概要
出身地 | 熊本県 |
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誕生日 | 3月12日(『サプライズ』とかけており、九州新幹線の開業日でもある) |
性別 | 男の子(オスと呼んではいけないらしい) |
身長 | 165cm(着ぐるみ実測。設定上は200cmらしい) |
性格 | やんちゃで好奇心旺盛 |
得意技 | くまモン体操、サプライズを見つけて広める事 |
職業 | 公務員(熊本県臨時職員→熊本県営業部長→熊本県営業部長代理) |
出没箇所 | 基本的に熊本全域、イベント会場、大阪府周辺 |
2011年3月12日の九州新幹線全線開業に向けて「くまもとサプライズ」県民運動を進めるために誕生したキャラクター。
デザインはアートディレクターの水野学。
熊がモチーフなのは県名・地名より(熊および球磨)、黒いのは熊本城のイメージより。
初期は痩せていたが、「熊本のおいしいものを食べ過ぎた」せいでいつの間にか太っていた。
公務員であり、かつ蒲島郁夫知事とスザンヌが一番の友達という設定である。
喋る際にはまれに語尾に『モン』が付く。
逆に名前を呼ばれる際は初期はアクセント核が1拍目に来ることが多かったが、
現在メディアでは無意識に呼ばない限りはアクセント核がない。
2015年3月30日、ダイエット失敗が原因となる降格処分を受けた。
NHK紅白歌合戦に出演した際にはライバルのふなっしーに投げ飛ばされていた。
各イベントへの着ぐるみ出張も多く、最近は多忙のため同時に二カ所出現する事がある。
これに関しては「ワープした」ということになっている。
熊本の魅力を『ゆる~く』発信したとは言うものの、くまモンの動きは『ゆるさ』とはかけ離れており、
他のゆるキャラの写真撮影に割り込んだり、イベントで反則技を使ったり、浮気やセクハラ(?)までやっている。
この何でもこなすフリーダムさが受けてファンになる者が後を絶たないという。
また、著作権は熊本県が買い上げており、
(使用範囲の規定はあり、県への申請は必要なものの)国内企業であれば
無料で商用使用申請許可が降りるなど著作権には比較的寛大な扱いがされており、
そのため熊本県内外問わず多くの会社の商品に使われている。
ただしニセグッズ対策もあってか海外企業には原則許可が下りない。
それでも海外にもくまモンの名は知れ渡っているようで、ドイツの企業からくまモン風テディベア(公認)が発売された時は在庫が5秒で瞬殺された。
(ただしこれについては、相当数を日本や中国の転売ヤーが買い占めたことも判明している)
ちなみに、ゆるキャラの特性ゆえ基本言葉を発しない。ただしスマホゲーム「はじける!キャラ&ポップ」で入江麻衣子がボイスを担当した関係で、イベントによっては入江がそのまま声を担当することがある。
特技・持ちネタ
ゆるキャラに似つかわしくない俊敏でキレのある動きが、数々の特技や伝説を生み出している。
- くまモン体操(3倍速や1m立方の狭くて高いお立ち台での演舞など)
- バンジージャンプなどのアウトドアスポーツ
- ほかのマスコットとの絡み(メロン熊と乱闘・ふなっしーとのPK合戦、可愛い系へのいたずらなど)
- 立ったまま石のように固まって微動だにしない→寝てた
- 寝転がった姿勢からの跳ね起き(成功率低め)
- ガリガリ(メタボを指摘された時や献血後に痩せる)
- くまポケモン(なぜか電撃系を使う)
- ここから出せー(格子戸や柵につかまり、激しく揺さぶる)
- ワープ(大人の事情)
- 県産品を食べ過ぎてほっぺを落とす(物理)→3日後に発見されるまで捜索願が張り出される
レギュラー出演
テレビ熊本のご当地情報番組「ぴゅあぴゅあ」→「かたらんね」にて、
タレントの緒方由美(オガッチ)とともに、現地レポーターとして毎週出演している。
くまもんがやんちゃでボケて、緒方が突っ込むスタイルだが、ごくまれに逆転することも。
過去のやんちゃ例
- くまモン体操を勝手にアレンジして昭和ギャグやオタ芸に走って怒られる
- イベントそっちのけで観客をいじり続けるので怒られる
- 子供を抱っこすると見せかけてお母さんに抱きついて怒られる
- キックしてきた子供をどついて怒られる
- 施設の給水機を蹴飛ばして怒られる
- 女子高校生のリュックを襲って中身をぶちまけて怒られる
- 幼女に執拗なセクハラ行為を行って怒られる(もしかして:pedobear)
- 旅行代理店のロケで、熊本ではなく色街のチラシを持ってきて怒られる
- 店頭の商品を箱単位で万引きしようとして怒られる
- イベント終了後に日本酒を隠し持って怒られる
- 商品の押し売りは日常茶飯事。しかも熊本関係ない全国区の汎用品を誤って売って怒られる。
- スタッフに相談無く温泉に浸かって怒られる(その後体が4日間乾かなかった)
- 恋龍祭のパレードに乱入して、芦北鉄砲隊に射殺される
- ゆるキャラグランプリのライバルの縫いぐるみを持っていた人から奪い投げて怒られる
- 熊本のあるゆるキャラの急所を蹴って怒られる
- 先述の緒方由美への扱いが酷い(スケート中に転ばせる、温泉をぶっかける、殴る)
- 番組収録でくまモンにカメラを向けたら堂々と寝てた
- だるまさんがころんだ対決にてブンカッキーの進路を堂々と妨害
- かたらんねでは太田弘樹をドロップキックなどのプロレス技で襲っている
- とあるゲームでまさかのゲスト出演
- とあるホラー系ゲームにも登場している。
- とあるアニメ映画でまさかのゲスト出演
- その6年後には後続作品の生配信動画にゲスト出演、それどころかテレビ本編にもゲスト出演
- ゆるキャラグランプリ2012の王者にパイプ椅子で襲った後に、くまモン隊のお姉さんまで襲って怒られる
- 変声でくまモンの代弁するアナウンサーをフリップでボコる
- ブラタモリで登場した際にタモテバコからタモカメを外してしまいタモリさんに怒られる(この時は土下座で謝った)
- かたらんねの中継中に太田弘樹を消防用の水槽に落とした後、緒方由美を落とそうとした為スタジオにいた英太郎にマイクが付いてる事を注意される
- くまモンスクエアにて白板消しをしていたお姉さんのお尻にマイクを突っ込んで怒られる
- とあるスマホアプリとまさかのコラボを実施。しかも自分そっくりの小さな存在が登場。
なお1年以上共演している緒方は、思い出のやんちゃを問われて「温泉!」と即答している。
発音論争
知名度が上がるにつれ、「くまモン」をどう発音すべきか、アクセントの置き方が議論となった。具体的には「平板型」か「頭高型」かである。
平板型(「ポケモン」「デジモン」と同様)は、名前の由来と熊本弁を重視する考え方による。「○○者」がなまった「○○もん」は、九州では平たく発音するので、くまモンも「熊本もん」なら同じようになるというもの。
頭高型(「ピグモン」「シナモン」と同様)は、語感の良さ、キャラクターとしての親しみやすさを重視する考え方による。例えばテーマ曲「くまモンもん」の歌い方は「く」が強く発音されており頭高型に近い。
在熊のテレビ各局の見解も分かれており、チャンネルによってアナウンサーの読み方が違う。一度統一するための話し合いが持たれたこともあったが、結論は出なかったという。
くまモン公式ツイッターは当初「ひらべったくがいいかモン」のようなツイートをしていたが、後に「呼びやすい方でよかモン」と方向修正している。
ホンダとの関係
ホンダのバイク工場が熊本県にある繋がりで、度々公式でコラボした車両を発売している。
最初に登場したのは、2014年発売のモンキーくまモンバージョン、通称「くまモンキー」であり、このプロモーションビデオで初めてくまモンはバイクに乗った。
その後もジョルノやクロスカブでくまモンバージョンを発売した。
日本では知られていない海外専用車にも、くまモンバージョンが存在する。
当然ながら、これらの発表会にもくまモンが登場するのがお約束となっている。
熊本県民との関係
2023年2月1日水曜日のダウンタウンにて熊本県ならどの家庭にも必ずくまモン1匹はいる説が放送された。
熊本県の一般宅を訪問し、くまモンの品の100種類を見つけるという企画で、訪問した全ての一般宅に置き物から食品のパッケージに至るまでくまモンに溢れているという検証結果に視聴者を驚かせた。
これは『熊本県のPRと県産品のPR促進に繋がる』『熊本県産の材料を使っている』という条件があれば著作権はフリーである事と、自治体がグッズ等を配ってる為に一般家庭に広く浸透していると思われる。
実際「身近過ぎて今まで数えた事がない」と多くの熊本県民の声が挙がっていた。
pixivでの扱い
くまモン人気はpixiv上でも健在で、たくさんのくまモンイラストが投稿されているが、その扱いは大きく三つに分かれている。
1つ目はくまモンをそのままイラストにしたもの。
2つ目はくまモンを擬人化したもの。
3つ目は熊本つながりで異なる作品のキャラとセットで描いたクロスオーバーイラストである。
特に3つ目はアイドルマスターシンデレラガールズとのコラボイラストが多い。
何故ならシンデレラガールズのキャラクターには、熊本県出身という設定の「神崎蘭子」「小日向美穂」「海老原菜帆」のキャラクターがおり、この3人はとりわけ強烈な個性を持っている。
前者の二人はCDデビューしたこともあってより一層注目され、熊本つながりでくまモンと一緒に描かれることが多い。
艦これとのコラボネタでは、ご当地(球磨川)繋がりで球磨のコスプレをしているケースも見られる。熊本繋がりでは無いが、くまモンとながもんをかけて長門のコスプレをしているイラストも確認できる。
更に2022年に放送されているアニメ・デリシャスパーティ♡プリキュアにて、「らんの父・華満こしのすけと出会った」というお話で登場。まさかの本人登場に、熊本県民が驚いていた。プリキュアシリーズへの登場は2回目となる。