曖昧さ回避
- 高松地区向けに製造されたJR四国の一般型電車。ここでは、本系列にリニューアル改造を施行し形式変更された7200系を含めて本項目で解説。
- JR西日本が米子地区向けとして運行している一般型気動車。→キハ126系
JR四国121系
1986年度に予讃線/土讃線の電化に伴い登場した、高松地区向けの一般型電車。経営基盤が脆弱とされたJR四国に対して旧国鉄が開発し、JR四国が管理・運用している。
車体は軽量ステンレス構造で新製されているが、台車等の機器類は当時の国鉄の財政事情上、廃車発生品から多くが流用され、抵抗制御となった。おおむね新造形105系のステンレス車体版にクロスシートを設置したものと思えばよい。
クモハ121+クハ120の2両編成。19本38両が製造され、高松運転所に集中配置された。トイレは設置されていないため、予讃線観音寺以東と土讃線琴平以北で運用し、瀬戸大橋線への乗り入れ運用は行われていない。
JR四国7200系
下回りが廃車発生品ということもあって老朽化が進んだことから、2015年度よりリニューアル工事を行うことになった(最初の編成は2016年に施行完了)。台車を新品の『efWING』への取り換え、制御装置変更(VVVF制御に変更)、併せて内外装のリフレッシュとワンマン運転対応改造が行われて、7200系へ形式変更された(クモハ121+クハ120⇒Mc7200+Tc7300)。2019年までに全編成の工事が完了したので、121系は形式消滅となっている。
なお、これよりも前に第1・2編成はワンマン運転対応改造・内外装のリフレッシュ工事が施行されていたが、その2編成も改修工事ののち7200系へ変更している。
7200系になってからは7000系との併結運転を行うようになった。