解説
所謂レジャーバイクで、車名はモーターサイクルとトラックを組み合わせた造語。
その由来通り積載性を重視しているため、前後に巨大なキャリアが備わる。
パイプフレームで構成された直線的なスタイルや、太いブロックパターンタイヤを履いた勇ましい足回りは、軍用車や建機を彷彿とさせる。
エンジンはスーパーカブがベースの横型を搭載。
ミッションは副変速機付きで、ブロックパターンのタイヤと相まって悪路での走破性向上を図った。
尚、カブと違ってクラッチは手動操作である。
当時はそのコンセプトが市場に受け入れられず、4年程度で生産終了となった。
しかし、後に再評価が進むと同時に中古車価格が高騰。
現在に至るまで、マイナー車種ながら高値で取引される状態が続いている。
また、デザインセンスは後に発売されたズーマーやPS250に受け継がれた。