概要
むき出しのパイプフレームと太いタイヤが漂わすハードな雰囲気を売りにした個性派な車種。
ヘッドライトは丸目二灯、ハンドルはアップタイプで、これまた取って付けたような形状だった。
カラーリングは基本的にソリッドを採用し、メタリックはごく僅かしかラインナップされなかった。
デザインを見ての通り若者をターゲットにしたもので、意外にも女性からの人気も高かった。
そのパッケージング故にカスタムベースとしても支持され、アフターパーツが充実している。
ただし、デザインを優先した結果として、スクーターに付き物の収納スペースは皆無である。
オプションでシート下に箱や網を付けることは出来たが、利便性は通常のスクーターのメットインに遠く及ばない。
また、長いホイールベースと重い車重(装備重量87kg)故、機動力は劣った。
2017年に環境規制の強化を受け生産終了。
他のどの車種にも似ていないデザインから支持を得続け、一代で17年も販売されたロングセラーとなった。
デザインセンスは2004年に発売されたビッグスクーター・PS250にも受け継がれた。
ちなみに、ズーマーとはズームレンズの意味。
関連項目
Nプロジェクト:第2弾として誕生した。