概要
驚くべきことに側梁がCFRP(炭素繊維強化プラスチック)で出来ており、側梁としての役目のほかに軸バネとしても働くようになっている。また、側梁が釣り竿のように撓るため脱線の原因のひとつとなる輪重抜け(補足参照)を軽減する効果もあり、台車1基あたりの重量も約0.5t軽くなっている。
ちなみに2013(平成25)年度グッドデザイン金賞受賞。
補足
輪重抜け
何らかの原因によって車両や台車内のある車輪にかかる重量が著しく少なくなる現象。これが起こると車輪が横圧に対抗しづらくなり、ひどい場合はフランジがレールに乗り上げるなどして脱線につながる危険性がある。
採用車
従来の台車に無い特徴を持つ台車ゆえか、採用車はまだ少ない。
- 熊本電気鉄道6000系(くまモンラッピング車のうち1両)
- 熊本電気鉄道01系
- JR九州817系(クハ816形1100番台のうち1両)
- JR四国7200系(121系VVVF更新車)
- ニューヨーク市地下鉄R160形(1両のみ)