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スーパーカブ

すーぱーかぶ

50年以上にわたって売れ続けているHONDAの傑作オートバイ。砂漠であろうが湿地帯であろうがお構いなしに走れるタフネスさが最大の特徴である。
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スーパーカブとは

SUPER CUB


1958年に本田技研工業が開発したオートバイ。
発売から実に50年以上経っているが、
・高い操作性と汎用性
・業界トップクラスの燃費の良さ
・常識破りの頑丈さ
・お手頃な価格(それでもスクーター等よりもだんぜん高価だが)
などにより、今なお売れ続け生産台数世界記録を更新し続けている傑作バイクである。
バリバリ伝説では『生活力のある男』の比喩表現に使われたほど)

発売から累計で6000万台以上売れており、この数字はかのT型フォード(1500万台)やビートル(2152万台)をも遥かに上回る。単一モデルとしては世界一売れている乗り物である。

また、非常に耐久性に優れているバイクとしても知られており、殴っても蹴っても壊れない頑強さを誇っている。(後述のTop 10では、4階の高さから落とす実験さえしている。そして見事に動いた)

操作体系は独特なものがあるが、その操作は初心者でも手順だけ覚えれば容易である。変速機は3または4速の手動変速だがクラッチ操作が自動化されたセミAT。(カブ110なども免許はAT限定で運転できる)そのためクラッチレバーは持たない。スロットルと前輪ブレーキとウインカーが右手、後輪ブレーキが右足、変速が左足。基本的な運転操作は片手運転で出来る。
これはもともと配達業務用に開発されていたため。(当時の法規制は今ほど厳しくなく、ノーヘル・下駄履き・岡持ちを担いで片手運転はごく一般的だったことに起因する)
さらに変速もシーソーペダルという機構(爪先がシフトアップ・踵がシフトダウン)を採用、さらにロータリー式変速(3速⇄ニュートラル⇄1速)である。
これらの設計により運転がしやすい。

厳密には前身となった自転車用外付けエンジン(現在のモペッドの前身)の商標が「カブ」で、現在のオートバイが「スーパーカブ」であるが現在ではスーパーカブを通称カブと呼ぶ。

あまりに売れて普及しすぎてしまったため、「ビジネスバイクの代名詞」的存在となってしまい、しまいにはメイトやバーディといった他社のバイクでさえ、よく知らない(区別が付かない)乗り手からは「ヤマハのカブ」「スズキのカブ」と呼ばれてしまったり。

メイト「」
バーディ「」

さらに転じて、ベトナムでは「ホンダ」がバイクを指す代名詞、つか一般名詞化してしまい「ヤマハのホンダ(バイク)」「スズキのホンダ」といった、間違った文法がまかり通っている。

ヤマハ「」
スズキ「」

数々の(数知れぬ)伝説

都市伝説

エンジンオイルの代わりに、天ぷら油や灯油を使っても走る』と囁かれた事もある。
HONDAの関係者曰く
試したことはないけど多分出来る
とのこと

これほどカブが頑丈に出来ているのは、発売当時の日本では原付免許が無かったこともあってかなり無茶な運転が横行しており、
荒くれライダーの運転にも耐えられるように
という前提で作られたためである。
そのためHONDA関係者にも
カブが実際、何十万キロ走れるのか見当も付かない
らしい。
カブ恐るべし

冗談の本場流儀

のちにアメリカのTV局ディスカバリーチャンネルのランキング番組"Top 10"では史上最強のバイクにカブを挙げその噂を検証している。
番組中ではエンジンオイルに料理店から集めた食用油を濾(こ)して使用しており、
結果エンジンは見事かかっている。さらに走行性能も問題無く街中を走り回った。
さらに先述の通りビルの4階の高さから落として始動させる実験をしたところ当然変形はしたもののエンジンは動きウインカーも点滅しギアも入った。(さすがにタイヤや足回りが破壊していたため走れなかったが)
カブ恐るべし

世界最『強』

荷物を積載(200kg)以上積んでも走る。
東南アジアでは5~6人乗りは当たり前でそれでも走る
それもそのはず4ストロークエンジンながら発売当時の一般的な原付の倍の馬力を誇っているのだ。
郵便配達、お蕎麦屋さん、新聞屋など、配達関係から愛されるバイク。
新聞配達仕様のカブ(プレスカブ)など業種に特化したタイプも発売されている。
ちなみに郵政の赤いカブ(通称郵政カブ)は最大積載にも耐えるように停車時のスタンド他各部が強化される。
赤くても三倍ではないが普通のよりは強い。なお、郵政カブは型式名に“S”ではなく“MD”(メイル・デリバリーの略)がつく。

バイク愛好者曰く世界最強のバイクだとか。

燃費の良さ

カブシリーズは30km/h定速走行での公称燃費が100km/Lを超えている。83年式の50スーパーカスタムでシリーズ最高の180km/Lだったのだが、環境対策や排ガス規制による電子燃料噴射装置の搭載・三元触媒の搭載により、現在は110km/Lまで下がっている。(一般的な50ccスクーターが公称70~80km/L。カブは実運用を考慮しても60~90km/Lが平均ということもあって、こうした面から燃費の優れた乗り物と言われている。)

毎年ホンダが主催する「エコマイレッジチャレンジ」という大会では
カブのエンジンをベースにした自作マシンで“1ℓでどれだけ走れるか”という
燃費の良さを競う大会がある。
市販車無改造クラスでは最高541.461km/L、カブのエンジンをベースとした競技車ともなると3000㎞走る強者も少なくなく、大会公式記録では3,644.869km/L(平成11年度)という燃費を打ち立てたしたことも。
もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな

その台数の多さと実用性からカスタムベースに使用されることが多いほか、
(タイで生産されている海外仕様カブの部品も流用可能)
『BEIJING-ULANBAATAR 2006(北京~ウランバートル 2006)』と言うラリーでは、
110cc仕様のカブが完走を果たした
と言う実例もある。
ちなみにそれを使用していたのは当の本田技研工業ではない。
そのラリー選手の務め先「愛媛銀行」だったりする。
(「ひめぎん」のサポートがあったかどうかは不明)

息の長さ

販売から年月が経っているため、様々な微調整・改良・マイナーチェンジを施されている。
にも関わらず、(途中バルブ形式がOHVからOHCに変更になったものの)基本設計は殆ど変わっていない。
そのためか、次世代のHONDAの電動バイクはカブからその名前・意匠を受け継ぐ予定である。
おそらくHONDAの存在する限り、カブは売られ続ける事だろう。
カブ恐るべし

現在

マイナーチェンジと共に生産を日本から中国に移したスーパーカブ110に引き続き、2012年5月17日にはスーパーカブ50が(車体をスーパーカブ110と共用する形で)46年ぶりのフルモデルチェンジを果たした。
現在はスーパーカブ50/スーパーカブ110(一般向け)、スーパーカブ50プロ/110プロ(業務仕様)、リトルカブ(スーパーカブ50のタイヤを小口径化したバージョン)がラインナップされている。

ちなみに2012年、一度はすべての生産が中国へ移転された。最もユーザーと販売の多い中国に生産拠点を置く、いわば「地産地消」の考えによったが、のちに軌道修正され、リトルカブのみ熊本工場での生産が続くことになった。
また、ベトナム、タイなどでも現地仕様車の生産が続いている。国内では絶滅したキャブレター仕様を求めて、わざわざこれら海外生産モデルを取り寄せるマニアもちらほら。

長らく中国工場での生産が続けられてきたスーパーカブだが、2017年に生産拠点を日本の熊本工場に移した上でのフルモデルチェンジが行われた。発売開始は同年11月より。
生産拠点が熊本へ戻ったことに合わせてか、車体やロゴ、メーターのデザインが旧式を思わせるものに変更されるなど、原点回帰とも言えるリニューアルが行われた。


関連項目

ホンダ バイク
原付東日本縦断ラリー水曜どうでしょうの企画、使用された原付がスーパーカブ)
だるま屋ウィリー事件(上記の企画中におきた)
YOUは何しに日本へ? (来日した外国人がスーパーカブで日本を巡る旅に、密着取材を行った。)
カクヨム(タイトルが「スーパーカブ」と言う小説があり、実際に出版もされている。作者はトネコーケン)

関連車種

同じ「カブ」の名を冠するバイク。
ハンターカブ ポートカブ クロスカブ

スーパーカブ同様、ビジネス向けの用途で活躍したバイク。
ベンリイCD90 ベンリイCD50 Benly50S

50ccクラスの原付バイク。
CL50 ジャズ ソロ ダックス ジョルカブ シャリィ モトラ マグナ50 

スーパーカブに類似したスタイルを持つビジネスバイク。
メイトヤマハ発動機から発売されていた。
バーディースズキから発売されている。

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