ジョン・カーペンター監督の作品であるニューヨーク1997、続編兼リメイク作品のエスケープ・フロム・L.A.の主人公で、二作ともカート・ラッセルが主演のスネークを演じている。
TVゲームのネイキッド・スネークと異なり本来のスネークの眼帯(アイパッチ)は左目に着用。
皮肉屋で天邪鬼ではあるが、政治経済等で説教を垂れる事も無い。
本名(フルネーム)は二作で微妙に異なるが、苗字の『プリスキン』は変わらず。(ニューヨーク1997ではS・D・プリスキン、エスケープ・フロム・L.A.ではボブ・プリスキンという設定)
「もっと背が高いと思っていたよ」
人物
元アメリカ軍人(特殊部隊中尉)で名誉負傷賞2回、最年少で大統領から叙勲された英雄と言う、輝かしい軍歴を持つ。その後彼がいかにして犯罪者の道を歩むことになったのか語られてはいないが、劇中における政府の人間に対する態度や言動から察するに、任務中に政府の裏切りにあったからではないかと推察される。
元軍人であるだけに戦闘には長けているが、超人的な力を持つスーパーヒーローではなく、ドジを踏んでピンチに陥ることも度々。しかし絶対に諦めない不屈の精神と強運(悪運と言うべきか)の持ち主であり、何度も「死んだ」と言う噂を立てられるが、その都度しぶとく生き延びて来た。勝つためには手段を選ばず、二重三重のトリックで相手を欺くのが得意。
ひねくれた性格の持ち主で、一匹狼ゆえに基本的に他人を信用しない。過去に何度も仲間から裏切られていることに起因しており、特に政府関係者に対しては、強い嫌悪を抱いている。劇中では自分の命がかかっているため、不本意な任務を引き受けるが、実際の所彼にとって真の敵とは、自分と同じ無法者達ではなく、偽善の塊のような国家権力であることが暗示されている。『ニューヨーク1997』のラストでは、大統領の録音テープをすり替えて国際会議をぶち壊し、『エスケープ・フロム・L.A.』のラストでは、政府が開発した機密兵器を起動させて、全世界のエネルギー技術を無力化させると言う、とんでもない行動を取っているが、これは権力のために人の命を弄ぶ政府への、皮肉とも言える手痛いしっぺ返しであった。
その名は無法者達の間では一種の伝説となっているが、名前が一人歩きしている所もある。顔を見るだけで「アンタ、スネークだろ?」と畏敬の念をもって迎えられる程有名であるが、「もっと背が高いと思っていた」などと言われることもある。