どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。
概要
『雲のむこう、約束の場所』に続く、新海誠4作目の監督作品。渋谷シネマライズを皮切りに、その他の地方でも上映された。
2024年9月、実写化が発表。主演は松村北斗(SixTONES)。
新海から「最も信頼できる俳優」として推薦された。
ストーリー
本作品は、「桜花抄」「コスモナウト」、そして「秒速5センチメートル」の3本の短編から構成されている。
1. 桜花抄
2. コスモナウト
3. 秒速5センチメートル
主な登場人物
遠野貴樹(とおの たかき)
声 - 水橋研二
主人公。家族は両親のみの一人っ子。小学3年生の春に、世田谷の小学校に親の仕事の都合で転校してきたが、中学1年の終わりに親の仕事の都合で鹿児島へ転校させられ、明里と離別させられた。
その後も明里に対してメールや手紙を送るなどといった行動を何一つせず、それでいて彼女への想いを引きずったまま年月を過ごし、花苗の気持ちに応えず、理紗とは惰性に任せて付き合ったために振られた。
結局、誰とも結ばれないという、まるで自業自得と言わんばかりの結末を辿った。
篠原明里(しのはら あかり)
声 - 近藤好美(第1話「桜花抄」) / 尾上綾華(第3話「秒速5センチメートル」)
貴樹の初恋の相手である女の子。貴樹の片想いではなく、幼いながらも両想いの仲であった。
貴樹と再会の約束をするが、彼が鹿児島へ転校した事で離別する。
やがて過ぎゆく年月と共に彼への想いを断ち、別の男性と結婚した。
澄田花苗(すみだ かなえ)
声 - 花村怜美
貴樹と種子島の中学で同じクラスになった女の子。家族は両親と、自身が通う高校の教師の姉(声 - 水野理紗)が1人いる。
貴樹に告白するものの届かず、小説版では彼への想いを引きずったまま成人した事が描かれている。
水野理紗(みずの りさ)
声-水野理紗
貴樹が社会人になってから3年間付き合っていたが、彼の退職と自分に気持ちが向いていない(=惰性に任せて付き合っていた)事に疲れ、メールで貴樹を振った。
アニメ本編では、その貴樹を振った際に少し出た程度で、クローズアップされるのは小説版の方である。