度もあまり高くない。そのため他の無属性武器の立場を奪ってしまうほどの性能とコストパフォーマンスを誇っている。どの近接武器種も強いが、物理重視で切れ味消費の低いの大剣や、強撃ビンのスラッシュアックスは特に評価が高く、他の有力候補を皆跳ね除けてもう全部あいつ一人でいいんじゃないかな状態となっている。

一方でガンナー武器は癖が強く、ボウガン系は〇〇弾追加系のスキル、弓であれば装填数upなどの重いスキルを要求されるが、逆に「必須スキルを揃えられれば強い」タイプであり、オンラインで担ぐプレイヤーも存在する。欠点は搦め手ができない、ボウガン、弓ともに対応弾・ビンは全て物理系統なので、サポートガンナーになりたい場合は他のボウガンに頼らざるを得ない。


防具

ネセトシリーズ

このモンスターから作成可能な防具『ネセトシリーズ』を一式揃えると、装備した護石の効果を2倍にする護石系統強化、付与したスキルポイントの合計値に2を加えるスキル加点+2、そして圧倒的なスロット数(12個)と高性能なので、作成すればHR開放後をスムーズに進められるであろう。

……逆に装飾品と護石がなければ1つもスキルが付かない


稀に装飾品を一切付けずにネセトを使う通称「穴あきネセト」がおり、スキルや装飾品を十分に理解してないだけなので、見かけたら教えてあげるか、フレに呼ばれて退室するのが賢明だろう。

余談編集

  • 「アトラル」とは古代エジプトの言葉で「廃墟」、「カ」は「王」「神」、「ネセト」は「玉座」を意味する。武器にも「金属器」や「真名」などのエジプト由来の言葉が見られる。
  • その外見から「カマキリ」の渾名の拡散・定着に時間はかからず、素材から作られる豪華な防具と(一部例外を除き)金属板の様な武器が強力だったのを皮切りに名が知れ渡り、上述の防具一式に武器まで揃えたフルカマキリのハンターが増え、オンラインでは皆防具が一緒の「カマキリオンライン」が到来。
    • その光景は「ミイラ盗りがミイラになる」改め「カマキリ討伐でカマキリになる」経緯に始まり、擬態もとい防具の合成元に一式がベースにされてたり討伐クエスト自体が金策、ハンターランク上げ、お守り等の稼ぎを一括で行える有用性も相まって今後も『Monster Hunter』ならぬ『Mantis Hunter』が増える影響が想定される。
  • アトラル・カが人工物を用いてネセトを作成した理由は先述通り「現代においてはそれが最適であると本能的に判断したため」である。そのため、過去には木や土でネセトを作成していたアトラル・カも存在が確認されているらしい。
  • 尚、アトラル・カのように腹部を大きく逆エビに反らせる姿勢を取るカマキリは、ハナカマキリの幼生に見られるため、極一部のユーザーから「劇中のアトラル・カも幼生ではないか?」と見られている。
  • 作品タイトルにもある「ダブルクロス」とは、一般的には「裏切り」を意味する。多くのハンターの予想を裏切った展開は「ダブルクロス」のラスボスにこの上なく相応しいのではなかろうか。

関連イラスト編集

【ラクガキ】ジャ○ニカ学習帳「かまきり」アトラル・カ

関連タグ編集

モンハンダブルクロス 甲虫種 ラスボス


カマキリ 架空昆虫 マオウカマキリ


ゴグマジオス:PV3のラストで見せたアトラル・ネセトの形態の特徴から、関連性があると思われていた。

ナルハタタヒメ:『集会所のラスボス』『雌しか存在しない』『金色』『撃龍槍を使う』『金策に狩られる』『防具はスキルを強化するスキルを持つ』と共通点が非常に多い。



オンラインラスボス(メインシリーズ)

オストガロアアトラル・カゼノ・ジーヴァ

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