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ネイキッド・スネーク

ねいきっどすねーく

ネイキッド・スネークとは、『メタルギアシリーズ』の登場人物。ビッグ・ボスの若かりし頃の姿。
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CV:大塚明夫/enCV:David Hayter


いいセンスだ


概要編集

メタルギアソリッド3 スネーク・イーター』を初めとしたメタルギアシリーズの主人公の1人にして、のちに「伝説の傭兵」と謳われることになるビッグ・ボスの若かりし頃のコードネーム。


1964年、当時29歳。FOXHOUNDの前身であるFOXに所属するCIA工作員「ネイキッド・スネーク」として登場した。

後のメタルギアシリーズ全体に大きな影響を与えることになる重要人物。


むしろ全ては彼から始まったと言っても過言ではない。


人物編集

1935年生まれ。本名はジョンでファミリーネームは不詳。ある通信でジョン・ドゥと名乗ったこともあるが、これはあくまでもシャレだと思われる(ジョン・ドゥはアメリカで身元不明の男性の死体を示す俗語)。愛称はジャック。

身長180cm(『メタルギアソリッド3』以降の設定、MGSでは192㎝)、体重89kg。IQ180

母語である英語の他にも、ロシア語スペイン語フランス語に堪能。特にロシア語に関しては、ソコロフに「完璧なロシア語」だと評価される程。

喫煙家で葉巻を愛飲しており、『メタルギアソリッド3』ではニカラグア産のプレミアムシガー「ホヤ・デ・ニカラグア」を愛飲している。(本来、葉巻といえばキューバ産がポピュラーだが冷戦当時キューバ産は手に入らなかった。)

「芳醇で味わい深く、もはや官能的」と熱く語った事もある。なお3ではオイルライターで火をつける場面が多く、作戦帰還後には葉巻の吸口を噛み千切って吸い始めたり、火を消す際にも揉み消すなどラフな面が目立つ。

(一般的に、葉巻の吸口は鋭利なカッターで切らないと葉くずが口に入って味を損ねたり、揉み消すと葉巻内部のヤニのニオイが出たり「怒りを示すボディランゲージ」と見なされるためマナー違反とされる。もっとも、この「揉み消した」シーンは後述のスネークイーター作戦の真実を知ったシーンなのでわざとなのかもしれない)


1950年代初頭に伝説の兵士であるザ・ボスの下に弟子入り。彼女が一時失踪するまでの約10年間、生死を共にする日々を送り、その間に彼女と共に近接格闘術CQCを創り上げた。

ベトナムに於いてLRRP(長距離偵察作戦)に参加し、SOG(スペシャル・オペレーションズ・グループ)、グリーンベレー、ワイルド・ギースで活躍、70回以上のミッションを務めた。

上記のように軍事に関する知識、経験は実に豊富で名実ともにザ・ボスに最も近い兵士であり、『メタルギアソリッド ピース・ウォーカー』の作中では生まれつき戦闘に適した人間が持つ「ソルジャー遺伝子」を持つのではないか、と推測されているが後の時代でこれが実証されており、彼から発見された遺伝子でソルジャー遺伝子の研究は飛躍的に発展した。


身体能力は並大抵ではないらしい事が『メタルギアソリッド3』でも様々な形で判明しており、「バーチャスミッション」では終盤の想定外の出来事で重傷を負った上、そこから日の浅いうちに命ぜられた「スネークイーター作戦」では本来はまだ入院の必要がある身体で再潜入している事から治癒能力は常人を上回っていると思われる。さらにMSFを率いていた頃は超人的な事ができる事も判明している。


ヴォルギンによる尋問(拷問)でこれまでに負傷歴が結構ある場合はタフガイかつ常人なら生きてはいまいとスネークの身体能力を評価していた。


後に「恐るべき子供達計画」によって誕生したソリッド・スネーク(デイビッド)、リキッド・スネーク(イーライ)、ソリダス・スネークの遺伝子上のオリジナルであり(ソリダスは厳密には「恐るべき子供達計画」で作られたわけではない)、その容姿は20後半~30代半ば頃のソリッド・スネークとほぼ同一。

ただしソリッド、リキッドの双子は受精卵の段階で戦士としての能力向上や敵対勢力に渡った際の流用防止の為に様々な遺伝子操作が施されており、遺伝子的には厳密には「ネイキッド(ビッグ・ボス)に限りなく近い別人」である。 そのため外見も完全に同一ではなく肌の色や髪の色などの細部が異なっている。



性格編集

基本的にはクールで冷静沈着な人物だが、根は非常に仲間想いで情に厚く優しい人物であり、仲間だと認識した相手のためなら自分の身を呈することも厭わない。いざとなれば躊躇いはないが、敵であっても基本的に殺人は好んでおらず、特に若者を殺すことは好まない。

特に『メタルギアソリッド3』で敵として出会ったオセロットに対しては射撃の癖や動きを短時間見ただけで、その適正や素質を見抜いた上で的確なアドバイスをするなど、後に指導者という立場になるだけあって「人を見る目」も一級品であり、同時に面倒見も非常に良い。 敵・味方問わず才能のある者を育てるのも好きなようである。

一方で自らの任務の為やそれが必要だと判断した場合は自身の感情を殺して任務を遂行するという非常にリアリストでハードボイルドな側面もある。(ここがソリッド・スネークとの最大の相違点と言える)


1954年のブラボーショットで被曝し生殖能力を失ったが(※)、パラメディックとの初顔合わせでナンパ紛いの挨拶をしたり、EVAの胸元に目を奪われたりと女性には高い関心があり、特に前者は気に入った初対面の女性には決まって行っていることらしい。ただし、ザ・ボスに関して本人は「言葉では言い表せない関係」と話している。

興味のない話は適当に聞き流すタイプで、軍事の知識は豊富だが科学的な知識には疎く、適当に返事したりよそ見や、話が長いと微睡んでしまうこともしばしば。

普段は映画を見るような性格ではないが007は見ているものの苦手らしく、理由は「フィクションだと分かっていても自分と重ね合わせて観てしまう」からとのことだが、ゼロ少佐には「女にモテるところが気にくわんのだろう」と言われてややたじろいでいた。

また吸血鬼が大の苦手で、会話の話題として出るだけで決まってその日の夢に見てしまうほどらしい。


『メタルギアソリッド3』においては非常に食い意地が張っており、ジャングルの動植物を毒性の有る無しに関わらず手当たり次第食べようとする上、パラメディックに動植物についての詳しい説明をされても、話そっちのけで「で、味は?」と聞き返し、半ば呆れられている。

ただしこれは任務中のスネークにとって食事がほぼ唯一の娯楽であり「どうせなら美味いものを食べたい」という考えから味に拘っているだけで、本来は悪食ではない様子。ちなみに特技として早食いでもある様子。


通信の会話では、ワニキャップで仲間のリアクションを期待したり、ジョークも飛ばしたりとお茶目な一面を垣間見れるが、その一方で天然ボケで鈍感な所もあり、ヴォルギンライコフの関係や、EVAの思わせぶりな発言の一切を終始理解できずその都度EVAに朴念仁と言われたり、「生物発光するオロシャヒカリダケ」を光るキノコだからバッテリー充電できるだろうと思い、食べた結果プラシーボ効果で本当にバッテリーが回復してしまうという単純さを披露している。

他者に共感されない奇行も数知れず、ダンボール箱を被ってその魅力に目覚めたり、迷彩のパターンである「NAKED」で半裸になった際、「裸になって気持ちいい」だの「下は脱げないのか?」だの露出狂を思わず発言でザ・ボスやシギントにドン引きされていた

果ては後年の相棒である「カズヒラ・ミラー」によれば全裸で戦場を暴れ回ったというとんでもない噂があった模様。ただ、この噂はカズヒラの悪ふざけで誇張気味だったようであり「一生そうやってろ」と呆れた様子で返しているが、後にMSF内の風紀問題で口論になり「全裸のまま」シャワー室から飛び出して殴り合いの喧嘩にまで発展している。

このように良くも悪くも非常に人間臭いキャラクターであり、担当声優の大塚明夫氏はインタビュー等で「ネイキッドの方が人間としての贅肉が多いイメージで演じている」とコメントしている。


※:どういう生殖能力の喪失かは物語中でも不明だが、少なくとも後のリキッド・スネークが言っていた「不能者(ED)」とはどうやら違うようで、『メタルギアソリッド3』でのパラメディックとのとある会話中で今日も元気であるらしい事から後天的な無精子症ではないかと推測される。


戦闘能力編集

一兵士の中でも戦闘能力は一際高く、世界でも一流の特殊部隊組織と言われるグリーンベレーにいると腕が鈍ると発言するほど、屈強かつ並々ならぬ精神力と忍耐力を兼ね備え、CQCをはじめとするあらゆる戦闘技術を習得している熟練の兵士。

ナイフと拳銃を同時に構えるスタイルをとり、状況に応じてそれらを使い分けることで近距離において銃を持った敵でさえも無力化することができる、劇中では運が絡んだものの、7人の部隊に囲まれた状況下たった一人で部隊全員を殺すことなく無力化した。

市街戦、建造物への潜入任務を得意としている。サバイバル下での実戦任務はバーチャスミッションが初で、見通しの悪いジャングルという特性上、至近距離の遭遇戦が多くなりCQCの能力を最大限に発揮した。


モデルはカート・ラッセル主演の映画『ニューヨーク1997』および『エスケープ・フロム・L.A』に登場する人物のスネーク・プリスキン、もしくはクリストファー・ウォーケン


余談編集

バーチャスミッション中でパラメディックとの会話で先述の「ジョン・ドゥ(日本で言うならば名無しの権兵衛に近い)」を名乗った時、彼女から「まるでネモ船長ね」と返される。SF小説海底二万里の登場人物であるネモ船長の「ネモ」もまた「誰でもない=名無し」の意味であり、それをかけたものだと思われるが、スネーク役の大塚明夫氏は海底二万里をベースにしたアニメ作品『ふしぎの海のナディア』でネモ船長の声を演じていた。


なお、彼が装備しているバックパックであるが、どう見てもライフルやロケットランチャーが入らないサイズなのに入手するとここに収まるようになっている。ただし、それらを使用するには装備を変更しなければいけないのだが、そもそもどういう原理で入るのかは謎である。




劇中の活躍編集

METAL GEAR SOLID 3編集

ネイキッド&EVA


東側の科学者ソコロフの奪回を目的としたFOX部隊の初陣『バーチャス・ミッション』を遂行するが、同作戦に参加していた師であるザ・ボスの裏切りに遭い任務は失敗する。その最中、ザ・ボスと始めて対立した際に彼女から奪ったバンダナを手に入れており、スネークイーター作戦以降はそのバンダナを身につけるようになる。


一週間後、事態収拾の為に発案された『スネークイーター作戦』に参加し、コブラ部隊をはじめとした強敵を倒してソ連でソコロフが開発していたシャゴホッドの破壊とGRUのヴォルギン大佐の抹殺に成功して、さらにソ連へ亡命した「ザ・ボス」を任務の為に死闘の末にやむなく殺害する。そして任務で出会った女スパイであるEVAと共に脱出。以降はボスの座を受け継ぎ、ザ・ボスを超える者として「ビッグ・ボス」の称号を大統領から勲章と共に授与された(この設定の為か、ゲームクリア時に表示されるリザルトの最高位の称号はこれまでのBIG BOSSではなくFOXHOUNDに変更されている)。


グロズニィグラードでヴォルギンによって捕虜となって拷問された際、EVAをかばうためオセロット少佐(後のリボルバー・オセロット)に体当たりし、その時に彼が暴発した拳銃のマズルフラッシュによって右目を失い隻眼となり、以後はトレードマークでもある黒い眼帯を着用している。

またミッション中に出会ったオセロットに対しては上記の通り何度も戦っているがその度に様々なアドバイスを送り結果的に彼を兵士として育てる。そしてオセロットの方も彼と戦う中で次第に彼に心酔するようになる。


右目を失いながらも、EVAの協力でなんとか任務遂行に成功させ、全面核戦争の脅威から世界を救った。作戦終了後、自分の元から消えたEVAの残したカセットテープからスネークイーター作戦の真実を知ることとなる。

ザ・ボスを抹殺しなければならなかったことにはやりきれない思いがあり(後に『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』では彼女を殺した時点で自分はもう死んでいたと発言している)、本作戦の真相を知ったことで、勲章授与式でCIA長官から握手を求められた際は無言でこれを拒否した。

その後、オオアマナの花を携え彼女の墓標へ向かい、無言の敬礼とともに静かに涙を流した。


他のキャラにも言えることだが、シークレットシアターでの扱いは例によってかなりネタ要素が強い。「メタルギアシギント」では、サポーターとして同行したシギントに、ザ・ボスとの決着以外の見せ場を全て持っていかれ決着後には置いてけぼりを喰らい爆撃を受け満身創痍になりながらも自室に帰るも、シギントとEVAがいちゃついてるのを目撃し気絶、翌日のビッグボスの称号授与式では門前払いを受ける、「危機一髪」ではシャゴホッドのキャタピラに巻き込まれる(ギャグ補正がかかったのか無事だったが)、「根本的な誤解」ではオセロットに仕留められる、「ダメっ!」ではアンダルシアンに遭遇したが何故かいたパラメディックに説教される、「どうしてここに?」では授与式での握手に応じなかったのを根に持ったCIA長官とCQC対決をして敗北し握手するなど、本編ではかっこよかったのにどうしてこうなった


METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS編集

MGS PORTABLE OPSクリア記念

1970年。当時35歳。MGS3のときとは違い、少しシビアな性格になった。

スネークイーター作戦終了後ビッグボスの称号を捨てFOX部隊を除隊していたが、ジーン率いる現FOX部隊から「賢者の遺産」の在処の行方を知る人物とされ、コロンビアのサンヒエロニモ半島へ拉致監禁される。牢の隣部屋にはグリーンベレー隊員のロイ・キャンベルが監禁されており、彼が部屋交換前に脱出のため細工を施していたダクトから脱獄した。

脱獄後は元FOX部隊の医療係パラメディック・武器装備担当であったシギントと通信し、ゼロ少佐がCIAに捕らえられたという事とサンヒエロニモ半島メタルギア強奪事件の首謀者がビッグボス自身だとされている事を知る。ロイ・キャンベルの協力と現地のソ連兵を説得して仲間とし事件解決に導くことで、身の潔白を証明した。


事件終結後、スネークイーター作戦での経験やジーン達との対決を通じて、ザ・ボスのような『国家に忠を尽くすこと』への懐疑が決定的なものとなり、彼女とは違う生き方を模索するようになる。


なお今作は『メタルギアソリッド ピース・ウォーカー』発表以降シリーズ正史の中に掲載されない作品となっているが、小島監督のインタビューにて『ストーリーライン的にはサーガの中に入っているが、細かい部分では本流から逸れている』といった旨の発言がなされたことからパラレル作品ではない。

明確に本筋と違うのは愛国者達の名付けのタイミング(本作のEDにてオセロットが発言するが、本編では70年代後半にDARPA局長が命名したことになっている。また、TPPではこの名前についてオセロットが苦言を呈する場面がある)。絶対兵士ヌルの経歴にも矛盾があるが、ビッグ・ボスの年齢設定ものちに変更されておりその類の設定変更とも取れる。



METAL GEAR SOLID PEACE WALKER編集

BIGBOSS

サンヒエロニモ半島事件から4年後の1974年、当時39歳。

祖国への不信やザ・ボスの意志への解釈を巡ってのゼロとの確執が、彼が行った「恐るべき子供達計画」で決定的なものとなり、アメリカを出奔しMSF(国境なき軍隊) を率いて世界を放浪していたところ、コスタリカ平和大学のガルベス教授と生徒のパスから、軍を持たないコスタリカに侵入してきた謎の武装集団を撤退させてほしいという依頼を受け、カズヒラ・ミラー以下MSF隊員達と共に事件の解決に向かう。


ネイキッド・スネークのコードネームはこの時点で捨てたと語っており、本作では単にスネークと表記され自身もそう名乗っている。

ボスと呼ばれることは好んでおらず、隊員からボスと呼ばれるたびにスネークと呼べと訂正しているが、隊員達からは「ボス」、「VICBOSS(勝利のボス)」と呼ばれることが多い。

顔立ち自体はそれほど変わっていないが、以前よりも髪とヒゲを伸ばしており、仲間や部下からは「まるでチェ・ゲバラのようだ」と言われている。

なおチュートリアルの時点で判明するが、『メタルギアソリッド3』にてザ・ボスの身体にあった縫合痕がスネークの身体に付いており、これは彼女の痛みを共有する為に自ら入れた模様。


ドラマCD「平和とカズヒラのブルース」では、カズとの出会いが描かれている。傭兵として活動していた時に当時は反政府ゲリラの1人だった彼と敵同士という関係で出会い、戦いを挑まれるが勝利。その後は「負けたらあんたの仲間になる」という条件でカズに様々な勝負を挑まれるが全てに勝利する。またカズの仲間だった反政府ゲリラ達も心酔させたことで、カズは彼の指導者としての器や兵士としての力を認めて仲間になったという。


ダンボールへの熱い想いは相変わらずで、ダンボールついてカズ相手に熱く語っており、MSFの研究開発班がダンボール戦車を開発した際には、「作った奴に直接、礼を言いたい!」とまで言っている。

セシールの動物の鳴きマネにノリノリで付き合ったりするなどスネーク・イーター作戦当時ほどではないにしろ茶目っ気が残っており、さらにサンタクロースをこの当時まで本気で信じていたことが明らかとなった。

ロシア語だけでなく、フランス語やネコ語まで使いこなせることも判明しており、モンスターハンターシリーズとのコラボミッションでは案内人であるトレニャーというアイルー普通に会話している。

またリーダーとしての自分の資質に悩むアマンダを激励する他、泥酔したセシールに絡まれつつも慰めたり、パスに恋したチコの相談に乗ってやったり、カズに泣かされたMSFの女性隊員のためにカズを叱りとばしたりと面倒見の良さも変わらない。

そして本作からいよいよMSFという組織の総司令を務める立場になったことで、人の才覚や能力を見極める力もより発揮されており、怪我をおして作戦に参加しようとしたアマンダを「前線や現場にいて初めて能力を発揮できる人物」であると考え、あえて参加を許可している。

同時に指導者としてのカリスマ性も本作からいよいよ覚醒しており、ゲリラであるアマンダを初め多くの者達から初対面でも「英雄」、「指導者」として認識されており、彼のカリスマ性や器に魅了されてMSFに参加した兵士やスタッフも少なくなく、上記の通り作中ではVIC(TORY)・BOSS(勝利のボス)と呼ばれて讃えられることも多い。


ピースウォーカーの最後の行動から「平和とは叶わない幻想だからこそ、兵士としての本能を超えて戦うことを辞め、銃を捨て、犠牲となって、祈り続ける」ことがザ・ボスの最後の遺志だったという結論にたどり着く。

しかしそれは彼女に戦士として育てられたスネークにとっては自身の存在を否定されたことと同義であったがために、彼女の意思についてより誤解を深めてしまい、遂に彼女の遺志から完全に決別することを決意。ザ・ボスへの執着の象徴であった遺品のバンダナをニカラグア湖へと投げ捨てた。

さらに事件の収束後は「スネーク」という名前も捨てて、自身が『ビッグ・ボス』である事を認め、自ら『ビッグ・ボス』を名乗るようになる。そして拡大したMSFの独立と軍事的優位性を守るべく、メタルギアZEKEを開発・建造して、ピースウォーカーから回収した核弾頭で遂にMSFを核武装することも決断する。

さらにゼロが率いる諜報勢力『CIPHER』が介入してきたことを切掛に、彼らと彼らが創りあげようとする世界の『規範』に対抗するべく、その外側にある戦場で生きる者達の楽園アウターヘブン(天国の外側の世界)の構想もこの頃に確立し、際限無きMSFの拡大へと傾倒していく。


その後、EVAから送られたテープでバーチャスミッション以前、スネークの前から姿を消していた時期のザ・ボスの活動の真相を知る事になる。

EVAとは互いに進む道が別々だったようだが、関係が完全に切れていたわけではなかった様で、テープを送ってこれたあたり彼の居場所などは把握していた模様。


その後の詳細についてはビッグ・ボスを参照。


他作品への客演編集

スーパーボンバーマンR編集

本作では「ネイキッド・スネークボンバー」としてまさかの参戦。しかもステージにマザーベースが用意されており、さらに息子の「ソリッド・スネークボンバー」と対面する。

なお、ラスボスビッグ・ボスが出会うという奇跡の展開である。


また、よりにもよって大の苦手な吸血鬼までも登場する。

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL編集

本作ではスピリットとして参戦。さらにレベルを99まで上げて超化させると「ビッグ・ボス」のスピリッツになる。

ちなみにネイキッドの時のビジュアルはまだ眼帯をつける前の『メタルギアソリッド3』の時のもので、ビッグ・ボスのビジュアルは『METAL GEAR SOLID Ⅴ GROUND ZEROES』の時のものである。


ちなみに『メタルギアソリッド スネークイーター3D』でのみ存在する無線会話で「(ヨッシーに)既視感がある」「ヨッシーと戦った気がする」とパラメディックに言った事がある。これは当時は『大乱闘スマッシュブラザーズX』におけるネタだったが、実際に戦ったのは息子の方である。その為、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でようやく実現した形になる。

パワー12727は、スロットを持つスピリッツとしては堂々の1位、全体でも5位。「メタルキラー」の特性が対戦だと死に気味なのが玉に瑕か。


パワプロアプリ編集

KONAMIコラボの一環でイベキャラとして実装。


パワフルプロ野球2024-2025編集

KONAMIドリームスターズの一員としてパワフェスアドベンチャーに登場。

ミニゲームをクリアできればチームにスカウトできる(パワターも入手可能)。


なお、選手名は「N・スネーク」となっている。


余談だが、パワプロ2022の2022年データ版では「BIGBOSS」が新庄剛志(北海道日本ハムファイターズの監督)の選手名として登録されていたことがある。



関連イラスト編集

Untitledスネーク

BIGBOSS「メタルギアソリッド・ピースウォーカー」発売一ヶ月前に迫る


関連タグ編集

メタルギアシリーズ MGS

ビッグ・ボス  ヴェノム・スネーク

ゼロ少佐 パラメディック シギント EVA リボルバー・オセロット カズヒラ・ミラー

ソリッド・スネーク  リキッド・スネーク  ソリダス・スネーク:彼の子供(クローン)達 しかし彼は自分の子供とは決して認めなかった。少なくともソリダスは紛れもなく複製だと言い切っている。

ジョニー佐々木:『メタルギアソリッド3』で会ったジョニーの孫で、ビッグボスのソルジャー遺伝子を導入したゲノム兵の一人でもある。

いいセンスだ で、味は?


新城肇二瓶鉄造星奈陽一京楽春水…よく中の人繋がりでネタにされる面々。新城肇と二瓶鉄造はサバイバル(新城肇はキャンプだが)、星奈陽一はUMA探求、京楽春水は物語終盤のみ右目眼帯かつ組織の長と、それぞれ何かと共通要素を持っている

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