417系
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よんいちななけい
417系とは、国鉄→JR東日本に在籍した交直流電車。
1978年に仙台地区の近郊輸送改善を主目的に3両固定編成5本が製造された。主に東北本線の普通・快速列車用として使われ、引退まで直流区間へは乗り入れなかった。
設計上は直流及び交流(50・60Hz共)に対応しており、落成後の試運転は直流区間及び九州地区の60Hz区間でなされているほか、その後運用地区である仙台まで自力回送されている。
車内は座席は固定式クロスシートとロングシートの組合せで、車体はキハ40系のキハ47形に類似する2ドア車となった。
ただし、国鉄末期の製造であることから、クハにすら雪切室をつけてしまうなどデッドスペースが非常に多く、室内自体もいささか雑然としていて居住性は同時期の車両の中でいまいちすぐれない。
交直流電車であるので、主回路構造は直流電車のそれが近く、主制御器が同じ117系相当の能力を持つが、寒冷地を走行することから耐寒性能に重きが置かれ、主電動機は711系・781系同様の強制通風式とされた。
そのため主電動機(モーター)には冷却ファンがなく、走行音は非常に静かなものとなっている。
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