ランゴスタとは、「モンスターハンター」シリーズに登場する蜂型のモンスターである。
種族としては甲虫種に分類される。
概要
クイーンランゴスタという女王蜂を中心としたコロニーを形成し繁殖を行う。
生息域が非常に広範であり、火山や雪山、砂漠等の過酷な気候でも問題なく生存している。
ふわふわと浮かぶ様に飛行しながら近づいてきて、その腹部の針を突き刺してくる。
元々サイズが小さい上に、動きが非常にトリッキーで読みづらく、突然方向を変えたり、こちらの攻撃に併せて絶妙なタイミングで回避行動を取る等、攻撃を当てること自体が困難である。
上方攻撃が苦手な片手剣や双剣、ガードで足を止めるランスやガンランス、的が小さすぎて狙いにくいガンナー全般が特に苦手とされる。
ただ、体力自体は極めて脆弱なので、一度捉えてしまえば瞬時に撃破可能。
チャンスは逃さないようにしたい。
作品によっては登場しないが、それらの作品でもブナハブラが代役ポジションとして登場しており、一部の作品では共演を果たしている。
ハンターの嫌われ者
目立つ攻撃方法は針を刺してくる位で、攻撃力も非常に低い。しかし、この針には麻痺効果が有り、大型モンスターが居ても逃げずに容赦なく攻撃してくる。
大型モンスターの目の前で刺されて麻痺、追撃をまともに貰ってキャンプ送り・・・
ハンターならば一度は経験が有るのではないだろうか?
さらに、2~3匹同時に出現することもあるし、出現場所によっては出現数99匹等というヤケクソのような設定がされている。
大型モンスターとの緊張感溢れる戦闘中に、ちょこちょことまとわりつかれ、高い危険度を持っていながら排除が難しく、出現数が多すぎて湧きを枯らす事も出来ない。
嫌われて当然と言える要素がてんこ盛りである。
特に、ゲームに慣れない初心者が「ランゴスタに気を取られていたら、背後から突進された」といった、大型モンスターに集中させないという副次効果も持っている。
上級者であれば、ある程度は捌きながら戦えるが、万が一の被害が大きい為、完全に無視することは出来ない。
ガンナーからは特別に嫌われており、天敵と呼んでも差し支えないだろう。
剣士に比べて防御力の低いガンナーにとって、ランゴスタの麻痺はまさに致命傷になりかねず、前述の通り的が小さすぎて倒すのに時間がかかる。
敵との距離感が重要なのに、お構いなしにまとわりついて行動を妨害してくる彼らは厄介窮まりないのである。
苦手な人は、彼らを排除する目的だけに散弾を持ち込むこともアリ。
彼らの名誉のために援護すると、攻撃リアクションでボウガンのリロードを速めたり、大型モンスターのブレスの盾になって偶然ピンチを救ってくれることもある。たまに、なのだが。
特殊な剥ぎ取り方法
甲虫種は攻撃によって体が四散してしまって剥ぎ取りが出来なくなり易い。
その為、剥ぎ取りするには、毒を与えてジワジワと体力を奪うのが効果的である。
毒ならば体がそのまま残るので剥ぎ取りで素材を入手出来る。
一番のオススメは毒けむり玉を使うこと。
集まってきた複数の甲虫種をまとめて毒状態にして倒すことが可能。
毒属性の武器を使うのも大いに有効だが、体力が無いのは事実なので、毒になる前に倒してしまう事もしばしば。その場合は諦めよう。
農場が発展すれば素材を集めるのは難しく無くなるが、貴重な「モンスターの体液」系統が剥ぎ取れる為、それ目的で狩猟に出かける事も有るだろう。
ちなみにMH4で初登場した甲虫種のモンスターは、セルタスは中大型であるから言わずもがな、小型のクンチュウも甲殻が丈夫なので四散することが無い。
そして時は進み、新大陸が舞台のモンスターハンター:ワールドではスリンガーで倒すことによって剥ぎ取りが可能になったほか、武器で攻撃しても死体が砕け散らなくなる新スキル『昆虫標本の達人』が登場し、素材の回収効率が上がった。
ランゴスタ装備
ランゴスタから作れるヘビィボウガン『インジェクションガン』は電撃弾が使える他、貴重な滅龍弾を発射できる機能がある。
また、極めて切れ味の良い武器が作れたり、汎用性のある防具になったりなど、その素材価値は低くはない。
関連タグ
クイーンランゴスタ - 親玉