概要
パワフェスとはパワプロ2016およびパワプロ2018等に登場するモードである。
初登場はパワプロ2016。
主な流れとしてはパワフルテレビ主催の野球大会にパワプロくんと矢部明雄が個人エントリーして勝ち進んでいくモード。勝利をすれば最大3人以上獲得できるが、帝王実業やあかつき大付属高校などの強豪だと返り討ちにされることもあり、自分のチームの戦力やポジションなどを考える戦略的要素も含まれる。
特に序盤は守備が貧弱であるため、サブポジションを持つ選手や二刀流選手が重宝される。
主人公はwebアニメ版と同様にパワプロアプリに登場するパワフル高校の出身という設定。
決勝戦が終わると怨念や過去の人物に乗っ取られた運営関係者や敗北した選手と野球で戦うのがお約束(例外もあり)。
運要素も強く難易度は高い。そして育成でも投手の場合は二刀流が出来るが、野手の場合は投手の特殊能力のコツが発生したり、変化球量が増えたりと全く役に立てない。
特に守備が貧弱な状態で大勝しなければ守備を補強(相手チームからの引き抜き)できない点が厄介。
この点は勝てば3人加入、モブキャラ選手の成長の実装により緩和された。
オールスターモードの要素もあるがチームの固有キャラが必ず参戦しているとは限らないが次回作以降で追加されたパターンもある。
パワフェスのシナリオに関してはパワフェス関係者で主に進行していくので主人公が空気になりがちという声もある。
実況パワフルプロ野球ヒーローズ(以下ヒーローズ)ではパワフェスに複数の要素を加えて発展させたヒーローズモードが登場する。
現在は盛本雄飛や闇野ルミナといったパワプロアプリのシナリオのパワーアップで初登場したキャラは実装されていないが今後のシリーズでは実装される可能性もある。
ちなみにイラストはパワスタやパワプロアプリ、過去作から流用されていることが多いが2018以降では前作で初登場したキャラが参戦した場合は新たに描き起こされていたりする。
パワプロ2016
新モードとして搭載された。得点差で仲間になる選手の数が多くなる(最大3人)単純な仕様だった。しかし、パワフェスの初期味方の投手や野手の能力が低すぎたところが難点だった。ところが、仲間になった選手は主力としてスタメン入りを果たすなど仕様上はそれほど悪くない。
2016では準決勝までをパワフルアイランドの各地球場で、決勝戦では甲子園(を再現した)球場で戦う。しかし台風の場合フライの色が黄色だった為、見え難くフライを取り損ねてしまうユーザーも多かった。
初回ということもあり登場する選手は後の作品よりも少なく、前作のパワプロ2014に登場するチームとしては壱琉大学しか登場せず、パワプロアプリの高校は覇堂高校は最初から実装済みで、サクセススペシャルでそれぞれの高校を1度クリアしパワプロ2016と連動することでパワフル高校、瞬鋭高校、太平楽高校、SG高校、あかつき大付属OBチーム、くろがね商業高校が対戦チームの候補になるようになった。
ラスボスは熱盛宗厚がヘッドマイクに宿っていた怨念に取り憑かれた状態で登場する。
サクスぺ連動、隠しキャラ、マネージャーを合わせて登場キャラは122人。
ヒーローズ
前述のとおりパワフェスモードを発展させたヒーローズモードとなっている。
舞台はパワフル諸島の中で開催された大会のパワフル・ベースボール・クラシック(PBC)。
初期マネージャーは初登場の緒川未羽。
ヒーローズでは主人公の昔からの知り合いである鳴海悠斗がライバルとして登場。試合を勝ち抜き決勝にて鳴海率いるランブルオーシャンズという主人公のチーム同様に混成チームでの試合となる。
隠しキャラ、マネージャーを合わせて登場キャラは180人。
ちなみに2018よりも先に登場したキャラとチームも存在する。現時点でヒーローズに登場しているが据え置きのパワフェスに登場していないキャラはヒーローズが初出のキャラを除くと白名逸多郎、浮島渡、木良国育男、山咲花子の4名。4名とも当時最新作だった2016のキャラであり、他の2016のキャラ同様に率先して登場させたと思われるが現時点では登場しておらず、今後登場する可能性もある。
パワプロ2018
本作以降より架空のスタジアムとなる。舞台は遊覧船のクイーン・オブ・フェスティバル号(通称QOF号)に設立されている球場で戦う。パワプロ2017で初登場した響乃こころが今作からパワフェスのレギュラーキャラになり、パワフェスのプロデューサーの則出郁三が初登場した。
初期マネージャーはパワポタ4の三ツ沢環。(元々は監督キャラ。)
既にあるチームに前作ではいなかったキャラが追加されたり、新たなチームやヒーローズで初登場のキャラやパワフェスよりも先に登場したキャラ、パワプロアプリの高校が多く追加された。
ラスボスはクイーンココロ(響乃こころがセイレーンに取り憑かれた姿)。ところが過去のラスボスとは比べものにならない程弱く、コントロールはDでスタミナがB。ライバル投手としては恒例だったパワーも低く、サクセスを含めても歴代最弱のラスボスに名を刻まれた。しかし、オリジナル変化球のココロブレイクが上方修正され、苦戦を強いれるようになった。(それでもココロブレイクは球速が遅く、慣れてしまえば簡単に打つことができるし、走力が高くパーフェクトを出して盗塁ができればホームスチールもできてしまう。)
MAJORやダイヤのAとのコラボレーション、また本作に限り熱盛の名前繋がりで報道ステーションとのコラボレーションも実現となった。
点差を付けて勝利すると船内放送のパワフェス・オーシャンナイトにて熱盛!とおなじみのスタンプとボイスが流れる。
隠しキャラ、マネージャー、コラボキャラを合わせて登場キャラは222人。
シナリオ後にQOF号はフリート高校およびオクタヴィアの所有物となった。
パワプロ2020
舞台は飛行型スタジアムのパワフェース・ワンで空で野球をすることになる。オペラ歌手のジュリアス・テノーロが公式サポーターとして初登場した。
今作では過去作のキャラとチームの追加は少なくパワプロアプリの高校の追加が大半を占める。
ラスボスはフォイボス(ジュリアスが乗っ取られてしまった姿)。初見から見たユーザーからは誰だお前とツッコミを入れるほど別人に変貌している。前作のラスボスとは一転能力も非常に高く、変化球はストレートがオリ変、SFF、チェンジアップである。
OBの所属するチームを破った高校チームはOBを引き抜きできるルールが追加。
ただOBチームを打ち破ったあかつき大附属高校の現役メンバーが猪狩兄弟以外「全員」スタメン落ちするのは若干不自然な気も。
アップデートでMAJORやダイヤのAとのコラボレーションが続投。
選手のレベルがパワプロ2020からパワプロ2021へ引き継がれないバグが発生した。(現在は修正済み。)
メダルシステム、OB加入システムは本作限りの要素になった。
隠しキャラ、マネージャー、コラボキャラを合わせて登場キャラは287人。
パワフェース・ワンはパワプロアプリではフリート高校の強化シナリオにて彩菊花高校が学長の資金でパワテレから借りてきたという設定で登場しており、彩菊花高校の選手たちはある目的のために飛び回っているらしい。
パワプロ2022
今回は宇宙開発企業のレイヴン・テクノロジーズが主催。パワフルテレビと新興企業のインフィネットの3社共同運営にて大会が開催。
2つの大会が行われ初回を除きどちらのトーナメントに参加するかを選ぶことになる。
新たに視聴率システムとスカウトシステムが登場。チームとして参加してないチームの選手をスカウトすることも可能。また仲間加入条件の「ホームランで加入」も若干緩和された。
しかしその一方でDH制廃止、後攻確定、5回戦の相手がアランのチームで固定など不評な要素も多数。(5回戦が固定なのはアランが片方で出場し、彼の野球のうまさで必ず決勝まで上がって来れると考えればしょうがないだろう)
初期マネージャーはレイヴン社製の小型AIロボットのクロン。
ライバルキャラのアラン・レイヴンがシナリオを進める最中でこれまでのプレイヤーに対し不穏な雰囲気を漂わせる笑みを浮かべる為、当初は彼がラスボスかと思われたが…?
隠しキャラ、マネージャーを合わせて登場キャラは315人。
終盤に登場するRAVENドームはパワプロ2022の発売1ヶ月前にパワプロアプリの月姫伝にてパワプロ2022に先駆けて登場した。
パワプロ2024
パワフェスアドベンチャーというタイトルに変わり、新たな舞台のスカウ島を巡ることに。
今回もパワフルテレビと新興企業のインフィネットとレイヴン・テクノロジーズの3社共同運営にて大会が開催。
歴代シリーズのボスと球場が再登場。今回はチームを率いて魔王のサッたんに挑むこととなる。
パワプロアプリのKONAMIドリームコラボに続きKONAMIの歴代キャラも参戦。
ミニゲームでキャラを勧誘する方式に変更。トーナメントを勝ち抜いていく前作までとは異なる形となりほぼ別物になっている。そしていきなりマップに登場するキャラを全員スカウトしていこうとすると時間がかかり、1周にかかる時間が長くなりユーザーによっては初回プレイで4,5時間かかったというユーザーも少なからずいる。
「仲間の人数制限がある所為で、パワター回収が難しい」「周回に仲間を引き継げる上、レベル上げが難しくなった所為で、メンバーを入れ替える必要が薄くなった」「チームデザイン解放の為に、ボスに対応するパワテレ関係者をボス戦に連れて行く必要がある」等チグハグな部分もある。
歴代ボスの再登場に伴い、過去作の出来事を覚えている設定に変わった(以前はパラレルワールド扱い)。とはいえボス戦でも観客が観客席にいて緊張感が減っていたり、パワプロくんがほぼ全員と面識があるような会話をしたり、歳上相手でもタメ口になっている部分がツッコまれている。
また、キャラが増えすぎた弊害かコンボの無い選手がかなりいる仕様となってしまった。その上コンボイベントの半分ほどが前作からの流用となっているためコンボイベントを楽しみにしていたユーザーからはコンボイベントを追加してほしいという声もある。
さらには前作同様に舞台が移動するためどの場所でどのキャラの組み合わせによるコンボイベントが発生するか情報無しでは見つけづらくなっている。
隠しキャラ、マネージャーを合わせて登場キャラは374人。
登場するチームとキャラ
パワプロ2024の図鑑番号順に記載。パワフェス関係者を除く記事へのリンクがないチームはパワフェスオリジナルのチームとなる。個別記事があるためリンクがあるがガールズチャレンジャーズもパワフェスオリジナルの連合チームである。
プロ野球レジェンズ※6 | プロ野球のレジェンド達 |
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三船ドルフィンズ※7 | 茂野大吾 佐藤光 佐倉睦子 |
MAJOR高校選抜※8 | 茂野吾郎 眉村健 阿久津 佐藤寿也 清水薫 清水大河 薬師寺 草野秀明 ジョー・ギブソンJr. |
青道高校※8 | 沢村栄純 降谷暁 御幸一也 小湊春市 倉持洋一 結城哲也 伊佐敷純 小湊亮介 増子透 |
稲城実業高校※7 | 成宮鳴 多田野樹 白河勝之 神谷カルロス俊樹 |
※1:パワプロ2016,2024にのみ登場する。
※2:ヒーローズ,2024にのみ登場する。
※3:パワプロ2018,2024にのみ登場する。
※4:パワプロ2020,2024にのみ登場する。
※5:パワプロ2022,2024にのみ登場する。
※6:隠しチーム。パワプロ2016~2022のみ登場する。
※7:パワプロ2018,2020にてアップデートすると登場する。
※8:パワプロ2018,2020にてそれぞれDLCを購入すると登場する(現在は終了)。
ヒーローズでのみ登場しているキャラ
チーム名 | キャラ |
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パワフルスポーツ | 白名逸多郎 浮島渡 |
ドリームバックス | 木良国育男 |
花ざかり高校 | 石神剣児 月山純 |
ハッスル大学 | 小野寺誠 大和田刹那 大和田羅刹 春風駿平 由良慎之介 |
熱風カーニバルズ | 静原冬威 亀梨玲音 |
大江戸ファイヤーズ | 桐生景吾 成地英明 |
なみはやコメディーズ | 千日前たかし 松屋町ひろし 淀屋橋高秀 |
マネージャー | 緒川未羽 山咲花子 |