概要
全身にサイコパワーを纏い、相手に突撃する突進必殺技。
厳密にはサイコクラッシャーという名前の技は『ZERO』以降のスーパーコンボで、それ以前は「サイコクラッシャーアタック」という通常必殺技だった。
ベガが初登場した『ストリートファイターⅡ'』では、サイコクラッシャーアタックの削りが強力、かつベガの全身が攻撃判定となっているため、この技で往復する「国電」戦法が猛威を奮ったとされる。
その後はいくらか弱体化されたもののゲームシステムの進化もあり、ベガのもうひとつの必殺技・ダブルニープレスとの兼ね合いながらも通常技キャンセルで連続技に組み込むのが基本的な使い方である。
基本的にタメ技だが、ハイパーコンボ版としてこの技が存在する「X-MENvsストリートファイター」「マーベルスーパーヒーローズvsストリートファイター」「マーベルvsカプコン2」のみコマンド技で、この3作品に限り空中でも出せる。このため、しゃがみ中パンチからのエリアルレイブのシメ技としても使われていた。
後の作品では、更に強力なサイコパワーを纏った「メガ・サイコクラッシャー」、ベガワープで姿を消した直後に画面全体を薙ぎ払う「ファイナルサイコクラッシャー」などの上位版も登場した。
また、ユーリ&ユーニのスーパーコンボとしてベガ様を召喚してサイコクラッシャーしてもらう「サイコストリーク」なる技も存在する。意外と部下思いなのか、あるいは単なるクローン体なのか…
転じて「オーラやエネルギーを纏い相手に突撃する」技全般がこれに例えられたりもする。
他メディアでの扱い
ベガの代名詞的な必殺技という事もあってアニメ版やコミカライズ版でも原作ゲーム同様ベガの必殺技として度々登場している。
一方、実写版では過去に再現された例は2件あるが『背筋を真っ直ぐ伸ばした状態でオーラを纏い錐揉み回転しながら垂直移動』という構図・動作が再現し難く、未だ完全な再現は実現出来ていない。
- 実写映画版(演:ラウル・ジュリア)
ベガがガイルとの戦いで大型コンピューターに激突し、感電。その際に受けた自動心肺蘇生機能の効果と併さって電磁力を操り浮遊する能力(当人曰く『リニアモーターカーと同じ原理』)を得てこれを再現。
浮遊して体当たりするというモーションは同じだが、ワイヤーアクションな為か錐揉み回転はしてない上、オーラも纏っていない。
- 1997年放送・新春かくし芸大会(演:阿藤快)
バラエティー番組という事もあり再現度は低い。
内容としては手から火花を出してジェット噴射のように突撃するというもの。
ちなみに、対戦した春麗には避けられてスピニングバードキックで反撃されて倒された。
参考動画
余談
別会社の格ゲーではフットボーラーの技の一つの演出がこれにそっくりである。
スーパーマリオ64のRTA及びTASで、コース10「スノーマンズランド」にてアイスどんけつを幅跳びとボディアタックで倒す戦法がこう呼ばれる。