概要
国鉄電車の略。客車の長距離列車に対して近距離の電車を指した。現在の東京、大阪の「電車特定区間」は、国鉄時代には「国電区間」と呼ばれていた。
国鉄が分割民営化され、JRが発足した後、国電という表現も次第に廃れていったが、JR東日本においては一時期「E電」などという呼ばれ方も考案されたものの、こちらは全く定着しなかった。
一方、JR西日本ではかつての国電区間を含む京阪神近郊の路線に対して「アーバンネットワーク」という呼称を用いており、こちらは定着した。
国鉄時代の電車
国鉄が亡くなった今では、国鉄型電車を指す言葉として使用されることもある。
通勤型電車
旧型国電:63系 72系
101系 103系 201系 203系 205系
近郊形電車
旧型国電:クモハ12 クモハ42 52系 80系
直流専用:105系 113系 115系 117系 119系 121系 123系 211系 213系 215系
交直両用:401系 413系 415系 417系 419系
交流専用:711系 715系 717系 719系