概要
スーパーカブのヘッドライトやハンドル・メーター周りを変更し、アウトドア風なイメージに仕上げたモデルである。
足回りも専用品に変更されている為、シート高や車体寸法はスーパーカブより大きい。シート幅やステップの強化もあり、スーパーカブと比較すると足つきの悪化が顕著である。バイク全体から見ればかなり気楽な方ではあるが、スーパーカブのイメージでまたがると面食らうことになるので注意が必要である。
種々の変更や減速比の変化に伴って走行性能も変質しており、小回りがやや悪化した一方で安定性能が向上しているため、長距離走行、高速走行への適性は向上している。
最低地上高が上がったため悪路にも強く、タイヤのグリップ性能やバンク許容角の向上により峠道もそれなりに攻められる。
初代
2012年発売。
排気量は110ccのみで、生産は中国で行われた。
コンセプトモデルの時点ではレッグシールドは無く、後述の二代目に近い武骨なスタイルだったが、市販化にあたり大幅にマイルドになり、レッグシールドも追加された。
余談だが、初期ロットはシートを通常のカブのものと付け間違えており、後にサービスキャンペーンによる交換対応が行われた。
二代目
2018年発売。
スーパーカブ同様にモデルチェンジし、生産も国内(熊本工場)に移管された。
デザインは大幅に変更され、ハンターカブのイメージが投影されたことでよりレジャーバイクらしくなった。
レッグシールドは無くなり、専用のタイヤやブラックアウトのホイールリムでハードな雰囲気を醸成。
ヘッドライトはLEDとなった。
また、本モデルから50cc版も登場。
外観はホイールが14インチにサイズダウンされている為、判別は容易である。
2022年にはスーパーカブと同時にマイナーチェンジし、110ccにABSを追加。
これに伴いアルミ製キャストホイールとディスクブレーキが装備された。